成田の音楽と食と古着とレコードと植物といっぱい

今年のゴールデンウイーク、5月5日は成田表参道 旧千葉銀行跡地で開催された「Narita Hub Groovin」に行ってきました！

Narita Hub Groovinとは？
成田市街地において、アートや音楽カルチャーを中心とした20～40代といった若者向けのカルチャーイベントとして、コロナ以前より市内にて音楽、町おこしイベントを企画してきたナリタのオカゲ（現オカゲプランニング）が中心となり開催。ライブハウスや楽器屋、レコード店、アパレルや雑貨店など（若者向けな店）の少ない成田市市街地（成田表参道）において、これからの町を作っていく中間層である20～40代の年代層をターゲットとしたイベントの前例が少ないことに注目し、観光地成田山新勝寺以外での新たな地域振興の集客コンテンツとして、また市内近郊の音楽やアートの文化振興を目的に企画。コロナ禍も明け、市内では参拝客やインバウンド、イベントも今まで通りとなり、賑わいを見せているが、音楽やアートに興味を持つデジタル世代のZ世代に対し、市内では普段提供できないフィジカルの体験やモノに触れる機会を作り、30～40代である主催団体より自身の世代が楽しむだけではなく、20代若年層に対して、楽しみ方やカルチャーを受け継ぐことも目標としている。

数ヶ月前、最初にこのイベントの話をいただいた時、食い気味に「お手伝いさせていただきます」と言ったのを覚えています。自分がそうだったように、20代、30代と若い時に、いろいろな刺激をINPUTして、自分なりのOUTPUTを見つけるきっかけになればという想いのもと参加させていただきました。（自分も楽しみたいという想いが多分にありますがｗ）

当日は、朝7時過ぎに会場に到着！
めっちゃ暑かったですね。。。最高気温は29度だったとか。。。

こっちは参道沿いの入口から

こちらDJブースからの景色

今回はDJ用PA機器のセッティングのみということだったので、シンプルなシステムで臨みました。

用意したPAスピーカーはこちらです！

・JBL EON ONE Mk2　ｘ2台

電源は発電機でとのことだったので、いろいろな不測の事態に備えて、バッテリー駆動もできるコラムスピーカーをメインスピーカーに選びました。JBL EON ONE Mk2は、水平140度 x垂直30度の広いカバレージがポイントの1つで音の広がり、音飛びが良く、今回の会場にぴったりでした。実際、音量はかなり余裕があり、LIMITインジケーターが点灯するMAXまでなんて全然上げなくても、しっかり会場の奥、さらに通路の方まで音が届いていました（入口付近の方が音楽に合わせて踊っていた！）当日は、たくさんの方に声をかけていただき、「音いいね」って言っていただけてとても嬉しかったです♪

・JBL EON712　ｘ2台

今回はDJ用のモニタースピーカーとして使用しました。よくDJデスクの左右に小型のパワードモニターが置かれているのを見かけますが、大音量、重低音で気分がアガるサウンドをDJの方たちにもということでメインにも使える12インチをスタンドに立てて両脇に設置しました。

今回のPAでとっても便利だなと思った機能がありまして、それは「JBL PRO CONNECT」というワイヤレスで音量や音質のコントロールができるアプリです。

iPhoneでEON ONE Mk2とEON712　合計4台をペアリングして、会場を歩き回りながら調整をしたのですが、スピーカーまでの距離が20-30m離れていても、途切れることなく調整をすることができました。会場付近は観光客だけではなく、たくさんのお店があり、一般の住民の方もいらっしゃるので、例えば、低音が強い曲が続いているなとか、音量上がってきたなと感じた時には、実際に通路くらいまで離れたところに立ってみて、音量を調整したり、ローカットフィルターで微調整をしたりと大活躍でした。PA卓ともう1人が離れたところに立って身振り手振りで意思疎通したり、1人で行ったり来たりしながら調整をするという手間のかかっていた作業がなくなったのは、実際にやってみてありがたみをとても感じました。

ついでに、イカしたDJブースもご紹介！

・CLASSIC PRO / DJBKIT 組み立て式DJブース

DJたちのゴキゲンなミックスを文字通り縁の下で支えたのがこちらの簡易DJブース。両サイド2枚＋フロント2枚のパネルが屏風状になっていて、パタパタと広げて天板をはめ込むだけで完成する優れものです。
1人でも数分で組み立てができる、工具不要、コーナーシェルフも用意すればPCや小型のモニタースピーカーも乗せられるというのが今回のような屋外イベントには相性抜群だと思いました。あとは、サイド部分はマジックテープで黒い布が張られています。適度に風も抜けるので、屋外イベントで強風に煽られるという心配も少ないです。あと、めちゃ軽量です。今回は中板シェルフも入れて、DJさんのレコードケースやタンテカバーを置いたり、機能性？収納性？も良い感じでした♪

・CLASSIC PRO / DJBKIT-P DJブース用シェルフ

・CLASSIC PRO / DJBKIT-C DJブース用コーナー(2枚1ペア入り)

DJミキサーのRCA出力をMIX12FXのステレオ入力へ接続。MIX12FXのメイン出力はバランスTRSフォンのため、TRSフォン-XLRオスのケーブル1.5mをXLRオス-XLRメスのケーブルで延長してEON ONE Mk2にバランス接続をしました。

と、ここで最初のトラブル発生！！
なぜか左側のEON ONE Mk2とEON712から「ジー」という、わりと気になる大きさのノイズが発生。。。ここは焦らずに、まず「ミキサーからの配線を左右入れ替え」してみたところ、ノイズは消えない。。。ミキサーやミキサーに接続している機器が原因ではない。。。ということで次に試したのが「延長で使用したXLRメス-XLRオスケーブルの交換」。。。見事ノイズが消えた！！ひと安心しました。事前にマイクを接続して1本1本音出しチェックはしていたのですが何が起きるかわからないのが本番というやつですね。（後日、持ち帰って結線状態をチェックしてみたものの異常無しで迷宮入りしましたｗ）

それと、ビビりな私はこんな機材も持っていきました。
CLASSIC PRO PDM/Rは、上下する電圧を100V（±5V）に安定させて供給することができる安定化電源です。これがあると安心感が違います！

それから、電源コンセント周りは抜け防止のため、養生テープでしっかりと固定しました。もし、足や物を引っ掛けたりしてしまって、抜けてしまったら、もう顔面蒼白の激ヤバいことになりますよね。不特定多数の人が通る、通る可能性のある場所に置かざるを得ない場合は特に注意して、細心の注意をはらうのがおすすめです。

というわけで無事に音出しまで完了！！

ほっと一息ついて空腹が半端なかった私が選んだフードはこちらです！！

冨里インター近くにある「T’s BBQ」さんの～

プルドキューバ！！

外側がパリッと焼き上げられたパンにジューシーなお肉がこれでもかというくらいに渋滞しています！！スパイシーなソースとマイルドなポテサラが最高。。。カンカンに晴れた空の下でビールとの組み合わせは至福中の至福でした。ごちそうさまでした。また、お店の方にも食べにいきます！

日中はホントに日差しが強く、暑かったので心配もしましたが、ゴキゲンな音楽に誘われてか、たくさんの方が来てくれました♪

これは個人的な思い出話で申し訳ないのですが、10年ほどまえのことでしょうか。土曜日の夜は成田の参道にあるNaritaBargeInnというバーで、ビールを飲みながらDJの流す音楽を楽しむというルーティンをしていた時代がありました。。。DJ u-taさんはそこでいつも回していて、今日のイベントで久しぶりにu-taさんのプレイをみると、そんな昔の記憶が一気に、鮮明によみがえってきました。プレイ後に実はかくかくしかじかでーなんてお話をすることができて、いちファンとして嬉しかったです。

成田の音楽イベントでは、ほぼ毎回プレイしてくれているDJ Foominさん！

日曜日の晴天にぴったりのミュージックで気持ちよくなっている中、本日2度目の事件が発生！！

なんと「BGMが消滅」。。
すぐに向かって原因を探ると、発電機が止まっている。。
ガソリンもまだ十分なのになぜ？？と少し考えたりもしましたが、私はぜんぜんわからないので、他のスタッフにお願いして、私たちは「音を復旧させる」に専念しました。

• ミキサー周りの電源 → ポータブル電源(アウトドア好きスタッフ私物) → 復旧
• EON ONE Mk2 → 電源ボタンを長押しして再起動で復旧

今回初めて体験したことなんですが、EON ONE Mk2自体は発電機が落ちた後も電源はONになっていました。ただ、液晶ディスプレイはホワイトアウトしていてコントロール不可＆音が出ない状態。一度、電源を落として再度電源を入れることで音が出るようになりました。デジタル制御の機器で何か起きたら「本体リセット＆再起動」してみましょう。

イベント開始前の準備中に、もしも電源が落ちたらこうしようと話をしてあったので、BGMがストップしている時間を最小限にすることができたのはせめてもの救いでした。

そんなトラブルもFoominさんの機転の利いたMCで和やかな雰囲気の中、再スタート！
少し、暑さも落ち着いた夕方に今回のサプライズゲスト成田出身のR&Bシンガーaimiさんの登場！

生で聴く歌声は魅力的で、やっぱり何回聞いても、ココロ動かされます。
Groovinな曲「KMHH」では、aimiさんとみんなとの一体感がマシマシになり、予定にはなかった「Chosen One」も歌ってくれて、最高に贅沢なひとときでした♪

2017年に初めて参加させていただいたナリタのオカゲ Vol.5から始まり、Good to be Home、REHUB、そしてNarita Hub Groovinと、たくさんの成田の町おこしイベントに携わらせてきてもらって、そこで知り合いになることができたみなさんとは今も現場で会うと、まずガッと握手して、肩を寄せて「今日もよろしくお願いしますっ」って近況報告したりして仲良くさせていただいています。

自分にとっての最高のINPUT（いただいたもの）は、「人」「つながり」です。
自分にとってのOUTPUT（恩返し）は、「音」で「人をつなげる」です。

イベントを盛り上げる1つの要素「音」に関して、自分ができることで、そこにいるみんなが笑顔になったり、つながっていくところを見ることができると、とても嬉しくなります。

これからも機会があれば積極的に参加して、INPUT、OUTPUTをたくさん楽しんでいこうと思います。

今回の反省点は

1. 強風対策が甘かった　→　テントの脚には重しが必要、アナログレコードにとって横風は大敵。
2. 直射日光対策が甘かった　→　スピーカー達にも日除けは必要。幸いにも熱暴走トラブルは起きなかったが触るとけっこうアチアチでした。布をかぶせるだけでも効果あります。
3. 人見知り＆日陰に引きこもっていた時間が長かった　→　次回はもっとHubしてGroovinします！
4. 日焼け止めを塗らなかった　→　現在、ヒリヒリMAXです。なんで毎年同じミスをしてしまうのか。。（なぜ上の歯を露出してるのかは不明です）