
ギターのハードケースは時間が経つと表面の艶がなくなってくすんできます。これでは、楽器を弾くためのテンションも上がりません!簡単にピカピカにできたらいいですよね。そこで、家にある車の清掃用品を使ってギターケースをピカピカにする方法を教えます!
■ この3点でピカピカにしてみた!

ピカピカにするために使ったのは、いつも車をピカピカにするために使っているこの3点です。
- 100均で購入した「シリコーンスプレー」
- ヘッドライトのくすみを取る「ヘッドライトクリア」/li>
- 粘着シートでゴミをとる「コロコロ」
「シリコーンスプレー」はギターケースのボディを磨くために使います。普段は車のダッシュボードをピカピカにするために使っています。シリコーンはケイ素・酸素からできている有機化合物で、プラスチックやゴム、金属の艶出しに使ったり、シャンプーの艶出し材にも使われています。潤滑効果や防錆効果、撥水効果もあるので、ギターケースを外に持ち出す際に塗っておくといいです。
「ヘッドライトクリア」は、ヘッドライトのプラスチック部分のくすみを取るためのものです。粘度の高い白い液体でヘッドライトのプラスチックカバーを擦ってから磨くとくすみが取れてピカピカになります。昔からある研磨剤のピカールと似た感じの商品です。ピカールは金属を磨くとピカピカになるので、似た感じのヘッドライトクリアでギターケースの金属部分を磨いてみたいと思います。
ギターケースの内側はフェルトっぽい素材なので、細かいゴミがついています。そこで、いつも車のシートのゴミをとっている粘着性シート「コロコロ」を使ってゴミを取りピカピカにします。
■ まず、ボディからピカピカにしてみた!
↓ 作業前

まずはメインのボディからチャレンジします。シリコーンスプレーを布に吹き付けてギターケースのボディを擦ります。光沢が増してきますが結構面積が広いので時間がかかりそうです。そこで、直接吹きつけてみました。直接吹き付けたほうが効率が良さそうです。
↓ 作業後

吹き付けては拭きを繰り返すと表面がピカピカになりました。このケースはおそらく20年くらい前のもので中古で購入しました。艶がでると5年くらい使った感じ?になるのではないでしょうか(個人的感想)。
注意点としては、床に新聞などを引いた方がいいです。シリコーンスプレーが床につくとなかなか落ちません。フローリングの床などに着くとしばらくは、歩く度にキュッキュッといわせることになります。後、匂いも少しありますし化学物質なので、必ず換気するか窓を開けて使いましょう。
■ 次に、金属部分をピカピカにしてみた!
↓ 作業前

次にチャレンジするのはギターケースの留め具です。おそらく鉄かステンレスでできているので、金属磨きに使えそうなヘッドライトクリアを使います。かなりサビサビなのでどうなるでしょうか。
ヘッドライトクリアを布につけて強く擦ります。留め具が小さいのでかなり擦りにくいですが、がんばって擦ります。ある程度擦ったら仕上げ拭きをします。金属磨きは仕上げ拭きが重要で、ここで力をいれてしつこく拭くことでピカピカ具合がアップします。昔、仕事で巨大な真鍮の柱を2時間くらいかけてピカール(金属磨き)で磨いていたので、それを思い出しながら磨きました。
↓ 作業後

結果はムムム・・・あまり変わってないか。やはり20年のサビには専用のサビ落としでないと対抗できないのか。まあ、多少は綺麗になったので良しとしてください。
■ 最後は、内部をピカピカにしてみた!
↓ 作業前

最後は内部のゴミ取りです。青いフェルトが綺麗なのですが、細かいゴミや埃がついています。ぜひともピカピカにしたいところです。とにかくコロコロしてみます。
↓ 作業後

かなり綺麗になりました。ゴミや埃を取るだけでかなり美しくなります。角の部分にコロコロが入りにくかったので、その分部分のゴミは手で取りました。
↓ ギター入れてみました

この青い色でギターの色が映えていいんですよね~。金属部分はあまり綺麗になりませんでしたが、全体的には綺麗度が上がったので良しとしましょう。特にボディにシリコーンスプレーはピカピカ効果が抜群でした。
■ ちょっと便利な清掃用品のおすすめ
ギターケースはピカピカになりました(ほどほどに・・・)。ついでに中身のギターもピカピカにしましょう。ちょっと便利なギター清掃用品をご紹介します。
MUSIC NOMAD ( ミュージックノマド ) / MN204
ギターの弦と指板の間や、ナットとヘッドの間など掃除しにくいスキマをピカピカにする商品です。こういった場所の清掃は弦交換のときにするか、強引にクリーニングクロスを突っ込んでするのが一般的だと思います。この商品なら隙間に簡単に挿入できるので、思い立ったときにすぐ掃除ができおすすめです。
movio ( モヴィオ ) / M207CLGELBL クリーニングジェル
吸着してゴミをとる商品です。キーボードやスイッチ類の隙間の埃をくっつけて取るのに便利な商品です。洗うことはできませんが、ゴミを吸着できなくなるまで繰り返し使うことができます。
手袋型のクロスです。見た目がかわいいのがポイント!細かい部分も拭きやすいです。ピカピカに清掃したあとのギターを触るのにも便利でおすすめです。
HOSCO ( ホスコ ) / KCL-WM

セーム革(シカ革)のクリーニングクロスです。ギターのボディを拭くとつやつやになります、吹いたときに埃がつかないのもいいところ。汚れたら洗って繰り返しつかえます。昔、ビルの窓拭きをしていましたが、窓に残った水滴の仕上げ拭きはセーム革を使っていました。布と違い拭いたものの表面に傷が付かずに、拭いたあとものこりません。ちょっと価格が高いですが、長く使えるのでおすすめです。
■ ギターケースや楽器をピカピカにしたらテンションも上がる!
今回は、ギターケースを車の清掃用品でピカピカにする方法をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。使っているギターケースや楽器がピカピカだとテンションも上がって演奏も楽しくなりますよ。ぜひともお試しください!
コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
投稿についての詳細はこちら