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【製品レビュー】WARM AUDIO / WA-87jr SE by さいとうりょうじ

2026-01-29

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」, 音響機材

音楽制作の現場において「87」という数字が持つ意味は非常に大きい。

数多くのレコーディングを支え、後世のマイクデザインにまで影響を与えた名機の系譜。
その名を冠したモデルとなれば、期待値が高まるのは当然だろう。

WARM AUDIO ( ウォームオーディオ ) / WA-87jr SE

WARM AUDIO ( ウォームオーディオ ) / WA-87jr SE

筆者は普段から同社の WA73-EQ を制作環境で愛用しており、WARM AUDIOのサウンドメイクに対する姿勢には以前から信頼を置いている。

今回は普段の仕事でもお世話になっているレコーディングスタジオ「ガンボスタジオ」にて試奏を行った。

今回は、アコースティックギターと自身の声を収録し、検証する。

比較として SHURE SM58 を並べて収録した。

アコースティックギター

まずはアコースティックギターを収録。

音を聴いた瞬間に感じるのは、ローエンドからハイエンドまでの滑らかなつながり。

特に高域の質感は非常にシルキーで、耳に刺さらず、それでいて存在感がある。

ストローク、ミュート、アルペジオと奏法を変えてもキャラクターは崩れず、常に“完成された「誰が聴いても良い音」”がそこにある。

プロ用マイクらしい品のある質感だ。

■ WARM AUDIO WA-87jr SE Acoustic Guitar

■ SHURE SM58 Acoustic Guitar

ボーカル

続いて男性ボーカルを収録。

ギターと同様にローエンドの安定感、滑らかなハイエンドに加え、奥行きの表現力が非常に優秀だった。

空気感を捉える能力はコンデンサーマイクにとって重要な要素だが、本機はその点で明確なアドバンテージを感じた。

安価なマイクは一見煌びやかに聞こえても平面的になりがちだが、WA-87jrはその平たい感じがなく空間の奥行きを聞くことができた。

ミックス時の扱いやすさも想像しやすく宅録のファーストチョイスで問題ないと思う。

■ WARM AUDIO WA-87jr SE Vocal

■ SHURE SM58 Vocal

総評

終わってみれば、とにかく好印象。

バランスが良く、どんなソースにも汎用性が高く、悩みなく使えるハイクオリティマイク。

“売れているものには意味がある”という言葉を、そのまま体現した一本。

本家87が愛された理由と同質の普遍性を、この価格帯で感じられるモデルだ。


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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さいとうりょうじ

作曲家/ギタリスト/シンガーソングライター
2016年に発売した自身の歌うソロアルバム「ME AND SIX STRINGS」がiTunesブルースチャート初登場1位獲得し高い評価を得る。2018年にセカンドアルバム「MySweetAllergy」を発売し映画館でミュージックビデオを上映する前代未聞のリリースライブを敢行。 菊池風磨、Rin音、asmi、ヒプノシスマイク、大森靖子、「シャキーン」、「しなぷしゅ」等、作曲家・ギタリストとしても幅広く活動。
WEB http://saitoryoji.com/

WARM AUDIO / WA-87jr SE Black

WARM AUDIO

WA-87jr SE Black

¥29,800(税込)

ラージダイアフラムコンデンサーマイク

ブログ有り

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WARM AUDIO / WA-87jr SE Nickel

WARM AUDIO

WA-87jr SE Nickel

¥29,800(税込)

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