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現役バンドマンが語る、~エフェクターボード~

2021-05-11

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」

傷彦 & ホーリー 傷彦 & ホーリー

今回はね、僕の箱庭をみてもらうよ。

箱庭?これはサウンドハウスのコラムですよ?

エフェクターボードとも言う。

とも言う(笑)まあ、たしかに箱庭的ではありますが。

ね、男のロマン!エフェクターボードを見てくれたまえ。でもまあ、ホントの箱庭だとしてもサウンドハウスはフェス・アウトドアグッズも取りそろえてるから良いかと思って…。

さすがに造園までは…(笑)あ、ひょっとして何種類かあります?

分かるかね?

傷彦さんはいくつかプロジェクトやってますもんね。

そうそう。でもボードまで常備してあるのはザ・キャプテンズ用とザ・ショウワーズ用のふたつ。

なるほど。じゃあどちらを?

本日はザ・キャプテンズ用を。

では、早速見てみましょう。拝見!

これはまた…シンプルというか何というか…。

うん!エフェクターが大好きで一時期は50個以上所有していた僕がたどり着いた答えがコレだよ。

えーと、チューナー含めても三つ?ですか?

うん。接続順に紹介するよ。まずはBOSSのペダルチューナー、TU-3W

技クラフト仕様ですね。

長年BOSSのペダルチューナーシリーズを使ってきたんだけど、これはバッファの感じも気に入ったし、ブルーに光るのがカッコよくてね。

なるほど。バッファとしての評価ですね。バッファとは、ギターからの信号をハイインピーダンスからローインピーダンスに変換する装置。信号はローインピーダンスのほうが劣化しにくいと言われてますからね。多少は音の変化がありそうですけど…その変化が気に入った、ということですね。(ハイインピーダンス・ローインピーダンスの説明は…また機会あれば/笑)そして次は?

これまたBOSSのディストーション。名盤のDS-1の、いわゆるモディファイ品だ。

モディファイ。改造したりカスタムしたりすることですね。因みに、どういう改造なんですか?

keeleyのモディファイで、ゲインと低音がアップ、だそうだ。透明なノブとLEDの光り方がカッコいい。

さっきから光り方ばかり…光り方重視?(笑)これはどういう時に踏むんですか?

コード弾きの厚みを増したい時だね。

なるほど。低音を持ち上げてるからうってつけなのかな。あ、もう最後ですね。早!

えー、やはりBOSSのアングリードライバー

JHSとのコラボエフェクター、でしたっけ?これ、リリースされた時から気にしてましたもんね。出た当時はなかなか楽器屋に出回らなくてあちこち探してましたね。

そうそう!何度楽器屋に通ったことか…(遠い目)しかし、これは最高だよ。大げさじゃなくて、一生使えると思う!

高評価ですね!添い遂げる覚悟!(笑)

これはブルースドライバーとアングリーチャーリーディストーションの切り替えが出来て、僕は基本的にブルースドライバーを常時オン。単音フレーズの時にアングリーチャーリー成分を足す感じで使ってるよ。もちろんLEDの光り方もカッコいい。

光り方!やはり、そこはマストか(笑)

足下にはこのみっつを並べているけど、実質チューナーとアングリードライバーだけあれば充分ライブで戦えるね!

おお、すごい自信だ。厳選したからこその自信ですね。

ザ・キャプテンズではギタリストのジャッキーが色んな音色を担ってくれるので、僕はシンプルなコードストロークとかが多いんだ。だから足元も少なくていいし、その方がトラブルも少なくなるし、良いのさ。

たしかにジャッキーの音色も多彩ですし、テッドさんは芸達者ですし…

そうだね!そして、エフェクターボード自体は、BOSSのBCB30

ボスコン(BOSSのコンパクトエフェクターの略です。念のため)に合わせて設計されたボードですね。まさにBOSSで揃えたからこそなせる技!

うんうん。ボスコン三個しか入らない、この潔さ!

さすがです(笑)

軽いし、セッティングもラクだし、いいよ!

ライブ時のセッテイングは、テッドさんか自分がやってますけどね(笑)

王子だもん!

はいはい、そうですね。あ、そういえばパワーサプライは?

なんと今ドキBOSSアダプターからのDCパラレルコード分岐でまかなってます!

分岐!たしかに今どき見ませんね…これもボスコンで揃えたからこその技?一般的なエフェクターは9Vが多いけど、最近は18V仕様とか結構ありますもんね。ところでエフェクターボード周りで何か実戦向けの工夫なんてありますか?

BOSSで揃えてること自体が実戦向けなんだけどね(笑)

そりゃそうですけど(笑)踏みやすいし。

あとは…最後のエフェクターのアウトプットジャックから出るシールドが抜けないように、エフェクター側に力が行くようにシールドをたわめた状態で養生テープでバミる。

あぁ。「たわめた状態」というのが大事ですね。場合によってはジャック部分に無駄に負荷がかかっちゃいますもんね。

あとは歌いながら踏みやすいように、踏む部分にマスキングテープを貼ったりね。

なるほど。ボーカル・ギターならではの工夫ですね。

こんなところかな!ザ・キャプテンズ用のは数が少ないからもう終わっちゃった。

いや、でも厳選された精鋭たちで固めた良いボードだと思います。

えー、では次回はホーリーのボード拝見!

いいですけど、どれにしようかなー?

さすが!七つの箱庭を持つ男!

そんなに持ってへんわ(笑)。せいぜい…三つかな?

え!僕は中身のエフェクターが三つなのに、ホーリーはボードが三つ?

ま、まあ…。

しかも3段積み?

3段積み?マーシャルアンプか!どないして踏むんや(笑)

(無視して)では、また次回!そう、すべては?

愛ゆえに!


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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傷彦 & ホーリー

一風変わったギター・ベース・エフェクターを愛する二人の現役バンドマンの対談形式でお送りしていきます。

傷彦(kizuhiko) 最後のグループサウンズ、ザ・キャプテンズのリーダー。
website www.thecaptains.jp
twitter https://twitter.com/captains_kizu

ホーリー(horry) ナショヲナル、らいむらいと、Sバのベーシスト。
website www.nacional.jp
twitter https://twitter.com/headless_bass

 
 
 
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