前回は楽器の選び方とおすすめシンセサイザーについて紹介させていただきました。今回は演奏時によく使う機能や音色、あると便利なキーボードアクセサリーについて紹介したいと思います!
便利機能その1 フェイバリット機能
こちらは簡単に言うと、自分が使用したい音源をすぐに呼び出すことができる機能。初心者向けのシンセサイザーであれば、ほとんどフェイバリット機能は対応しています。KORG/KROSSシリーズの場合、画像右上の1から16のパッドに音色を保存することも可能。複数の音源を使用する曲を演奏する際もボタン一つで簡単に音色を変えることが出来ます。

便利機能その2 レイヤー・スプリット機能
こちらのレイヤー機能は音作りを行う際によく使用する音を複数重ねる機能。また、スプリット機能は全体の鍵盤を左右に分けて、異なる音色を振り分けるのに便利です。レイヤー機能を使うメリットは、音色に厚みを持たせることができる点。よって、ギターやドラムなど、他の楽器に負けることなく演奏を行うことが出来ます。例えば、左手はコードを鳴らしながら、右手はアルペジオを弾くといったことが出来る点です。また、ボタンを押すことなく、即座に音の切り替えも可能になります。 ちなみにRoland/FA06のように、16パートの音色を同時に重ねたり、鍵盤を分けたりすることができるシンセサイザーもあります。

便利機能その3 サンプラー機能
こちらの機能はパッドに録音することができる、というものです。事前にパッドに録音しておけば、ライブ演奏中にボタンを押すだけで音源を流すことができます。また、ちょっとした効果音を録音して使うのにも最適な機能です。

次にシンセサイザーを始める方にはぜひあった方がいいキーボードアクセサリーについて紹介します。
便利アイテムその① フットスイッチ
こちらはON/OFFスイッチやサスティンペダルとしても使用可能です。おすすめの使い方としては、曲中で複数の音色を使用する際、切り替えスイッチとして使用する方法。別途シンセサイザー内で設定をする必要はあるものの、演奏がとても楽になります。他社製のペダルを使うと意図しない挙動をすることがあるため、使っているシンセサイザーと同じメーカーのフットスイッチを購入することをおすすめします。


便利アイテムその② ダンパーペダル
次も同じくペダルです。ピアノをやったことがある方ならご存知の、少し重めのペダルです。主にピアノ音源を使用する際、音に余韻を持たせるために使います。ダンパーペダルは便利アイテムというより、むしろなくてはならない必須アイテムかもしれません。こちらも、使用しているシンセサイザーと同じメーカーのペダルを購入してください。(異なるメーカーのペダルの場合、極性が合わない場合もあります。)

