PA勉強中の私はふと思いました。スピーカーユニットでよく聞く「ツイーター」「スコーカー」「ウーファー」っていったい何だろう。どういった機能があるのだろう。
今回はスピーカーユニットの種類に着目してみましょう!
ツイーター
ツイーターはスピーカーシステムの高音部を受け持つスピーカーユニット。名称の由来は小鳥のさえずり(英語で“tweet”)から。ツィーター、ツイータ、トゥイーターともいわれます。
楽器の倍音成分なども含まれ、全体的な解像力感や上質感、美しさなどを決定する要素である高音域を受け持つ部分ですが、指向性やさまざまな要因からツイーターを独立させた方がよい派閥と、ネットワークを介することで音が劣化するため、特に高音に優れたフルレンジと比べた場合には劣るとする派閥が日々バトルしているとか、していないとか……。
ツイーターの中には、超高音域のみの再生を主眼としたスーパーツイーターもあり、ツイーターを持つスピーカーに更なる高音を加えたり、あるいはフルレンジユニットで高音域まで再生する際、そのさらに高音を追加したりするのに用います。
ちなみに音家コソコソ噂話ですが、どの帯域が高音なのか、超高音なのか、厳密な定義は存在しないそうです。あくまで例ですが、1kHz以上を再生するツイーターもあれば、10 kHz以上を再生するツイーターもあります。一般にスコーカー(中音域用)を加えた3ウェイ以上の構成の場合は5 kHz前後以上を担わせる場合が多いですが、2ウェイの場合は先述のように定義はないため、何Hz以上をツイーターが担うかはさまざまだそう……。
(Wikipediaより参照 https://ja.wikipedia.org/wiki/ツイーター )
弊社取扱商品ツイーター
CELESTION ( セレッション ) / PULSEXL 1.10 ベースアンプ用ツイーター
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / PA10/4HF ピエゾツィーター
スコーカー
スコーカー(ミッドレンジスピーカー)とは3way以上のスピーカーシステムにおいて中音域を受け持つスピーカーユニット。ネズミやリスの鳴き声、あるいはカラスの鳴き声から名付けられています(英語で“squawker”)。ミッドレンジとも言いますね。
音楽再生で最も比重の高い部分であり、この帯域がボーカルやメイン楽器の表情を決定すると言っても過言ではない責任重大なユニットです。概ね500Hz~5kHzの帯域に特化しており、振動系も適度な剛性が求められる事から、低音用のウーファーに比べてストロークは浅めとなっています。しかし低音部・高音部の二つのユニットで構成された2ウェイスピーカーではこれがなく、ウーファーに中音域をすべてカバーさせるか、中音域の中間的地点(概ね2kHz程度)でカバーする帯域を分けるといった工夫もされているそうです。
(Wikipediaより参照 https://ja.wikipedia.org/wiki/スコーカー )
弊社取扱商品スコーカー
CELESTION ( セレッション ) / TF0615MR 8Ω PAスピーカー交換用ウーハー
ウーファー
2ウェイ(高音・低音に分割する)、あるいは3ウェイ(高音・中音・低音に3分割する)のスピーカーシステムにおいて、低音域を受け持つスピーカーユニットをウーファー、あるいはウーハーと呼びます。名称は大型犬やオオカミ、ライオン、トラなどの唸り声(英語で”Woofer”)から付けられたそうです。
振幅の大きい低音域に特化するため、エッジやダンパーなどの振動系のストロークは大きくとられ、口径を大きくする事で低ひずみ・大音圧を確保して迫力のある低音を再生することができます。
3ウェイよりも更にユニットが受け持つ帯域を分割し、低音を再生するほうをウーファー、超低域を再生するほうのユニットをサブウーファーもしくはスーパーウーファーと称する事もあります。この程度の帯域になると、人間の聴覚では定位がはっきりしなくなるので、ステレオ再生の場合であっても設置位置は比較的自由であり、車載用オーディオや小型にまとめる必要があるホームシアターではメインのウーファーとは別に設置されることが多いです。またフルレンジユニットで高音から低音まで再生する場合に、より低音を加える時にも、より低音を再生するほうのユニットをサブウーファーと称する事が多い(ウーファーと称する事もあります)です。
なお、ホームシアターシステムでよく使われるドルビーデジタルなどにおいては、5.1chや2.1chとして、メインのスピーカー以外にサブウーファーを0.1chとして付加する場合がありますが、これはLFEといって、メインのスピーカーとは別チャンネルで低音を付加するものです。メインのスピーカーで再生すべき音の帯域を分割するものとは異なるので、まあ、別物と思っていただいて結構です!
(Wikipediaより参照 https://ja.wikipedia.org/wiki/ウーファー )
弊社取扱商品ウーファー
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CPW15II (15LB075-L) ウーハーユニット
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CPW12II ウーハーユニット
ここまでいかがでしたでしょうか。
なんとなくスピーカーユニットの種類やその用途に関して雰囲気では理解していても、改めてこういった使い方をするものなのだと再認識することで、商品の購入検討をする際の一助にもなるのではないでしょうか?
個人的には名称の由来が動物の鳴き声からきている部分がイメージがつきやすく、なるほど!と思ったポイントでした。
みなさんも「これって実際どんなんなん?」と思ったものがあったら調べてみると意外な発見があるかもしれません。