電子ドラムだから安心?実は見落としがちな防振対策
いにしえよりドラマーを悩ませてきた自宅での練習方法。それを解決すべく誕生したのが「電子ドラム」。
打面(パッド)を叩くことで、その振動をセンサーで受け、サンプリングされた音をスピーカーやヘッドホンから聞くことができます。内蔵音源の種類も豊富で、アコースティックドラム以外にも豊富な音源を自由に選べるという魅力もあります。
「ヘッドホンで音を聞けるから、いつでも練習できる!」
それが電子ドラムのメリットですが、実際に使ってみるとあることに気付きます。
「振動音が気になる・・・」
そう、ハイハットやバスドラムを踏んだ際の、物理的な打音や振動。音はヘッドホンから聞こえるものの、これが結構気になります。
そんな悩みを解決する新商品がTAMAより発売されました!
その名も
ISO-BASE SOUND REDUCTION PAD(アイソベース サウンド・リダクション パッド)
ドラムペダル、ハイハットスタンドの底面にセットするだけで、防振効果の得られる便利アイテムです。
ラインナップは以下の2種類。
TIBP1 Pedal Pad | TIBL1 Leg Pad |
---|---|
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素材:EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム) 寸法:幅 170×長さ 455× 厚み20mm 重量:700g |
素材:EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム) 寸法:幅62 × 長さ77 ×厚み30 mm 重量:60g |
ハイハットペダルやバスドラムペダル用の「TIBP1 Pedal Pad」とスタンド脚部やバスドラムスパーの脚ゴム部用の「TIBL1 Leg Pad」の2タイプです。
詳しく見てみましょう!
ラバー一体成型パッドの底面に、半球状の防振機構を配置!
(底面)


ラバー一体成型された各パッドの底面に、小さな半球状の防振機構が配置されています。
これにより、常に最適な状態にゴムの反発が保たれます。そのため、安定性が高く演奏時のグラつきを抑えます。また、本体自体の重量もTIBP1 Pedal Padが700g、TIBL1 Leg Padが60gと軽量設計です。
こういった防振のラバー製品は手に持つと「重っっ」と感じることが多いのですが、その軽さにびっくりします。「可搬性にも優れます」と謳っている通り、持ち運ぶのに苦のない重さです。
ペダル、スタンドの下に敷くだけでセット完了!
セッティングは、ペダルの底面とスタンドの脚ゴムの下に敷くだけ!簡単! 消音対策(メッシュヘッド等)を施したドラムセット、練習キット、電子ドラム等メーカーを問わずご使用いただけるのも嬉しいポイントです。

「TIBP1 Pedal Pad」はバスドラムペダル・ハイハットスタンドの底面にセットし、使用します。
26個もの半球型防振機構が底面に配置されています。これにより、安定した演奏が可能です。また、パッド本体はラバーで一体成型されているためパッド自体の共振も抑えられ、振動を吸収します。
また、低床かつコンパクトなデザインのため、例えばツインペダルで使用する際、他のスタンド脚と干渉しません。また、ペダルプレートの形状に沿った形状のため、見た目にもスマートです。
「TIBL1 Leg Pad」は、スタンド脚部やバスドラムスパーの脚ゴム部の下にセットします。
また、バスドラム脚で使用した際、演奏中に脚部がパッドからずり落ちることを防ぐ「壁状ストッパー」付き。

この「壁状ストッパー」が演奏中に気になる、脚部が前後左右に動くことを防ぎます。
(バスドラムスパーの先端にスパイクがある場合、半球の凹部に差し込んで使用すると、より効果的です!)
注意点としては、TIBP1 ペダルパッドは単体での使用はできず、TIBL1レッグパッドと組み合わせる必要があります。
実際に使ってみた感想
底面の半球型防振装置ががっちりと床にフィットしているため、防振効果を感じるのはもちろんですが演奏時に地味~に気になる楽器のズレも軽減されていて、ストレスフリーで演奏できます。
自宅練習で電子ドラムを使っている方はもちろん、ドラムをたたいていてキックペダルやハイハットの位置がずれてしまうとお困りの方にとっても救世主となりうるアイテムです。
注意点としては、TIBP1 Pedal Padは約3cm、TIBL1 Leg Padは約2cmの厚みがあります。微妙な高さの変化が気になる場合は、スタンドの高さを調節するなどするとよいでしょう。
防振対策でお悩みの方、電子ドラムをご検討中の方、ご自宅での練習がますます捗るISO-BASE SOUND REDUCTION PAD(アイソベース サウンド・リダクション パッド)
この機会にぜひご検討ください!