
※今回は事前準備です。エフェクターの製作は次回、part1から開始します。
お前らあああああ!!!!!
エフェクター、作りたいかあああ!!!!!
「「「うおおおおおお!!!!!」」」
と、エフェクター好きの方々とのコール&レスポンスから始めさせていただきました、高校生ギタリストのSと申します。
やっと!!!!!!
夢が!!!!!
叶うぞ!!!!!
ということで!!!!!
じつは私、ずっと前からエフェクターを作ってみたかったんです。自分の理想通りの音を作り出せたら最高じゃないかと。しかし、エフェクター作成についての知識が一つもない私にできるのかと不安で、ずっと手を出せずにいました。
そんな時、バンドメンバーであり先輩であるベーシストの方から、卒業後の進路について聞きました。どうやら、彼は工房へ行ってギターやベースを作るとのこと。
それを聞いた私は、「負けていられねえ!!」と思いました。彼は自分の夢に着々と近づいている。私も怖気付くのはやめ、エフェクターの製作に向けて動き始めました。これが、私がエフェクターを作ろうと決心した経緯です。
製作の流れ
この連載では冒頭にサムネイルの画像を載せるのですが、今回はサムネイルを見ればわかるようにpart0。まだ製作には取り掛かりません。
エフェクターの製作には、「基盤作り」「筐体塗装」「組み立て」の3工程があります。なるべく細かく皆さんにお伝えしたいので、製作の過程は今回のpart0を除いた3パート+番外編1パートの、全4パートで構成していきます。part1では基盤の製作、part2では筐体の塗装、part3では組み立てと感想をお話していきたいと思います!!!

今回作るエフェクター
今回のエフェクター製作において、私はディストーションペダルを選びました。初めてエフェクターを作るのであれば、回路が比較的簡単な歪みペダルが良いみたいです。
じつは私、ディストーションは長らくprocoのRAT2を使っていました。RATはサウンドハウスでもベストセラーになるほどの人気エフェクターで、ジェフ・ベックが使用したことでも知られる歴史的な名機です。
そして今回購入したのはディストーションの中でも、Marshallアンプの音をモデリングしたエフェクターの製作キット。
Marshallのディストーションを選んだことには、私なりの理由がいくつかあります。そのうちの一つが「視野を広げる」ということ。
私は将来的に、ゼロから自分でエフェクターを作れたらいいなと思っています。そのためには、まず耳を肥さなければなりません。耳を肥やすためには、とにかく多くの音を知る必要があります。そのため、普段使っているものとは違うディストーションを選んだ次第です。
作成に向けての道具
上のチャートにもあるように、エフェクター作りにはいくつかの工程があります。
それに伴って、作業に必要な道具も買い揃えなければなりません。基盤作りでは
- はんだごて
- はんだ
- はんだ吸取り線(はんだ吸取り機)
- ニッパー
が必要になります。それぞれの道具については、part1の基盤作り編にて解説します。
また、塗装は個人がしたいデザインによって変わりますが、今回はMarshallのモデリングエフェクターということで、私はラッカースプレーをMarshallカラーにしました。
- ラッカースプレー(黒、白、金)
- 消しゴム(はんこ用)
- スポンジ(はんこ用)
こちらもそれぞれ、part2の筐体塗装編にて解説します。
これらは全て百均で購入可能ですので、自作エフェクターに愛着を持つためにもぜひご購入ください!
そして組み立てでは、基盤作りに必要な道具に加えて
- ラジオペンチ
- プラスドライバー
- 六角レンチ
- カッターまたはワイヤーストリッパー
が必要になります。これらは主にパーツ同士を繋ぐワイヤーを切ったり、ワイヤーの被膜を剥がしたりするときや、各部品を取り付けるときなどに使用します。



道具を買い揃えている間、頭の中は「どうデザインしようかな!」「この色なら音を表現できるな!」など、高揚感で満ち溢れていました。これも醍醐味の一つなんだなと、初めての経験を噛み締めていました。
もし作ろうとしている方がいれば、ぜひこの時間も楽しんでみてください!!
おわりに
さて、必要な道具を揃えたところで今回のパートはお開きです。
今回購入したはんだはMONTREUXの「Kester 44」で、はんだ吸い取り線も同じくMONTREUXの「はんだ吸い取り線」。どちらも安価かつ高評価で、作業もしやすかったため大満足しています。
また、コテ置きとしてCLASSIC PROの「SLD Stand」を購入しました。こちらも安価で、しっかりとはんだごてをホールドしてくれました。
サウンドハウスでは、今回使用したほとんどの道具を購入することができます。ぜひ、購入をご検討ください!!!
では、また次のパートでお会いしましょう!!!
それでは、良いギターライフを!!
< サウンドハウス取扱いエフェクター製作キット >
KORG ( コルグ ) / Nu:tekt TR-S 組み立てキット
KORG ( コルグ ) / Nu:tekt OD-S オーバードライブ組み立てキット
KORG ( コルグ ) / Nu:tekt HD-S 組み立てキット
KORG ( コルグ ) / Nu:Tekt OD-KIT 組み立てキット
< エフェクター製作向け 道具・小物類 >
MONTREUX ( モントルー ) / ハンダ吸取り線 1 meter [1676]
MONTREUX ( モントルー ) / Kester 44 1.5m [1475]
FERNANDES ( フェルナンデス ) / R-1200
コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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