突然ですがティンパニのマレット選びに困っている方、いらっしゃいませんか?
私は9年間吹奏楽でパーカッションを担当していましたが、初めてティンパニを任されたのは中学2年生のコンクールでした。楽譜の読み方もわからない状態からのスタートでしたが、気づけばティンパニ沼にハマり、高校生のときは立候補をしてほとんどの曲でティンパニを務めていました。
第二の指揮者とも言われるほど重要な役割を果たすティンパニですが、他の打楽器と同じく叩き方はもちろん、マレットを変えるだけで音が大きく変わります!
ということで今回は、おすすめのティンパニマレットを紹介します!
1. PLAYWOOD / T13シリーズ
コントロールしやすいラーミン材を柄の部分に使用しているプレイウッドの定番、スタンダードシリーズ。非常に扱いやすいので初心者の方におすすめです!
現在弊社で取り扱っているのはミディアム、ミディアムハード、ハード、ベリーハードの4種類。
下に掲載しているのはハードマレットです。学生時代に愛用していましたが、ウッド芯のためやや重さがあり、抜けの良いしっかりとした音を響かせることができます。
PLAYWOOD ( プレイウッド ) / T13-H ティンパニ・マレット
2. PROMARK / PERFORMERシリーズ
初心者からプロまで、あらゆる打楽器奏者に最適なPROMARKのティンパニマレット。ソフトからウルトラスタッカートまで5種類の硬さを取り扱っています。
継ぎ目のないパラシュートスタイルのフェルトヘッドのため、均一なトーンを得られるのが魅力です!また、メイプルシャフトで作られているためスティックと似た感覚で握ることができ、初心者の方でも持ち方の感覚が掴みやすいと思います。
PROMARK ( プロマーク ) / PERFORMER SERIES TIMPANI MAPLE
3. PEARL / 662シリーズ
PEARLの定番ティンパニマレット、662シリーズ。硬さはソフトからエクストラハードまで4種類取り扱っており、スクールバンドからアンサンブルまで幅広く対応します。
1つ前に紹介したPROMARKのマレットと同様にシャフトがメイプル素材で作られているため、ティンパニマレット初心者の方でも握りやすくなっています!
迷ったら幅広いジャンルの曲で活躍するミディアムをお選びください!
PEARL ( パール ) / 662-M ティンパニマレット
4. VIC FIRTH / American Customシリーズ
中学や高校の吹奏楽におすすめのVIC FIRTHのティンパニマレット。
マレット自体は軽いものの、はっきりとしたアタックと十分なパワーを発揮できます!
ベリーソフトからベリーハードまで5種類の硬さを取り扱っています。
私は学生時代VIC FIRTHのスティックをずっと使っていたので、同社製のティンパニマレットも握りやすかったです!ハードマレットはマーチングのときに重宝していました!
VIC FIRTH ( ヴィックファース ) / VIC-T4 ティンパニマレット
5. YAMAHA / 600シリーズ
YAMAHAの600シリーズは、マルチパーカッショニスト上野信一氏による監修モデルです。
現在、弊社ではソフトからベリーハードまで5種類を取り扱っています。
私のお気に入りはミディアムハードのTPM-603です!明るく活き活きとした音色が特徴で、熱情的なパッセージにおいての表現の幅を広げてくれる印象です。
YAMAHA ( ヤマハ ) / TPM-603 ティンパニマレット
~おまけ~ PLAYWOOD / PRO-3100 Classical Series
特別注文品なのでおまけで紹介します!超おすすめのマレットです!
高校生の時、スランプに陥っていた私に顧問が私物のマレットを貸してくれたことがきっかけで出会った思い出のマレットでもあります。
はじめは扱いにくさも感じましたが、ダイナミックレンジが広いため、使い慣れてくると表現の幅がぐっと広がった感覚がありました。初めてこのマレットを使って合奏に参加したとき、自分の出したい音が気持ちよく出せることに感動したのを覚えています。
また、このシリーズには演奏時のズレを防止してくれるグリップチューブがついています。 グリップチューブがあるのとないのとでは叩く時の安定感が驚くほど違うので、気になる方はぜひお試しください!
PLAYWOOD ( プレイウッド ) / PRO-3114 ティンパニ・マレット
PLAYWOOD ( プレイウッド ) / PRO-3117 ティンパニ・マレット
以上、おすすめのティンパニマレット紹介でした!
マレットを変えるだけで音も気分も変わるので、演奏がもっと楽しくなると思います。
みなさんもぜひお気に入りのマレットを探してみてください!