今回は、私が使っているドラム用消音アイテムについてご紹介します。
自宅で練習する際、生ドラムだと音が大きすぎて近所迷惑になる。電子ドラムもいいけど、生ドラムでリアルな打感、表現力を感じながら演奏したい!
という方におすすめです。
■シンバルの消音
最も安価かつ手軽なのは、シンバルにゴムパッドを載せる方法です。ゴムパッドの場合、シンバルの繊細な響きは失われてしまいます。
近年、消音を目的とした穴あきシンバルという、画期的な商品が出てきました。ZILDJIANがL80という商品で先駆けて以降、瞬く間に人気が広まり、各メーカーもこぞって穴あきシンバルを発売しています。シンバルの繊細な表現力を失うことなく、音量を80%軽減したとされており、より自然な感覚で練習できます。
ZILDJIAN (ジルジャン) / L80 Low Volume 14" HiHats Pair
PLAYTECH(旧ZENN)(プレイテックゼン) / ZLQ14 HIHAT
■タム、スネアの消音
こちらもゴムパッドを載せる方法が安価で手軽です。打感はやはり、ゴムを打っている感じになります。よりリアルな打感と静粛性を実現したい方には、メッシュヘッドをオススメします。メッシュヘッドは意外と耐久性があり、練習にガンガン使えます。
特に私のお気に入りはRoland / V-Drumsに張られているREMO製の2ply(2枚重ね)ヘッド。心地よい音色とリアルな打感が特徴です。ドラムセット用の大きな口径のものは、Power Ply という製品名で提供されています。
ROLAND (ローランド) / MH2-14
TAMA (タマ) / MH12T
■バスドラムの消音
バスドラムの消音には、ゴムパッドやメッシュヘッドなど、方法はいくつか考えられます。私がおすすめするのは、打面がスポンジになっているビーターを使うことです。これを使えば、一番お手軽に、リアルな打感を損なうことなく、劇的に音量を抑えることができます。
TAMA (タマ) / BSQ10S
■スティックの消音
バスドラムのビーターを変えて消音を試みたように、シンバルやタムなどの打面に手を加えるのではなく、スティックを工夫するというのも選択肢の一つです。スティックにも消音できるアイテムが多数あります。大まかには、ブラシ系、ロッズ系、スティックの先につけるゴム系の3種類に分類できます。ロッズ一つをとってみても、材質やデザインの異なる様々な製品があります。
PROMARK (プロマーク) / HOT RODS
VATER (ベータ) / VBLM
TAMA (タマ) / TCP20
VIC FIRTH (ヴィクファース) / VIC-UPT
皆さんも環境に合わせていろいろな消音方法を試してみてください。