こんにちは、ギターの石本と申します!
普段はTVや舞台用の音楽制作をしたり、アーティストのサポートで演奏したりしております。
サウンドハウスさんにはいつも大変お世話になりまくっております。
今回WARM AUDIO「Centavo」のレビューをさせて頂きます!
宜しくお願い致します!
ところで、私は大学時代に新品で本家のKLON CENTAURを購入して以来同機を永らく愛用しており、現在もボードのセンターステージに鎮座して頂いております。

↑先日の某レコーディング写真
ただご存知のように昨今相場の高騰っぷりにより、ツアーで預けっぱなしだったり壊れたらどうしようかなあ、などの心配もあるところで「Centavo」も気になっていた訳でございます。
まずは見た目の違いはこんな感じ。

そっくり。というか大丈夫なんでしょうか、こんな寄せちゃって・・・な余計な心配もあるほど(汗
重さはKLONの方がちょっと重いかな~位。

裏面、DCのジャックの大小が違う点と、Centavo最大の特徴と思われる「MODスイッチ」
では実際、弾いて比較していきたいと思います!
録音環境としては、
- Fender Telecaster Custom (’72)
- から簡単に比較出来る様に、スイッチャー(Musicom EFX MK-Ⅵ)に
- 両機をLoopに配線して
- AmpはMarshall 2555 (Black Jubilee)
- キャビはMarshall 1936
- Shure SM57からのAVID Carbon(インターフェース)
といった流れです。


では演奏してみます!
※(古いカメラなので少し判りにくいかもですが、、)
- スイッチャー右上の銀色のスイッチハットのチャンネルがKLON
- シャンパンオレンジのスイッチハットのチャンネルがWARM AUDIO Centavo
です。
いかがだったでしょうか。
見た目もそうでしたが、音もめっっっちゃそっくり!!!(笑)いいんでしょうか!余計な心配ですが!
印象としては、Centavoの方がより上も下もレンジが若干広がって現代的になったかな、といった感じで、Gainの設定の幅も広いように思います。(私が所有しているのが、後期シルバーフェイスのCENTAUR、というのもあると思います)
また驚いたのが背面のMODスイッチで、この手のものは大袈裟にLowを盛ったりするんじゃないの~?と思っておりましたが、繊細に上品にLowを持ち上げてくれるのが良いなと思いました。
本家KLON CENTAURはMidにフォーカスがある分、場合によってはちょっと寂しかったり物足りなかったり、な時があるのですが、特にレコーディングに於いてなどこのスイッチはかなり重宝しそうです。
とにかく各ツマミのカーブは若干異なるものの、弾いていても正直違いが全く分からない時もあり本当に驚きました!!!
Midの張り出し感、押し出し感に於いては本家KLONの方にやや分があるものの、ほぼ互角でありながらオリジナルにはない現代的なレンジの音楽にもマッチする守備範囲の広さも兼ね備えており、十分に導入を検討するに値すると感じました。
ギターエフェクターの相場も上がり続けている昨今、コスパの面でもこの価格帯でこのクオリティーは驚きです!
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