
こちらのエフェクターは10年以上前に作ったバッファーブースターです。
音や使い勝手は好きなのですが何か変化が欲しい。ノブか?スイッチか?
そうだ、LEDの色を変えよう!
ということで今回はエフェクターのLED交換について書いていきます。
交換する前にLEDについて軽く説明します。
LEDとはLight Emitting Diodeの頭文字で光る半導体という意味です。日本では発光ダイオードと呼ばれています。
日常生活のあらゆる所で使用されておりLEDを見ない日はないのではないでしょうか。

LEDの種類も数えきれないほどありますが、今回はエフェクターなので画像のタイプのLEDを使用します。小さい方が3mm大きい方が5mmのサイズでLEDを入れるソケットが3mm用なので3mmのサイズから選びます。

LEDは極性があり順方向に電圧を加えると発光します。脚が長い方がアノード(+)短い方がカソード(-)で、アノード側からカソード側へと電流が流れます。
エフェクターに使用している電源がDC9VなのでそこからLEDへ分配します。
ここで大事なのはアノード側カソード側どちらでもよいので抵抗を必ずつなげること。
抵抗をつなげずに電圧を印加すると一瞬だけ強く光って二度と光らなくなります。
では、何Ω(オーム)の抵抗をつなげれば良いのか?
実はLEDは色や輝度のタイプ、作られたメーカーで光り方や特性が違っています。スペックシートがあれば簡単な計算式で何となくどの程度の光り方をするのか分かるのですが、ない場合が多いかと思います。その場合は実際に抵抗につなげてチェックするのが良いです。

2.2kΩの抵抗をつなげて9Vを印加してみました。
ぱっと見た感じ青と赤が明るく、オレンジと黄色は光り方が弱く見えます。
今回は青色LEDにしようと思うので、抵抗値を変えて光り方の変化を見てみます。

100Ω
画像では伝わりにくいですが、眩しくて直視し続けられません。

2.2kΩ
程よい明るさ、エフェクターONにした際に存在感ある感じ。

4.7kΩ
ちゃんと光っていますが明るい場所だと分かりにくいかも。

ということで今回は存在感のある2.2kΩの明るさにしました。
クールな感じでかっこよくなりましたね。
裏蓋を開けてLEDがすぐに見えるタイプのエフェクターであれば、比較的簡単にLED交換できたりします。分解や改造は破損の原因になる可能性や保証が効かなくなりますが、古いエフェクターのメンテナンスついでにLED交換するのもさらに機材に愛着が沸いて良いと思います。(やる場合は自己責任でお願いします。)