
皆さん見てください。かっこよくないですか?助手席側のリトラカバーをエアダクトがついたものに交換したのですが、これやると一気に見た目にもやる気が出てきます。効果はよく分かりませんが、ドライバーの筆者が満足してるのでモーマンタイ。この見た目、NBダッシュボードのNAロードスターがいたらかなりの確率で筆者です。吸排気パーツを一通り交換し、クラッチは半強化品、超軽量フライホイールも入って準備はばっちりです!準備したところで発揮する機会なんて高速道路の合流くらいしかないですが…。
と、どうでもいい話は置いておいて。Gibsonにもモデルによってさまざまなアームがついていることがあります。レスポールのアームといわれてパッと思いつくのはBigsby B7くらいなものですが、SGのアームというとBigsby B5やマエストロヴァイブローラ、サイドウェイヴァイブローラ、さらにはBigsby B7を加工し載せてしまったという話も。じつに多種多様です。その中から今回はマエストロヴァイブローラに注目してみたいと思います。
1961年にレスポールがSGシェイプへモデルチェンジをした際に最初に登場したアームユニットはサイドウェイヴァイブローラでした。しかしデリケートな扱いを要することやその重さから不評だったようで、1963年にはアームユニットごと一新されます。これがマエストロヴァイブローラです。板バネ、なんていう味気なくてロマンがない呼び名もあります。むしろ板バネのほうが一般的な呼び名な気もしますが……。これにもさらにバリエーションがあり、ショート、ロング、エボニーブロックの3種類が存在します。SG以外にはFirebirdやES-355等にも搭載されていました。エボニーブロックは見た目に高級感があって憧れます。
そのうちのロング・マエストロヴァイブローラがこれ。

現行Gibsonの復刻版です。

ちなみにEpiphoneは刻印もちゃんとEpiphoneになっています。構造はどちらも共通で、側面にある小さなビスを外すと内部が見えます。

こんな感じ。内側にぱたんと収納される格好で固定されている足、なんと外側に展開することでフルアコ等に取り付けた際にはエンドピンのところのボディ側板に固定することができるようになります。よく考えられています。
GibsonやEpiphoneではなくとも、これとかは後付けしたい場合の有力な候補ですが、やっぱり竪琴とブランドの刻印って魅力です。
板バネという名前だけあって構造はいたって単純で、

青で囲った場所、緩いアーチを描いてボディと接している金属部がそのままバネになっており、アームダウンしても板バネのおかげで元の位置に戻るという仕組み。つまりチューニングはとても狂います。冗談じゃないくらい狂います。メリットと言えばカッコよくてロマンがあること、ヘッド落ちが軽減されること、といったところでしょうか。そんな実用性よりカッコよさにステータスを全振りしたマエストロヴァイブローラ、皆さんも使ってみません?
Epiphoneなら手が届きやすいです…!
EPIPHONE ( エピフォン ) / SG Standard 60s Maestro Vibrola Vintage Cherry
それともGibsonを買って筆者とお揃いにしますか?
GIBSON ( ギブソン ) / SG Standard '61 Maestro Vibrola Vintage Cherry