
PRESONUS Eris E3.5はモニター用ピーカーとしては、低価格で音がいいと評判が高いです。今回このスピーカーを購入したのでデザインや音質や使い心地について、自分なりの思いをまとめてみました。
PRESONUS ( プレソナス ) / Eris E3.5 モニタースピーカー スタジオモニター

Studio Oneの販売元であるPRESONUSのモニタースピーカー、Eris E3.5はErisシリーズの中で一番小型のモニタースピーカー
■ 購入の決め手はデザインと価格!

個人的にはEris E3.5の一番のお気に入りはデザインです。モニタースピーカーなので音質が一番重要だとは思いますが、デザインに注目してみたいと思います。
ボディはプラスチック製でマットな質感な黒、2ウェイのモニタースピーカーなので、ウーファーとトゥイーターが配置されています。このウーファーのコーンに黄色味がかった青の色がついているのがカッコイイです。右下にあるPRESONUSのマークにもこの色が使われています。
さらに、左側スピーカーの電源ランプも青なので、全体に黒と青で統一されたデザインに仕上がっています。非常にシンプルですが上品なデザインが美しいモニタースピーカーだと思います。
価格については、3.5インチという小さなサイズということもあって非常に低価格です。サウンドハウスで購入すれば15,400円(2021年12月時点)でセットのスピーカーが手に入ります。このクラスの価格のライバルとしては、MACKIEのCR3-X/12,800円(サウンドハウス2021年12月時点)とJBLの1 Series 104-BT/18,800円(サウンドハウス2021年12月時点)だと思いますが、一番すっきりしたデザインがEris E3.5だと思い購入しました。
MACKIE ( マッキー ) / CR3-X マルチメディアモニタースピーカー

Eris E3.5よりも低価格のコンパクトモニタースピーカー、緑の縁取りがデザインのポイント!Eris E3.5と同様に背面にバスレフポートを設置、電源スイッチも背面にある。
JBL ( ジェービーエル ) / 1 Series 104-BT デスクトップモニタースピーカー 3年保証
独特な丸いデザインが特徴のコンパクトモニタースピーカー、バスレフポートを背面に設置、JBLサウンドが好きな方はこれを選ぶのもありです。
■ バランスのいい音質が魅力

音質はモニタースピーカーらしい高・中・低音域がフラットなものですが、背面にバスレフポートがあるために、やや低音が強調された感じがあります。そのため、若干こもって聴こえる方もいると思います。
ただ、EQの調整つまみが背面についているので、低域を下げて高域を上げれば、ある程度好みの音質にすることができます。それでも、低音が強いと感じたらバスレフポートを塞いでしまう方法も考えられます。
私は、モニタースピーカーとしてもリスニング用としても使いたいので、低音の効き具合がちょうどよく感じました。
■ 指向性は高い

レビューなどを見るとよく書かれていますが、指向性は高いと思います。モニタースピーカースタンドを使って耳の高さぐらいまでツイーターを上げた方が、スピーカーの性能をはっきりと感じることができます。
小さな音量でも、音のバランスがまとまっている感じがするので、コンパクトなDTMシステムのニアフィールドスピーカーとして使うのに適していると思います。
■ 前面によく使うボタン類を配置

前面にパワーボタンとボリュームつまみが配置されているので、電源のオン・オフ、音量の調整が簡単にできます。AUXとヘッドホン端子も前面に配置されているので、スマホから音楽を再生したり、ヘッドホンで聴く場合も楽にできます。
■ 接続はTRS・RCAの2系統

接続はTRS・RCAでできます。私はTRS接続でFOCUSRITE Scarlett 2i2と繋げて使っています。TRSケーブルはサウンドハウスのCLASSIC PRO DSS010を使用、激安ともいえるケーブルですが、非常にしっかりした作りに感じました。将来、別のケーブルに変えるとして、とりあえず購入したとしても十分満足できる品質だと思います。
私は1mのケーブルを使っていますが、先端のコネクタの部分も含めて1mなので、実質ケーブルのみだと0.8mくらいになります。必要な長さよりも少し長めを選ぶほうが無難かもしれません。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / DSS010
サウンドハウスオリジナルのTRSケーブル、安価で購入でき、長さも1mから5mまで1mきざみであるので、ぴったりな長さのケーブルを揃えることができます。
■ 左右のスピーカーはスピーカーケーブルで接続
左右のモニターはスピーカーケーブルで接続するので、スピーカーケーブルを変更すると音質が向上すると思いますので試してみたいところです。電源は左のスピーカーのみに供給すればいいのでコンセントは1つあれば大丈夫です。このサイズでもコンセントを2つ使用する場合もあるので、コンセント1つのEris E3.5は手軽で使いやすくいいと思います。
■ 軽さも魅力

Eris E3.5はプラスチック製のボディのせいで非常に軽く感じます。このため、コンパクトなスピーカースタンドに乗せても、バランスを崩して落ちることは少ないと思います。私は、ほとんどジャストサイズのスピーカースタンドを使っていますが、安定性はいいと思います。ひと回り大きなスピーカースタンドを使えば、さらに安定感が増すと思います。
■ Eris E3.5用におすすめなスピーカースタンド
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MST モニタースピーカースタンド
サウンドハウスオリジナルのスピーカースタンド、Eris E3.5よりもひと回り大きなサイズなので安定性はいいです。低価格なので、手軽に購入しやすくおすすめです。Eris E3.5は指向性が高いので、スピーカースタンドは必須だと思います。
■ PRESONUS Eris E3.5でDTMや音楽を楽しもう
PRESONUS Eris E3.5の魅力をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。宅録初心者が最初に購入するモニタースピーカーとしても、定価価格で音質もいいのでおすすめです。今回の記事を参考にモニタースピーカーを選んでいただいたら嬉しいです!
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