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Fender社工場内のトレーニングルームにて、ロックレジェンドによる演奏が行われました

2019-09-03

テーマ:Knowledge

Phil CollenがFender社のステージで演奏。Philの後ろに見えるのはTouchMix-16。リモート・コントロール、ミックスに使用されました。

Fender社がギターの製造を行っているコロナ工場には、120人収容のステージ付きトレーニングルームがあります。ロックの殿堂入りもしているDef LeppardのギタリストPhil Collenが数回訪れ、演奏を披露。それ以来、この部屋は広く知られるようになりました。

Fender社ITサポート部門のスーパバイザーであるSteph Maffei氏によると、「Phill Collenが来るからPA機材を運び入れてくれ、と前日に会社から言われたのが全ての始まりでした。ステージがある120人収容のトレーニングルームに機材を運び入れました。ショーは非常にうまくいき、その後、コンサート用に部屋を本格的に改装。部屋の名前をPhilにしました。次にPhilが来たとき、驚いていましたよ。他の会議室も有名ギタリストの名前にしてましたからね。Philは近くに住んでいるので、その後頻繁に訪れるようになりました。

TouchMix-16は最適だと感じています。アーティストたちは突然スタジオに訪れるので、ゲリラ的にサウンド作りをやるしかありません。それには入力プリセットが重要です。まず楽器やボーカルの種類によってチャンネル毎に初期プリセットを呼び出します。これらプリセットに対してRoom Tuning Wizardを使用します。つまみを使用して音を作り込むことは殆どありません。スタジオエンジニアとしてトレーニングを受けていないスタッフでも設定は簡単。素晴らしいサウンドを得るのにそれほど苦労しません。

TouchMixのリモートコントロール機能を使えば、部屋のレイアウトによらずにApple iOSやAndroidデバイスからミックスを作ることができます。ステージの後ろにある鍵がかかるSKBのケースにTouchMix-16を入れて、マイクや機材の接続を行います。とても簡単。配線もすっきりします。照明コントローラーがある場所でiPadからミキサーをコントロールします。

Collenが別のユニットであるDelta Deepとして演奏に来たときのことを、ITサポートのMaffei氏が説明してくれました。「4人編成のバンドでね、ベースはDIボックスから、Philは一年前に作ったFender Cyber TwinモデリングアンプをRadial JDX経由で、ドラムの音はYamaha EAD10を使用してTouchMixに入力します。音の録りこぼしは全くありません。そのサウンドはまるでスタジアムにいるかのようです。

演奏はビデオに収録され、TouchMixのプリアンプ機能も使い、USBメモリーへマルチトラック録音されました。PhilとベーシストのCraig Martiniが家に戻り、Logic Proに全トラックをインポートしてファイナルミックスを作りました。それを何度も聴いた後、すでに完璧だった。何も修正することはなかったね。本当に素晴らしい。」と言ってました。Philがプラチナアルバムで何度も演奏していることを考えれば、彼が完璧というのだから間違いないでしょう。

QSC

プロフェッショナル・オーディオ・システムの、設計・製造におけるリーディングカンパニーとして知られるQSC。高い信頼性と最高のパフォーマンスを備えた製品を提供し続ける、米国トップクラスの総合音響システムメーカーです。

 
 
 
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