
“QSCの製品はより高額な機器と比較しても優れていると思います。”
バークリー音楽院は、今日の音楽産業においてキャリアを形成しようとする人々のための特別な教育機関です。伝統的な音楽から最新のテクノロジーを駆使した音楽までカバーしています。バークリー音楽院では現在、キャンパス内のリハーサルスペースの多くを更新しようとしています。学生と教師のために、高品質で、使いやすく、リアルタイムのレコーディングができる環境を整えるためです。Bill D’Agostino氏(アカデミックパフォーマンス、テクノロジー、設備担当シニアディレクター)は、K.2シリーズパワードスピーカーとTouchMixシリーズミキサーを含む、機材全般にQSCを選択した理由について説明しています。
今回、3名から12名のミュージシャンが使用するバンド練習用リハーサル・ルームのほとんどにQSCを採用しました。これらの部屋を使用して平日はアンサンブル・クラスがあり、様々なタイプのグループに音楽を教えています。ヘヴィーメタルバンド、アートブレーキー・スタイルのジャズ、ボーカル・グループなど多様な音楽ジャンルのグループが練習しています。
部屋に合った素晴らしいサウンドと使いやすいPAを持つことが重要です。この大きさの部屋には、K10.2が最適でした。さらに大きな部屋でも十分過ぎるくらいの低音が得られますが、小さい部屋でも過剰になることはありません。さらに、ミキサーにTouchMix-8を設置しました。
TouchMixファミリーの中でも、アンサンブルルームにはちょうど良いミキサーです。「シンプルモード」と搭載されたエフェクトをたいへん気に入っています。学生がボーカルに少しリバーブをかけたい、ベースにコンプレッションをかけたい、など、音に味付けをすると、練習に熱が入るようです。
各部屋で学生が頻繁に入れ替わり使われている状況を考慮すると、複数のシーンを保存、呼び出しすることができるTouchMixシリーズの機能はとても便利です。キャンパス内の各部屋で、ローテーションしながら週に500回もアンサンブルが行われています。クラスのシーンを微調整し、設定をシーンとして保存しています。シーンはUSBメモリーに保存し、呼び出すだけですから、クラスの時間を無駄に使うことはありません。
TouchMixに搭載されているプリセットシーンはとても便利であり、様々なタイプのバンドや音源制作のスタート・ミックスとしてすぐに使用できます。クラスで使用する楽器編成に近いシーンを選んで少し変更するだけです。教師陣もレコーディング機能について理解しており、USBメモリーにクラスのマルチトラックやステレオミックスを保存して指導できます。生徒にとっても教師陣にとっても便利な機能ですね。
バークリー音楽院は最新のテクノロジーを推進している学校として有名ですが、その導入の度合いはクラスによって違います。D’Agostino氏はTouchMixシリーズの使い勝手の良さを評価しており、今後もっと多くのクラスで有効に活用され、それがテクノロジーの理解にも役立つと考えられています。
長期的な戦略として、TouchMixをきっかけに、音楽教育の効率化にテクノロジーをもっと活用できると考えています。TouchMixが先進テクノロジーとライブバンドの世界の橋渡しとなります。
バークリー音楽院のリハーサルスタジオや演奏スペースは様々です。それらの環境にQSCのラインナップなら対応できます。小さい部屋にはK8.2が設置され、中規模の部屋には、K12.2とTouchMix-16の導入を検討しています。数年後にはおおよそ100部屋に設置している旧式のアナログミキサー全てを、QSCのミキサーをアップグレードしようと考えています。
しかし、バークリー音楽院でも、予算は常に問題になります。D’Agostino氏は、QSCなら予算に見合った総合力を持つ製品を提供できると主張します。承認を得るためには、数年分の機器導入の予算計画を立てなければなりません。「QSCの製品は大きな価値を提供してくれます。過去にいろいろなブランドのPA機器を使ってきましたが、QSCの製品は、より高価な機器と比較しても優れていると思います。」
この記事はQSCによるQSC Earns an A+ at Berklee College of Musicの翻訳です。