DTMやレコーディングでは中核となるオーディオインターフェイス。音質を追求したい一方で、ライブや配信など人目に触れる機会もある方や、ファッション感覚豊かな方は、そのデザインや手持ちの機材とのコーディネートにこだわりたいという方も多いと思います。
機材のルックスと音質は直接関係ないようにも思えますが、個人的には、デザインは機能性とは切っても切り離せない関係性にあると思います。その機能性はメーカーの開発コンセプトとも大きく関わってくるため、音質へのこだわりにも大きくつながってくるようです。そのため、洗練されたデザインの製品は音質も洗練されているということが多いように感じます。音質に妥協しない製品はルックスの細部にも妥協しない、ということが言えるのではないでしょうか。
そんなわけで、今回は見た目から素敵なオーディオインターフェイスをセレクトしてみました。

音質もデザインも洗練されたおしゃれオーディオインターフェイスの代名詞!個人的にも初代バージョンのDuetを所有しており、当時はMacと完全に馴染むデザインと非常に高品質なサウンドに高い満足感を覚えていたことを思い出します(笑)
そんなDuetも2、3と進化して、ガラスとアルミのデザインがより美しさを引き立てています。
どこの現場にも手軽に持ち運べる携帯性の高さはもちろん、別売りの「Duet Dock」を導入することで自宅スタジオにて据え置きする際にも抜群の使用感を実現しています。
ARTURIA ( アートリア ) / MINIFUSE 1 WH USBオーディオインターフェイス

続いてスタイリッシュなDTMブランドとしてすぐに思い浮かぶフランスのメーカーArturiaのオーディオインターフェイス。
音響機材は黒ベースのものが多い中、MiniFuseは美しいホワイトの筐体が目を惹きます。アイコンを用いたり文字も最小限になっていたり、ミニマムで無駄のないデザインです。
MiniFuse 1は低価格帯のオーディオインターフェイスですが、ダイレクトモニターやファンタム電源、Hi-Z入力など必要な基本性能は抜け目なく備わっています。さらにABLETON LiveやArturia FXを始めとした充実のソフトウェアバンドルも付属します。そのうえUSBハブ機能を搭載しているため、限られたPCのUSB端子を有効に使いつつすっきりしたセットアップを可能にしています。
UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / VOLT 276

「Duet」や「MiniFuse」が洗練されたミニマムなデザインであるのに対して、UNIVERSAL AUDIOのVolt シリーズはウォームなヴィンテージ感を持つデザインの代表選手です。
まずひと目見て木製のサイドパネルが目新しくもあり、魅力的です!ボタンやノブ、LEDメーターもレトロな雰囲気を醸し出しつつも現代的なデザインにまとめられています。
その見た目の通り、かの有名なUNIVERSAL AUDIOの610マイクプリアンプを再現する機能や、最も有名なFETコンプ、1176コンプレッサーのエミュレーション・エフェクトを簡単にかけられる「ウォーム感」を付加する機能を搭載しています。
機能とデザインが見事に一致した完成されたプロダクトです!
FOCUSRITE ( フォーカスライト ) / Scarlett 2i2 (gen. 3)

Mini Fuseの白に対してScarlettシリーズは、Focusriteを象徴する赤が印象的な製品です。
上品な真紅に艶のあるブラックパネルが合わさって、機材というよりブランド品のようなエレガントな印象です。
インプット・ノブの根元が入力レベルに合わせて光るのも美しく、素早い判断を可能にしています。
デザインだけでなく、さすが歴史あるFocusriteと言った感じで透明感があり、一聴して納得してしまうサウンドです。世界中で愛されるプロダクトとなっていることにも合点がいきます。
ANTELOPE AUDIO ( アンテロープオーディオ ) / Discrete 4 Pro Synergy Core

ANTELOPE AUDIOの定番オーディオインターフェイスDiscrete 4 Pro Synergy Coreは、新しいDiscrete Proシリーズになってサウンドもデザインも完成されたものになりました!
IPSディスプレイやロゴがフチなしのデザインとなり、ボタンやノブも黒ベースとなったことで非常にシャープな印象です。実際に触ってみると、より高級感が増したように感じます。
サウンド面も同様に、透明感のある極めて分離の良い音像。一度このサウンドを聴いてしまうと他には戻れなくなるほど気持ちの良い出音です。
製品として一つの到達点に辿り着いたと言えるような完成度に脱帽しました!
製品コンセプトによってデザインの方向性も多種多様なことがお分かりいただけたと思います!
機能やサウンドはもちろん、デザインも自分にしっくりくるもの、馴染むものを使いたいですよね。
納得いくものを使うことで自身の創造性を発揮できるという面も間違いなくあると思います。ぜひ、妥協なくお好みのデザインをお選びください!