2024年5月に発売されたばかりのLine6の最新エフェクター「POD Express Guitar」を実際に触ってみましたので、今回は使ってみて感じた本製品の魅力をまとめてみようと思います!皆さんの参考になれば幸いです!
直感的な操作と本格的なサウンド!

まず目を引くのが、このユニークなデザインですよね。計5つのノブとALTボダン、二つのフットスイッチで操作します。
最初は『いったいどうやって音作りするんだろう……』と感じましたが、実際に音を出してみるとまさに直感的に操作することができました。5つのノブは、「アンプ切り替え」「DELAY」「DISTORTION」「MOD」「REVERB」の調整を行うことができ、ノブを回すことでそれぞれのノブに設定されている4つのエフェクトの切り替え+かかり具合の調整を行うことができます。ちなみにアンプモデルも7つ搭載。ALTボタンを押しながらそれぞれのエフェクトノブを回すと、アンプのGAIN、BASS、MIDDLE、TREBLEを調整することもできてしまいます。
無駄のない設計といいますか、直感的でありながらも細部を詰めて音作りをしたい!というニーズにも余裕で応えうるとてもスマートなデザインだと感じます。
HXファミリーから継承されたサウンドのため、サウンド・クオリティという面でも申し分ない仕上がりとなっていました。今回は主にヘッドホンで音出しをしたのですが、空間系エフェクターをかけた際のステレオ感がとても気持ちよくて好みでした!アンプサウンドや歪みエフェクトについてももちろん最高。特にアンプサウンドについてはGAINのほかにもEQの調整ができ、自分の好みのサウンドを突き詰めることができてとても楽しいです。個人的にはCRUNCHアンプで軽めに歪ませて、ミドルをしっかり出したサウンドが好きでした!グランジ感のあるかっこいい歪みを楽しめます!
また最大21個のプリセットを保存することもできますのでお気に入りのサウンドを保存して、スムーズに呼び出せます。ライブでの使用にもばっちりの仕様かと思います。
これ1台で色々できてしまう多機能性!

左の画像で分かるように、本機はステレオ出力への対応に加えて、外部コントロール入力にも対応します。個人的に特筆したいところは、USB接続に対応するところです!USBケーブルを使ってスマートフォンやPCと接続すれば、好きな曲やバッキングギターに合わせてギター練習することができてしまいます。オーディオインターフェイスとしてレコーディングに使用するのもよしかと思います!
ヘッドホン出力に対応しており、さらに電池駆動も可能なため、ギターとケーブルとヘッドホンさえあればいつでもどこでも気軽に音を出すことができます。サイズもマルチエフェクターとしてはコンパクト。とりあえずカバンの中に潜ませておけば安心ですね!

Line6のマルチエフェクターと聞くと、ハイグレードでやや敷居の高いイメージのあるギタリストの方も多いかと思いますが、今回発売された「POD Express Guitar」は非常に直感的かつ気軽にハイクオリティなギターサウンドを楽しむことのできる1台になっていると感じました。個人的にはポップでレトロ感のあるデザインもおすすめです。ベテランプレイヤーの方々はもちろんですが、私のようにそこまでがっつり普段ギターをするわけではないけれど、せっかくなら簡単にいい音で練習したい!というちょっとわがままなギタリストの皆さんにも自信をもっておすすめできるエフェクターです。
また、メーカー公式サイトにて使い方やサウンドデモを紹介する特集が複数回にわたって連載されています。購入前にどんなサウンドか知っておきたい方、使い方を事前に確認しておきたい方はもちろん、サウンドメイクのコツも紹介されています。
POD Express Tips 第1回 feat.野村大輔 アンプモデルとディストーション
POD Express Tips 第2回 feat.野村大輔 - サウンドに彩りを加えるエフェクト
POD Express Tips 第3回 feat.野村大輔 - エフェクトの組み合わせと便利な使い方
TOTALFAT X POD Express Guitar / POD Express Bass
ぜひ商品ページや商品動画と併せてチェックしてみてください!