個性的なルックスと、特徴的な煌びやかな高音などで人気のあるGRETSCHのエレキギター。使用されているミュージシャンも多数いて、誰が使っているか気になります。そこで、GRETSCHを愛用するミュージシャンをご紹介します。
■ チェット・アトキンス
チェット・アトキンスはアメリカのカントリーミュージシャン。ジャズやブルースの影響を受けたギター演奏が特徴。「ギターの神様」の異名を持っています。カントリーのギャロッピング奏法を確立したことでも有名です。
ギャロッピング奏法とはブリッジミュートしながら親指でベース音を弾き、人差し指、中指、薬指でメロディやアルペジオを弾く奏法のことです。右手の動きが馬が駆けているように見えたことからギャロッピングの名前がつきました。
GRETSCH ( グレッチ ) / G6122T-62 VS '62 Chet Atkins Country Gentleman w/Bigsby WLN
このモデルはビートルズのジョージ・ハリスンが使用していたことで知られる1962年スタイルのカントリージェントルマンを再現したモデルです。Chet Atkinsの名前が冠されています。
■ ジョージ・ハリスン(ビートルズ)
ビートルズ初期のジョージ・ハリスンもGRETSCHを愛用していました。ジョージは1957年製のデュオ・ジェットなど複数のGRETSCHを所有していました。
GRETSCH ( グレッチ ) / G6128T-89 Vintage Select 89 Duo Jet w/Bigsby Black
ジョージ・ハリスンが所有していた1957年製のデュオ・ジェットに近いモデルがこちらです。ブラックがカッコいいフルアコギターです。
■ エディ・コクラン
エディ・コクランはアメリカのロカビリーミュージシャンです。当時では珍しくフロントピックアップやピックガードを交換するなどカスタムしたGRETSCHを使用していました。代表曲は「サマータイム・ブルース」など。エディ・コクランは人気絶頂の21歳のときに自動車事故により亡くなりました。
GRETSCH ( グレッチ ) / G6120 Eddie Cochran Signature w/Bigsby Western Maple Stain
このモデルはエディ・コクランが所有していた55年製G6120を再現した、シグネチャーモデルです。エディ・コクランの使っていたモデルのようにフロントピックアップはP90に、ピックガードは透明になっています。
■ 浅井健一(BLANKEY JET CITY)
日本人でGRETSCH使用のミュージシャンといったらBLANKEY JET CITYの浅井健一さんでしょう。テネシアンやホワイトファルコンなど複数のGRETSCHを所有しているようです。BLANKEY JET CITYは3人編成のロックバンド、浅井健一さんは、ギターとボーカルを担当しています。
浅井健一さんの繊細な歌声が図太いリズムにのって演奏されるBlankey Jet Cityサウンドは攻撃的、GRETSCHのラグジュアリーなデザインのギターとも相性がいいです。
GRETSCH ( グレッチ ) / G6119T-65KA Kenichi Asai Signature Black Cat with Bigsby
こちらは浅井健一さんのシグネチャーモデルです。浅井健一さんによってデザインされたによるシミュレーテッド・f ホールを採用。フルアコのテネシアンを浅井健一さん仕様にしたスペシャルモデルです。
■ チバユウスケ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTは2003年に解散した4人組のロックバンド。ロカビリーやブルースなどを取り入れたロックサウンドが特徴です。チバユウスケさんはギターとボーカルを担当。メンバー全員がカタカナ表記なのも面白いです。チバユウスケさんは、テネシアン、テネシーローズ、ホワイトファルコンなどを使用しているようです。
GRETSCH ( グレッチ ) / G6136TG Players Edition Falcon White
GRETSCHといえばホワイトファルコン、ホワイトのフルアコボディにゴールドのパーツがまさに王子様の様です。
■ 憧れのGRETSCHを使ってみよう
音もいいですが、やはりゴージャスな見た目がカッコいいGRETSCH!飾っておくだけでも目の保養になります。沢山のミュージシャンが使っているGRETSCHを使ってみませんか。
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