『鍵盤楽器を始めたい!でも、いざ高価なピアノを買っても自分に弾きこなせるか不安』という方も多いのではないでしょうか。そんなときにおすすめなのが、「電子キーボード」。価格は電子ピアノよりも比較的安く、機能が充実したモデルが多いです。なお、本体・タッチともに軽いモデルが多く、初心者でも気軽に演奏できます。今回は、そんな電子キーボードの選び方とおすすめの機種を紹介していきます。
■ 電子キーボードの選び方
電子キーボードを選ぶときにチェックしたほうがよいポイントは、まとめて5つあります。①鍵盤数、②電源供給方法、③サイズ・重量、④電子キーボードならではの機能、⑤タッチレスポンスの有無と最大同時発音数です。
① 鍵盤数
基本的に88鍵盤で固定の電子ピアノとは違い、電子キーボードは用途によって多様な鍵盤数から選ぶことができます!ポータブルキーボードとして各メーカーから多く製品化されているのは61鍵モデル。小さなお子さまや初心者の方で、もう少し簡単に演奏したいという方には鍵盤サイズが小さい「ミニ鍵盤」を採用したモデル、もしくは44鍵モデルなどの鍵盤数が少ないものもおすすめです。
② 電源供給方法
電子キーボードはコンセントで接続する電源アダプターのほか、乾電池やUSBケーブルなどでも電源を供給できるモデルもあります。中には充電式のキーボードもあるため、「コンセントのない屋外でも演奏したい!」という希望のある方は必ずチェックしておきましょう。
③ サイズ・重量
持ち運んで演奏できるものや、お家に設置して邪魔にならないものを選ぶには、サイズと重量も大事なポイント。軽くてコンパクトなものであれば、どこへでもストレスなく運搬できるためオススメです!設置場所なども考慮してサイズ感や重さを確認しておくとよいでしょう。
④ 電子キーボードならではの機能
電子キーボードによっては鍵盤が光るものもあります。光に合わせて鍵盤を押すことで、楽譜を読めない初心者やお子さまでも簡単に演奏することが可能です。また、マイク入力端子やBluetoothでのオーディオ入力を装備し、弾き語りに最適なモデル。さらにはコードの判別やハーモニーバランスを確認し、演奏するうえでの基礎技術を効率的に学べるモデルなどもあります。用途に合わせた機能がきちんと備わっているかをあらかじめ確認しておくことが大事です。
⑤ タッチレスポンスの有無と最大同時発音数
本格的に演奏したい場合、タッチレスポンスの有無と最大同時発音数を確認しておきましょう。
タッチレスポンスとは、打鍵の力に合わせて音の強弱が変化する機能です。タッチレスポンス付きのキーボードは、生ピアノのように表現豊かに演奏が可能。
最大同時発音数とは、同時に出せる音の最大数のことです。最大数を超えた瞬間、最初に押した音から順に消えていきます。現在販売の電子キーボードは最大同時発音数64-128音程度が主流ですが、複雑なクラシック楽曲などを演奏したい場合は、256音程度のモデルを選ぶとよいでしょう。
さて、ここまで電子キーボードの選び方を5つの項目に分けて確認してきましたが、次は用途に合わせておすすめの電子キーボードを紹介していきます!
■ 最初の1台におすすめ!スタンダードタイプ3選
1. PLAYTECH ( プレイテック ) / PTK150
奥行き20cmのスリムな61鍵キーボード。鍵盤を押すのに合わせてLEDライトが光り、楽しく練習できます!Bluetooth接続に対応しているため、お手持ちのスマホなどの端末で音源を再生しながらそれに合わせて演奏することもできます。充電バッテリーを搭載し、コードレスでの使用にも対応。利便性が高く、とにかく気軽に楽しめます!
2. ROLAND ( ローランド ) / GO:PIANO GO-61P 電子ピアノ
楽器初心者にもおすすめなRolandのキーボード。61鍵ピアノタイプ鍵盤を搭載し、本格的な弾き心地を実現。持ち運びが簡単なコンパクトサイズ。エレピ、オルガン、ボイス系音色など40音色を内蔵し、さまざまな音楽スタイルに対応。Bluetoothでスマートフォンと接続し、音楽ライブラリーや動画サイトの音楽を再生しながら演奏を楽しめます。
3. PLAYTECH ( プレイテック ) / PTK200II ポータブルキーボード
多機能・高コスパの61鍵ポータブルキーボード。さまざまな音楽ジャンルを演奏できるよう、480種もの音色を内蔵。押さえたコードを画面表示できるコード辞典など、便利な機能が満載。最適な伴奏を付けてくれるアルペジエーターにより、初心者でも手軽に楽しめます!
■ 小さなお子さまや音楽教育の場におすすめ!3選
1. PLAYTECH ( プレイテック ) / PTK050
丸みをおびたフォルムが可愛らしい、32鍵のミニキーボード。小さな手でも弾きやすいよう、鍵盤サイズは小さめになっています。ボタン配置もシンプルでわかりやすく、少ない操作でさまざまな機能にアクセスできます。USBバスパワーにも対応しており利便性も抜群。お子様へのファースト・キーボードに最適です!
2. YAMAHA ( ヤマハ ) / PSS-E30 キーボード USB接続可
YAMAHAのお子様用ミニキーボード。重さは1.2kgと軽量。持ち運びにも便利です。楽器の音はもちろん、乗り物の音や動物の鳴き声など多くの効果音を出すこともできるためお子様の好奇心を刺激します。ドレミの音程や効果音を当てる「音当てクイズ」を内蔵し、知育楽器としても活用可能です!
3. PLAYTECH ( プレイテック ) / PTK070 ミニキーボード
コンパクトなのに多機能な44鍵ミニキーボード。音色は128種、リズムは200種を内蔵し、さまざまなジャンルの演奏を1台でかなえます。代表的な音色をワンタッチで切り替えできる便利なボタンを搭載し、曲中の音色の変更もスムーズです。初めて楽器を触るお子様に、また大人の趣味の演奏用など、幅広くおすすめのミニキーボードです。
■ 持ち運びにおすすめ!コンパクトモデル3選
1. PLAYTECH ( プレイテック ) / PFK61 折りたたみキーボード
半分に折りたたむことができ、収納・持ち運びに便利な61鍵ポータブルキーボード。リズムと音色はそれぞれ豊富な128種を内蔵しています。デモソングやメトロノーム、自動伴奏やボタンによるサステイン機能など、演奏の際に便利な機能も多数搭載。充電式かつ専用のソフトケースが付属するため、どこへでも持ち運んで演奏できます。
2. CASIO ( カシオ ) / Casiotone CT-S200 レッド 61鍵キーボード
スリム&スタイリッシュな61鍵ポータブルキーボード。自動伴奏やメトロノームなど、音楽を楽しめる機能が充実しています。多彩な400音色を内蔵。3.3kgと軽量かつ持ち手付きのため、そのまますぐに持ち運べます。アルカリ乾電池を用いて約16時間の連続駆動が可能です。
3. PLAYTECH ( プレイテック ) / PRP61BT ロールアップピアノ
薄型・軽量の61鍵ロールアップピアノ。折りたためばハンドバッグに入るほどのコンパクトさ。充実した音色とリズム数で、さまざまな音を楽しめます。Bluetooth接続によりお使いのデバイスの音楽に合わせて演奏も可能。楽しみが広がるポータブル鍵盤です。
■ 本格的な演奏がしたい方にオススメモデル3選
1. CASIO ( カシオ ) / CT-S1-76WE カシオトーン 76鍵キーボード
従来モデルよりも多い76鍵盤を装備し、クラシックピアノ曲をはじめ、さまざまな音域の曲を演奏可能。どこでも演奏できるよう、コンパクトで軽量に設計されています。ボタン数を最小限に絞りつつ、目的の操作を瞬時にできるようレイアウト。シンプルさにこだわった操作性とデザインが魅力です。アンプ出力は6.5W×2と、迫力のある響きを堪能できます。
2. ROLAND ( ローランド ) / GO:KEYS 5 GOKEYS5-GT ポータブルキーボード
スタイリッシュでスリムなボディに機能が満載のROLANDの61鍵ポータブルキーボード。FANTOMシリーズと同じ音源を採用し、1,000種類以上の高品位な音色を装備。強弱表現に対応した鍵盤によって、さまざまな表現が可能です。パッシブラジエーター方式のスピーカーによるクリアで高品質なサウンドを実現しました。
3. YAMAHA ( ヤマハ ) / CK88 ステージキーボード
CPシリーズ、YCシリーズを継承した、88鍵ステージキーボード。グランドピアノ「CFX」「S700」など、ライブで活躍する高品質363音色を搭載。瞬時に設定・操作可能な「One-to-One」スタイルのUIを採用。アコースティックピアノのタッチを再現した88鍵 グレードハンマースタンダード(GHS)鍵盤搭載モデルです。
■ 使いこなせるとカッコイイ!モデル3選
1. PLAYTECH ( プレイテック ) / PTK500
PLAYTECHのフラグシップモデル、61鍵ポータブルキーボード。タッチパッドやピッチベンドホイールで直感的に音色を操作可能です。内蔵マイクを使用して録音し、キーボードの演奏に使用できる「サンプラー機能」も搭載。最適な伴奏を付けてくれるアルペジエーターにより、初心者でも手軽に楽しめます。
2. CASIO ( カシオ ) / Casiotone CT-S1000V Vocal Synthesis搭載キーボード
CASIO独自の新音源技術「Vocal Synthesis」を搭載した61鍵ポータブルキーボード。歌詞と声色の情報を組み合わせて歌声を生み出します。「コンプレッサー」「フェイザー」「ディストーション」「ワウ」など多彩なエフェクトを装備し、表現も自由自在。スマホやタブレットから好きな音を音源化できるサンプリング機能も搭載しています。
3. YAMAHA ( ヤマハ ) / sonogenic SHS-500B ショルダーキーボード
YAMAHAのショルダーキーボード、「ショルキー」という愛称でも親しまれています。37鍵の軽量コンパクトサイズ。踊ったり、歌ったりしながらパフォーマンスが可能です。ステージなどでの演奏にも最適!電池駆動にも対応しています。シンセサイザー、ギター、ベース、ピアノ、弦楽器、管楽器、ドラムなど、30音色を搭載し、さまざまなジャンルの音楽を演奏可能です。
■ あとがき
以上、5つの項目に分けて15点ご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。ここまでたくさん紹介してきましたが、最後はやはり自分がビビっときたものを選んでしまうのもいいと思います!このブログがみなさんのキーボードデビューの参考になれば幸いです。