皆さんこんにちは。パーカッション担当の西野です。
音楽には様々なジャンルがあり、それぞれのジャンルによって使う楽器が異なりますよね。私はロックバンド・吹奏楽・オーケストラと様々なジャンルの音楽に携わってきたのですが、使用する楽器はもちろんのこと、合わせて使うスタンドなどのツールも異なる物を使うということを肌で感じてきました。そんな中で今回は、様々な種類のパーカッションテーブルをプレーヤー目線でご紹介していきたいと思います。
音楽ジャンルごとに用途が分かれるパーカッションテーブルの選定は最適の物を見つけるのが困難です。ぜひ参考にしていただければと思います。
パーカッションテーブルとしては人気が高い定番の商品です。楽器用スタンドを多く販売しているメーカーK&M(ケーアンドエム)の製品なので信頼度が高いのはもちろん、安定感があり使いやすい仕様になっています。このスタンドの特徴は写真でも分かるように1辺だけ縁がオープンになっていることです。これによりティンパニマレットを並べた際に取りやすく、素早いマレットの持ち替えが可能になります。
また、クッションフェルトが平らに敷き詰められているので、持ち替え時の音を抑えることができます。
ティンパニ奏者の方に最もオススメのパーカッションテーブルです!
13500と同じく、K&M ( ケーアンドエム ) のパーカッションテーブルです。このスタンドの特徴は天板部に敷かれたぶ厚いクッションです。楽器を持ち替える際の音を最小限に抑えるため、クッションには凸凹が付いており、ドラムスティックやマラカス・シェーカーなどの転がりやすい物が置いてある状況でも、安定した持ち替えが可能になります。
吹奏楽コンクールや定期演奏会などのコンサートホールでの演奏では僅かな動作音も気になるので、そういったシチュエーションが多い団体やパーカショニストにオススメです。
HERCULES STANDS ( ハーキュレススタンド ) / DS800B
続いては人気楽器スタンドメーカーのHERCULES STANDS (ハーキュレススタンド)から販売されているDS800Bです。
先ほど紹介したK&M (ケーアンドエム)の商品2つの良い所を合わせたようなスペックのパーカッションスタンドです。1辺だけ縁がオープンになっており、ティンパニマレットを並べた際に取りやすく、素早いマレットの持ち替えが可能になるだけでなく、凸凹が付いているクッションが装備されているためマレットが転がらない仕様となっています。
PEARL ( パール ) / PTT-1824 パーカッション&マレット・テーブル
こちらはPEARL ( パール )のパーカッションテーブルで、初めにご紹介したK&M (ケーアンドエム)の13500とは違い4辺すべてに縁があり、乗せたものが落下しにくい仕様になっています。天板にはノイズ軽減のためにカーペットが敷かれており、持ち替え時の動作音対策もされています。
高さ調整部分にはズレ落ち防止のメモリーストッパーが付いているので定位置を決めておくことができます。
PEARL ( パール ) / PTT-1809 マレットテーブル
同じくPEARL ( パール )のパーカッションテーブルですが、こちらは簡易的なテーブルです。テーブルサイズが460×230mmと小さめの造りをしているのが大きな特徴。それに伴ってドラムスティックを置きやすいように両サイドの縁がオープンになっています。設置方法についてはクランプが付いているのでシンバルスタンドなどに取り付けて使用することができるため、ドラムスティックをブラシやマレットなどに持ち替えるドラマーにオススメです。
こちらもPEARLのPTT-1809同様に小さめのパーカッションテーブルです。LP (ラテンパーカッション)から出ているパーカッションテーブルで様々な形状のパーカッションを置きやすいように、縁に溝が付いていたりタンバリンフックが付いていたりと細やかな配慮がなされています。定期演奏会などでは曲によって必要なパーカッションが変わってくるもの。素早い持ち替えが必要な曲に使うパーカッションを分けておくのにピッタリな優れもののテーブルです。
こちらの商品も小さめな、TAMA (タマ)のパーカッションテーブルです。こちらはドラマーに特化したテーブルとなっており、ドラムスティックが複数本置けるように縁に溝がたくさん付いていたり、2枚目の画像にあるS字フックが付いていたりします。個人的に注目ポイントはドリンクホルダーが付いていることです。ドラマーにとって水分補給は必須ですよね……
余談ですが、この商品は私も愛用しています。ブログの後半で紹介していますが、実はこのTAT10が一番オススメかもしれません!笑
LP ( ラテンパーカッション ) / LP760A パーカッションテーブル
最後にちょっと変わった商品をご紹介します。画像を見ても分かるように大型のパーカッションテーブルのため、多くのパーカッションを設置することができます。一番の特徴は手に楽器を持たなくても演奏ができる6つのロッドが設置されていることです。カウベルやビブラスラップ・ウインドチャイムなどの1フレーズだけに使用するような楽器は素早い持ち替えが要求されることが多く、持ち替えが非常に困難です。このパーカッションテーブルがあれば2~3人分のパートを1人で演奏することも夢ではありませんね!
いかがでしたでしょうか?パーカッションテーブルといっても様々な種類があり、シーンや用途に合った物を選ぶのは難しいですよね。しかしパーカッションテーブルは選び方1つで利便性が大きく変わるのでとても重要です。
この機会にパーカッションテーブルの設置や買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。