お花見シーズンは終わってしまいましたが、まだまだ春本番。春~初夏にかけて小規模なイベント・ライブ、BBQなど、ポータブルPAが活躍する場面が多くなってきますね。そんな中、サウンドハウスで売れ筋のポータブルPAの一角と言えば、“SAMSON ( サムソン ) / Expedition XP106w”!!
SAMSON ( サムソン ) / Expedition XP106w 充電式 ポータブルPAシステム
現在お使いの方も、これから使ってみようかなという方にも知っておいて損はない!内蔵バッテリーの交換方法についてご紹介します。
内蔵バッテリー(交換用)もサウンドハウスで取り扱いのバッテリーで代用可能。用意するものも「プラスドライバー」と「ゴム手袋(あればベター)」さえあればでき、作業も簡単です!参考にしていただけたら幸いです。
それでは早速はじめましょう。
まずは症状を確認します。バッテリーの充電テストを行います。アダプターを繋いだ状態で電源スイッチをOFFのまま、半日程置いておきます。
下画像のように、XP106本体は充電表示となるため、一見すると充電ができているようにみえます。

しかしながら半日以上充電しても、バッテリーは満充電になりません。
確認のため、バッテリー駆動(電源アダプタ接続なしで電源ON)すると、電源が入らない状態を確認しました。

正常に電源が入る場合、緑色のLEDが点灯しますので、バッテリーの故障で充電ができないことを確認しました。
バッテリーが充電できない状態を確認しましたので、現在取り付いているバッテリーを外していきます。
バッテリーはこの下のパネルの内部にありますので、パネルの4隅のネジを外します。

次に、バッテリーを動かないように固定している金属のバープレートを外します。

外したネジはそれぞれ間違えないように、分けて保管しておきましょう。
バッテリーを布の輪っかを引っ張るようにして、外へ引き出します。

バッテリーの電極(赤/黒)からそれぞれファストン端子を抜きます。
※電極付近の作業に関しては、感電防止のためゴム手袋の着用を推奨します。
ファストン端子が抜けにくい場合、強く引っ張るよりも、左右に端子を動かしながらゆっくり抜くようにしてください。強く引っ張った際、ファストン端子から配線が抜け落ちることもあるので、気を付けましょう。
次に外したバッテリーの表示を確認します。
側面にバッテリーの型番やスペックが書かれています。今回取り付いているのは「12V/8AH」のバッテリーです。これと同じスペックのバッテリーへ交換します。

サウンドハウスで取り扱っているこちらのバッテリーが代用バッテリーとなります。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / UPSB8AH
サイズ感も同じなので、そのまま入替作業がスムーズにできます。
実は7AH、9AHのもバッテリーでも代用可能ですが、できれば同じ数値のものを選んでいただくのがより良いかと思います。
バッテリーを差し替える前に確認しておくことが、このファストン端子です。

ファストン端子のサイズが問題ないか確認します。例えばスリム電極のバッテリーの場合、幅が狭くそのまま差し替えできない場合があります。その場合ファストン端子を交換したりする手間が増えます。今回は同じ電極サイズのバッテリーへ交換しますので、その心配はありません。その他、配線が抜け落ちたりしていないか、ファストン端子が上手くはまっているか緩んでいないか、事前にチェックしておきます。
赤い配線を、(新しい)バッテリーの「赤/プラス極」へ繋ぎます。同じように「黒/マイナス極」へ黒い配線を接続します。「赤 → 黒」の順序で接続作業は行いましょう。

ここまで来たら後は、逆の手順でバッテリーを収納しカバーなどのネジを締めていきます。
新品のバッテリーの場合、ある程度充電はできている場合がほとんどですが、念のため1~2時間の充電の後、バッテリー駆動テストをされることをお勧めします。
バッテリー交換後、バッテリー駆動で正常に電源ONになることを確認しました。併せて出力テストも正常であることを確認しました。

以上で、バッテリー交換は完了です!
実際の作業自体は20分程度で可能です。バッテリーが充電できなくなったら、バッテリー交換を試してみてください!
それではまた。