すっかり日も長くなるとともに湿度も増し、過ごしやすくなりましたね。そろそろバーベキューなんかしたいなぁと考えている筆者ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。お元気ですか?
さて今回もいつも通りギターです。とりあえずこの動画を観てください。
■ White Lion - Tell Me - 5/5/1988 - Ritz (youtube.com)
”ホワイトライオン”という筆者が大好きなアメリカのバンドのライブ映像です。筆者よりも詳しくご存じの方も多いかと思いますので詳細は割愛させてもらいますが、今回注目して欲しいのはギタリスト、ヴィト・ブラッタが使っているギターです。下記リンク(2分47秒あたり)をよく見てみてください。
( 2:47から再生 )
「白いストラトタイプじゃん」で終わってしまった方、もっとよく見てみてください。ブリッジにベタ付けFRT、ずれた位置のボリュームノブに珍しい位置のトグルスイッチ。22F仕様でブランドはESPですね。
( 1:30から再生 )
別アングルで見るとこんな感じ。HS配列なんて本当に珍しいです。
皆さんはHS配列のギターと言われてどれくらい頭に浮かんできますか?CharvelやJacksonが中信楽器製造だったころはちょくちょく見かけました。あとは FernandesのTEJ とかでしょうか。今となってはほとんど見なくなってしまいました。
とまぁ画像をちょっと見ただけでも、普通のストラトタイプとは違ったかなり特徴的なスペックのギターを使っているのが見て取れます。
なので売ってないんですよ。こんな尖った仕様なんて。
なら近い仕様で作ればいいじゃないってことで、手持ちのパーツを使いつつ、できるだけお金はかけない方向でパーツを選んでみようと思います。
ひとまずおおまかにパーツを画像から割り出すと……
・ネック/ボディ
ネック:メイプル/ローズ、つば出し22F、スモールヘッド、オリジナルFRTナットスペース、ヒール側ロッド調整口
ボディ:フルサイズSTシェイプ、ホワイト系、トップジャック
・ハードウェア
ペグ:Gotoh/Schaller ロトマチック、クローム
ブリッジ:FloydRose FRT-5 クローム
PU:ハムバッカーがスタンダードピッチ/ブラック、シングルがスタッガード/ホワイト
あとはポット類やピックガード類をちょこちょこ集める感じでしょうか。
本人の使用している機材の詳細な情報が非常に少ない(というよりも無いに等しい)ので、細かいパーツの型番等はどうしても推測になってしまうのが痛いところ。
ボディ材に関しては塗装に隠れて見えないためこだわらないことにします。
PUですが、リアはアルバム“Pride”をレコーディングしたころは Seymour Duncan ’59 、その後 Seymour Duncan JB に交換している、とのこと。
信憑性は怪しいですが、当時のオーダーモノや改造されたギターにダンカンのPUは流行りでもありましたから、大きく外れてはいないハズ。
フロントは一切わかりません。リアがダンカンなら揃えよう、くらいのノリでいきます。
ピックガードはノンホール ALLPARTS PG-0992-035 White Outline for Stratocaster を用意し加工します。
あとはなるようになるでしょう。
これだけの情報があれば、本人仕様ドンズバ!とまではいかずとも70~80%くらいの再現度のものは組めると思います。続編では実際にパーツを用意するところから始める予定です。
それでは!