最初は全く別の商品カテゴリーを担当していた筆者が、サウンドハウスでギターカテゴリーを担当するようになって早幾年。なんだかサウンドハウスのハイゲイン化が進んでいるように思う今日この頃です。
皆さんハイゲインは好きですか?好きですよね?!
というわけで今回は、サウンドハウスで取り扱っているハイゲインサウンドに特化した商品を取り上げてみようと思います。
1. SOLAR GUITARS ( ソーラーギターズ ) / CHUG
デスメタルバンドTHE HAUNTEDのギタリストであるOla Englundが主催するギターブランド「SOLAR GUITARS」。そんなSOLAR GUITARSがリリースした最初のエフェクトペダルがこの「CHUG」です。
コンパクトな筐体に収められた多数のコントロールが最大の特徴。BASS / MIDDLE / TREBLEの3バンドEQに加えて、超低域を調節するDEPTH、超高域を調節するPRESENCEも装備。さまざまな機材、環境で最強のメタルサウンドが作れます。ノイズゲートも搭載しており、リフを切れ味鋭く演奏したいメタルギタリストにはうってつけの1台です。
コンパクトな1チャンネル仕様のため、ソロで中域を持ち上げたいときなどは、別途ブースターを用意してもらったほうが使いやすいかもしれません。
メタルならTS系でブーストするのが定石ですが、クリーンブーストを得意とする下記もおすすめです!
■ WARM AUDIO ( ウォームオーディオ ) / Centavo
2. Laney ( レイニー ) / IRF-LOUDPEDAL
サウンドハウスが代理店を務める英国のアンプブランド「Laney」。ハイゲインを得意とするIRONHEARTシリーズのサウンドをコンパクトかつ軽量な筐体に収めたペダル型ギターアンプが「IRF-LOUDPEDAL」です。
2チャンネル仕様となっておりEQは共通ですが、それぞれのチャンネルでVOLUME、GAIN、サウンドキャラクターを調整可能。独立してON / OFF可能なブーストを備え、ドライブサウンドからハイゲインでのバッキング、そしてリードまで1台でこなせる優等生です。
8オーム時60Wのアンプヘッドとしてキャビネットに接続して使うのはもちろん、歪みペダルとして使用したり、DIアウトからPAへ直接信号を送ったりすることも可能。
Laney伝統のサウンドに現代で求められる機能を満載した1台と言えます。
3. Victory Amps ( ビクトリーアンプ ) / V4 The Kraken Preamp
同じくサウンドハウスが代理店を務める英国のアンプブランド「Victory Amps」。コンパクトかつ高品位なサウンドのアンプを多数ラインナップし、Guthrie GovanやRichie Kotzen、Rabea Massaadらが使用していることでも有名です。
そんなVictory Ampsのラインナップの中でもハイゲインを得意とするのが「Kraken」シリーズ。「V4 The Kraken Preamp」はそのサウンドをペダル型のプリアンプに凝縮したモデルです。
EC900 x1、CV4014 x3の合計4本の真空管により生み出されるハイゲインサウンドはまさにアンプそのもの。4ケーブル・メソッド(4CM)に対応しており、サウンドだけでなく使い勝手にも優れています。プリアンプとしてリターンに接続しての使用のほか、手持ちのアンプに「Kraken」のハイゲインサウンドを追加するような使い方も可能です。
4. Victory Amps ( ビクトリーアンプ ) / V4 Kraken Power Amp TN-HP
先ほどの「V4 The Kraken Preamp」にパワーアンプを追加したのがこの「V4 Kraken Power Amp TN-HP」。4オーム時180Wという大出力を持つペダル型ギターアンプです。
パワーアンプに加えてTwo Notesのキャビネットシミュレータを搭載したDIアウトも備えているのが大きな特徴。Rabea Massaadによる6種類のキャビネットシミュレータを搭載しています。
USBでPCと接続すれば、Two Notesのソフトウェア「TORPEDO REMOTE」で作り込んだサウンドを本体にプリセットすることも可能。PAへ直接信号を送るほか、レコーディングでも重宝する機能です。
正直、可搬性ではHELIXやKemper Stageのようなデジタルプロセッサーに勝てませんが、ハイゲインな真空管アンプをペダルボードに入れて持ち運べる!ってロマンですよね。ロマン武器です。聖剣や雷鎚に心躍るメタルギタリストなら必携のアンプと言えるのではないでしょうか。
そんなわけで、サウンドハウスで手に入るハイゲイン特化機材を紹介してきました!
いろいろ書きましたがざっくり言うと、コンパクトにハイゲインサウンドを実現したい人には「CHUG」を、軽量なハイゲインアンプが欲しい人にはLaneyを、真空管のサウンドにこだわるならVictory Ampsをおすすめってことになります。
ぜひ気になった機材をニューギアして、素敵なハイゲイン・ライフを!!