Hiro-a-key (ヒロアキー)と申します。
都内近郊を中心に活動しているシンガーソングライター・プロデューサーです。
初めましての方も多いかと思いますが、以前成田でライヴした際に河西さんはじめスタッフの皆さんにお世話になったり、Webサイトを覗くのが日課なサウンドハウスユーザーです。
さて今回は、人生初めての機材レビュー!
WARM AUDIO製品を3点貸して頂き自宅でREC!
Let’s GO!!!
WARM AUDIO / WA-47jr FET コンデンサーマイク
WARM AUDIO / WA-8000 真空管コンデンサーマイク
まずは、WA-47jr FET コンデンサーマイクから。

クラシカルなシルバーのマットな仕上がり具合が渋いですね。
そしてショックマウントのマイクホルダーの形がかっこいい。

< Brian McKnight の”I Remember You” のジャケ写をちょっと思い出しました >
取り付けも簡単。

ファンタムを入れ、実際ボーカル録ってみました。

歌だとこんな感じ。
■ WARM AUDIO / WA-47jr FET-vocal
中音域がいい感じに録れてるかなと思いました。
低域も重たくならない感じで独自の拾い方をしていい感じ。
値段もリーズナブルで初めてのコンデンサーマイクにはちょうどいいかも。
最近ラジオやポッドキャストもやっているので、話し声だとこんな感じ。
大好きな詩の一部を朗読してみました。
※“Still I Rise” by Maya Angelou
■ WARM AUDIO / WA-47jr FET-recitation
ちょっと低めの声だと自負しているのですが、ナチュラルに録れているなと感じました。
指向性の切り替えもついているので、楽器を録ったりする用にも一本あると重宝しそうですね。
更にWA73-EQを通して歌をRECしてみました。
こんな感じ。
■ WARM AUDIO / WA-47jr FET-vocal WA73-EQ
実は今回初めてマイクプリのアウトボードを宅録で使わせて頂きました。

多少の設定やvolumeは調整していますが、マイク単体の音と聴き比べると、一気に深みと温かさが増しますね。
いい感じに録れていた中音域もより気持ちいい所が伸びてる気がします。
そして、ファルセットで歌っても低域も拾ってくれてる感じがして気持ちいいです。
このコンビはちょっとクセになりそうです。
それでは、WA-8000も見てみましょう!

まず、びっくりするのがゴツいハードケース。
一気にスペシャル感が!

ケースを開ける動作は、スパイ映画かのような手順。
いざ開けると、黒一色のアイテムがずらり。

ゴツいマイク、ゴツいパワーサプライ、ゴツいマイクホルダー。
セッティングはスパイが任務遂行する気持ちで臨めばあっという間。
イーサン・ハントになりきって楽しみましょう。
一般的に黒が多いマイクケーブルも、グレーで配線ミスもなし。
弾倉を装備しているような特徴的なマイクをマイクホルダーに収めて、サイドの金具をパチっとセット。

パワーサプライの電源スイッチもなんだか宇宙船やジェット機のそれを彷彿とさせます。
実際録ってみるとこんな感じ。
■ WARM AUDIO / WA-8000-vocal
全体的にバランスよく温かみのある音が録れていると思います。
多少癖のあるファルセットも滑らかに。
低い成分も気持ちのいい部分がしっかり残っています。
WA-47jr 同様に朗読も。
こんな感じ。
■ WARM AUDIO / WA-8000-recitation
こちらはだいぶ中低音に深みが足されている感じがします。
お値段的には、WA-47jrの4倍。
好みももちろんあると思いますが、マイク単体で考えると値段以上のいい音が録れると思います。
更にWA73-EQを通して歌をRECしてみました。
こんな感じ。
■ WARM AUDIO / WA-8000-vocal WA73-EQ
とにかく素晴らしく音が太くなるので、ほんとにウィスパー系が映えると思います。
と同時に色々周囲の音も拾ってしまうので、(夏場でエアコンの音や蝉の声とかも笑)
このコンビは宅録環境でもしっかり吸音・遮音されてる部屋で使ってみたいなと思いました。

どのマイクにして、マイクプリアンプをかますか否かは、予算や録りたい音、自宅の環境でかなり変わってくると思いますが少しでも参考になると嬉しいです!
初めてのレビューをお読み頂きありがとうございました!


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