各社から数多くのワイヤレスヘッドホンが発売されている中、つねに一歩先の性能、デザインを行くのがSONYのワイヤレスヘッドホン。
その中でもフラッグシップモデルともいえるWH-1000Xシリーズから、ついに第5世代となる「WH-1000XM5」が登場しました。

SONY製品のヘビーユーザーだけでなく、誰もがほしくなるような洗練されたデザインはもちろん、前モデルでも結構なハイスペックに感じていましたが、さらに上を行く性能を搭載したWH-1000XM5。音質にこだわる人、使い勝手にこだわる人、見た目にこだわる人、人それぞれ求める要素が違うと思いますが、誰にでも納得できるワイヤレスヘッドホンとなっています。
発売早々、さっそくデモ機を手に入れることができたので、一足先に試聴しました。
■ 業界最高クラスのノイズキャンセリング性能

まず、SONYワイヤレスヘッドホンといえばノイズキャンセリング性能。前モデルのWH-1000XM4では、左右に2個ずつマイクを搭載したデュアル・ノイズセンサーテクノロジーを採用していましたが、今回発売されるWH-1000XM5では、左右に4個ずつ、合計8個のマイクを搭載したマルチ・ノイズセンサーテクノロジーを採用。集音性能が飛躍的に向上し、従来よりも中高音域のノイズを効果的に低減。従来のノイズキャンセルは比較的低音域のノイズをカットしてくれるものの、中高域はやや残りがちでしたが、これにより気になる周囲の騒音をより一層低減。音楽、動画鑑賞、オンライン通話など、音に集中することができてしまいます。
さらにオートNCオプティマイザー機能も搭載し、使用するユーザーに合わせて最適なノイズキャンセル特性に自動で調整してくれます。
■ 専用設計ドライバーユニットによる高音質再生

WH-1000XM5には、低域から高域までよりバランス良く、豊かなサウンドを再生するドライバーユニットを採用。また、Walkmanの設計・開発に取り入れた独自の技術を取り入れることにより、音の定位感、歪みのない透明感ある艶やかなサウンド、原音を正確に届ける高い原音再生能力を実現しています。
聴いてみると、「透明感ある艶やかなサウンド」というのがピッタリとあてはまる、長時間でも聴いていられそうな、とても耳当たりの良い音質。
「大人しい音」ではなく「上品な音」といった印象を受けました。
■ AI技術による進化したボイスピックアップテクノロジー

最近はすっかりと定着したテレワーク、オンライン会議ですが、ヘッドホンを通して会話をすることももはや当たり前となっています。
WH-1000XM5では、4つのビームフォーミング技術を採用したマイクを搭載し、かつAI技術で周囲の環境ノイズを低減することで、通話音声だけをクリアに抽出。周囲の音がうるさい場所や、風切り音が気になる屋外でも、鮮明な音質で通話を行うことができてしまいます。
■ 安心の最大40時間再生

WH-1000XM5は、ノイズキャンセルOFFの状態で、最大40時間の連続音楽再生が可能。ノイズキャンセルがONの状態でも最大30時間と、外出先でも安心の長時間バッテリーを搭載。急速充電の規格USB PDに対応し、USB PD充電なら3分の充電で約3時間の再生が可能。バッテリーが切れてしまっても、身支度やちょっとした作業の合間に充電するだけで、すぐに使用することができてしまいます。
■ 快適な装着感
持ってみると驚くのが、WH-1000XM5の軽さ。装着しても重さが気にならず、イヤーパッドはもちもちで、ちょうど良いフィット感。
装着したまま仕事や勉強をする人も多いと思いますが、これなら途中で耳が疲れることなく、装着し続けられそうです。
■ スタイリッシュなデザイン

1000Xシリーズらしい、ミニマルなデザインは継承しつつ、ヘッドバンドは細くなっています。また、WH-1000XM4と比較してパーツの継ぎ目が少なく、より洗練された雰囲気ですね。なお、WH-1000XM4は折りたたむことができましたが、WH-1000XM5は折り畳みができなくなっています。
その他にも伝えきれない魅力が盛りだくさんです。
ぜひ、実際に手に取って試してみてください。