小学生からトランペット、中学からフルートを始め、今も続けている私の経験から管楽器界の色々なお話をしていきたいと思います。
今回のテーマは「吹奏楽部ってどんな部活?」
私は小学4年生から金管バンド部でトランペットを担当していました。
金管バンド部に入ったきっかけは、近所の友だちに誘われ、見学した際「かっこいい!私も演奏に入りたい!」と思ったのが始まりです。金管バンド部については別の回で詳しくお話するとして、今回は、管楽器界の王道「吹奏楽部」がテーマです。
私は小学校を卒業し、中学校に入学してもそのまま吹奏楽部でトランペットを続けようかと考えていました。
しかし、入学を目前にしたある日、テレビで観たフルートに衝撃を受けたのです!
スイス出身の世界的フルート奏者 ペーター・ルーカス・グラーフ
あんな細い楽器から、こんなに綺麗で優雅な音が出せるなんて…
私もこんな音を出せるようになりたい!(☆_☆)
といつの間にか憧れの存在になっていました。
入学式が終わり吹奏楽部に入部。
最初に行われるのがパート決めです。
学校によって決め方は様々。私が入った吹奏楽部の場合は第3希望までやりたい楽器を書いて提出しました。新入生の希望を確認しながら、パートリーダーと顧問の先生が話し合いで決めます。
後に知ることとなるのですが、この話し合いでは
「私のパートにあの子がほしい」
というまさに就活のような、プロ野球ドラフト会議のような人選が行われているのです!
その結果…
私は第1希望のフルートパートに入ることができました!
場合によっては、第1希望の楽器ができないこともあるでしょう。
ただ、この結果が全てではないのです。
希望どおりの楽器にならなくても、実は部内で一番明るくて楽しい仲良しパートだったり、人数不足で回されたのに楽器の魅力に取り憑かれ、卒業をしても同じ楽器を続けていたりする人もいます。要は気の持ちようです!
吹奏楽部って女の子ばっかりじゃないの?
この疑問は男女共学の学校においては、ほぼそのとおりだと思います。
ただ、男子は少ないからこそ名前を覚えてもらいやすく、女子の先輩からかわいがられるメリットもあります。
演奏に関しても、男性の方がもともと体のつくりが腹式呼吸で肺活量も多いため有利です。パーカッションをするにしても、力のある男性の方が音の幅が広く、バスドラムやティンパニなど大きい楽器は男性向きだなと思います。
部活の雰囲気 は学校によって様々。
少人数でゆったりと練習している学校もあれば、大人数で運動部さながら、筋トレや声出しも当たり前に取り入れている練習漬けの学校もあります。全日本吹奏楽コンクール(野球部でいうところの甲子園)の全国大会常連校ともなれば練習量も相当なものです。
環境や実力は様々としても、良い演奏に共通して言えることは「仲間と気持ちを合わせる」こと!楽器の演奏技術だけでなく、人とのかかわり方についても、私は吹奏楽部で多くを学んだと思っています。
もうすぐ4月。
入学、新生活を間近に控え、吹奏楽部や一般の演奏団体への参加を考えているという方も多いのではないでしょうか。
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ぜひ、ページをのぞきにきてください!
管楽器界うらばなし
第2回 「吹奏楽部ってどんな部活? 木管編」
第3回 「吹奏楽部ってどんな部活? 金管編」
第4回 「吹奏楽部ってどんな部活? 打楽器編」 第5回 「吹奏楽部ってどんな部活?コントラバス編」