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MIDIキーボードとは? DTM初心者にもおすすめの選び方!

MIDIキーボードとは?

DTM初心者にもおすすめの選び方!

DTMに便利なMIDIキーボード。
初心者にも分かりやすくどう使うのか、選ぶポイントと合わせて鍵盤数ごとのおすすめモデルもご紹介していきます!

目次

MIDIキーボードとは?

MIDIキーボードとはMIDI(ミディ)と呼ばれる演奏情報をDAW(作曲ソフト)に入力するためのコントローラーです。基本的には必ずパソコンと下図のように繋げて使用します。鍵盤を弾いた情報を別途ソフトウェア上で音に変換、オーディオインターフェイスを通じて外部に音声を出力をするという流れになります。※パソコンへMIDI情報を送信するための製品となり、キーボードだけで音を出すことはできません。

MIDIキーボード、オーディオインターフェイス、PCの信号、音声の流れ

MIDIキーボードはDTMをやる上でとても便利なため、鍵盤を弾かない方も含めて多く導入します。MIDIキーボードがない場合、例えば楽曲のベースパートを作るとして、画面上の音階をクリックしベロシティー(音の強弱)数値を入力するというアクションが1音ずつ必要になってきます。しかしMIDIキーボードがあれば、「打ち込みたい音階を好みの強さで押す」という短いアクションでスピーディーに入力作業を進められます。
他にも複数の音を同時に鳴らす和音の入力、音階によってどんな音なのかの確認や、思いのままにフレーズを弾いてインスピレーションを膨らませるといった、楽曲制作の上で欠かせない作業をスムーズに行えます。

MIDIキーボードを選ぶうえで主なポイントは4点あります。

① 鍵盤数

主な種類:37鍵以下、49鍵、61鍵、88鍵

鍵盤数が多いほど音域の広いフレーズを演奏でき、ソフトウェア・サンプラー等で多数の鍵盤へサンプル・アサインをしている状況でも素早くアクセスを行えます。
88鍵はピアノ曲など本気で演奏をする方におすすめ。
61鍵、49鍵はある程度の演奏に対応できる音域の広さとサイズ感のバランスが良く、最もポピュラーな鍵盤数。ある程度の演奏性も確保したい場合は61鍵、省スペースを優先する場合は49鍵が選ばれます。
37鍵盤以下はコンパクトゆえに設置場所の自由度が高く、手軽に持ち運ぶ事も可能です。低価格なモデルも多く、導入のしやすさにも優れます。

※鍵盤数が少ないモデルでも基本的に「トランスポーズ」という機能により、鍵盤の音域を変更することができます。この機能があるモデルでは鍵盤数が少なくても、手間はかかりますが低い音から高い音まで打ち込んで行くことが可能です。

② 鍵盤タイプ/鍵盤タッチ

鍵盤タイプ:フルサイズ(フルキー)、ミニサイズ(ミニキー)

ピアノと同じ鍵盤サイズのフルサイズ(フルキー)、フルキーよりもサイズが小さいミニサイズ(ミニキー)に分かれます。特に理由がなければフルキーを選ぶ事が一般的ですが、演奏性よりコンパクトさを重視する場合ミニキーが選ばれます。

鍵盤タッチ:ライトタッチ、セミウェイト、ピアノタッチ(ハンマーアクション)

鍵盤を押し込んだ際の重さ(タッチ)です。
最も多くのMIDIキーボードで採用されているライトウェイト。軽く鍵盤を押し込めるため、手軽に演奏MIDIデータ入力がおこなえます。ピアノタッチは、リアルなピアノのように重い鍵盤の弾き心地を再現。音の強弱による繊細な表現を得意としますが、シンプルなMIDIデータ入力のみの用途には向きません。セミウェイトはライトウェイトとピアノタッチの中間となる重さ。初めてのMIDIキーボードであったり、もしくは特に好みがない場合はライトウェイトが選ばれます。

③ コントロール部

MIDIキーボードのコントロール部

フェーダー&ノブ

ソフトウェア上のパラメーターと連動させて、ボリュームやフィルター等のパラメーターをリアルタイムにコントロールするために使用されます。

パッド

主にドラム等の打ち込みに使用されます。パッドは鍵盤に比べて押した際のMIDIデータが送信される地点までのストロークが短く、形状的なメリットもありドラム打ち込みにより適しています。

トランスポート

DAWソフト側が対応していれば、再生やレコーディング開始等をボタンに連動させて操作が行えます。

ピッチ/モジュレーション

ソフトウェア音源上で発音中の音をリアルタイムでピッチ上下、デフォルトでアサインされているモジュレーション系ステータスのパラメーターを上下させることができます。

④ 端子部

MIDIキーボードのコントロール部

USB端子

パソコンとUSBケーブルで接続、ソフトウェアへMIDI情報を送信します。
電源もUSB端子から供給される「バスパワー」に対応しているモデルも多く存在します。

フットスイッチ端子

別売りの対応するサスティンペダルをつなぐことにより、ピアノらしい音を伸ばす表現が可能です。モデルにより別途EXPRESSIONペダルなど、さらに多くの表現を行えるペダル用の端子を備えている場合があります。

MIDI端子

MIDI端子をもつ機材との接続に使用します。
※パソコンとの接続には使用しません。

37鍵以下の機種例

省スペースに設置出来て、簡単な打ち込み作業に最適な37鍵以下のモデル。コンパクトさを追及し独自のスリム・キーを採用するnanoKEY 2 WHやミニ32鍵盤のKeystation Mini 32。フルキー25鍵盤とノブx8によりコンパクトさとフレキシブルな打ち込みにも対応するLaunchkey 25 MK3など個性的な機種が揃っています。

49鍵盤の機種例

37鍵以下のモデルよりも広い音域をカバーしつつ、手軽さも両立する49鍵盤。ライトキーのSE49、セミウェイトのCarbon 49、ノブやフェーダーによる鍵盤以外のリアルタイムなMIDIパラメーター入力も得意とするLaunchkey 49 MK3などをラインナップ。

61鍵盤の機種例

鍵盤数が多く、音域の広いキーボードらしい演奏に対応しつつ豊かなバリエーションが揃う61鍵盤。シンプルな打ち込みに最適なKeystation 61 MK3や、MIDIパッドやフェーダー等の豊富な操作子に加えてパラメーターの視認性に優れるディスプレイ付きのSL MKIII 61など多彩なモデルが用意されています。

88鍵盤の機種例

低音部から高音部まで広く使うような楽曲の打ち込みに最適な88鍵盤。ハンマーアクションを採用しているタイプでは、ピアノに近い演奏感をもっており繊細な表現も可能です。

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