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SAMSON 製品カテゴリー一覧

SAMSON 製品カテゴリー一覧

SAMSON(サムソン)は、ニューヨーク州に本社を構えるマイク、パワーアンプ、PAスピーカー、シグナル・プロッセッサーを手掛ける音響機器メーカーです。1980年にワイヤレスマイク・システムを発売し業界を牽引。今では250以上の製品を世界140以上の国で販売しています。2005年発売のプロ用USB接続マイクはミュージシャンやポッドキャスターによって広く使用され、多くのユーザーを魅了しています。

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海外ブログ

マイクの極性とその重要性

By Malcolm Doak

極性パターン

マイクの持つ最も重要な特性は、指向性、すなわち「ピックアップパターン」です。マイクを音源に直接向けると、マイクは最高の周波数特性を示します。ピックアップパターンは、カプセルの設計により決まります。また、万能なピックアップパターンは存在せず、用途により使い分けます。

ピックアップパターンを選択する際、音源に対してマイクの位置を変えたときに生じる周波数特性の変化、いわゆる「近接効果」に留意する必要があります。ピックアップパターンにもよりますが、音源から30センチ未満の距離になると、低周波数特性が大きく変化します。近接効果を理解し、その使い方を知ると、求めているサウンドを得るための大きな助けとなります。次のセクションでは、最も一般的な3つのピックアップパターンについて詳しく説明します。

無指向性

無指向性マイクは前後左右、あらゆる方向からの音を等しく拾います。他の指向性パターンと異なり、無指向性マイクは周波数特性が滑らかで、ボーカリストがマイクの前方から外れてもサウンドが劣化しません。無指向性マイクは、1本のマイクの周囲にいる多くの人を録音するのに適しています。ラベリアマイク(胸の位置に装着するマイク)は、演奏者が左右に頭を動かしても均一に声が拾えるよう、無指向性のピックアップパターンになっています。

単一指向性(カーディオイド)

単一指向性とも呼ばれ、カーディオイド・パターンが最も一般的に使用されているピックアップパターンです。カーディオイドパターンは、マイクの正面の音に最も感度が高く、マイクの背後から来る音を排除し、ステージ上のモニターシステムからのフィードバックを防止します。カーディオイドマイクを使用する場合に注意すべき点として、マイクの中心軸から離れると低音レスポンスと忠実度が低下します。

超単一指向性(スーパーカーディオイドとハイパーカーディオイド)

スーパーカーディオイドは、カーディオイド・ピックアップ・フィールドを狭め、より高い指向性を提供し、マイクの側面の音を排除しますが、マイクの中心軸を外れた場合の収音能力は低下します。さらに、スーパーカーディオイドパターンは、標準的なカーディオイドパターンとは異なる後方特性があり、マイクの真後ろにピックアップポイントがあります。スーパーカーディオイドマイクは、一般に、通常(カーディオイド・マイク使用時)以上にマイク収音の被りを防ぎたいステージで使用します。

ハイパーカーディオイドパターンは、さらにタイトな前方のピックアップパターンを持ちますが、より長い後方のピックアップポイントもあります。

双方向性

8字型(双方向性)マイクは、マイクの前面と背面で直接音を拾い、左右の音は拾いません。このマイクのスタイルは、2つの同じカーディオイドマイクを背中合わせに置いているのと同じです。二人が完全に向かい合ってコーラスを歌う場合や、対面でのインタビューなどを撮影するのに理想的なセッティングです。また、双方向性マイクは、音源とスタジオ内の壁の間にマイクを配置して、壁面からの反響音を合わせて収音できます。リアカプセルは壁からの反射音を拾い、壁からのマイクの距離を変えて壁面からの反響音のディレイタイムをコントロールします。

ダイナミックマイクに迫る(前編)

By Malcolm Doak

オーディオレコーディング、メディアプロダクション、ライブPAの世界への入り口がマイクです。マイクは物理的な活動を電気エネルギーに変換するデバイスの1つであり、マイクを設計するには、材料や構造、性能、用途などに対する、あらゆる種類の経験的な理解が必要です。現在ではさまざまなマイクが存在し、独自の用途や性能をうたっています。しかし、ショットガンマイク、ステレオマイク、USBマイク、あるいはどこにでもあるハンドヘルドのボーカルマイクなどは、一般的に2つのカテゴリーに分類されます。ダイナミックマイクとコンデンサーマイクです。大きな違いは、私たちが「音」と呼ぶ空気の振動を、マイクが「信号」と呼ぶ電流に変換する方法にあります。ダイナミックマイクはセルフパワー型であり、ファンタム電源や外部電源は必要ありません。このページでは、ダイナミックマイクの特徴を紹介します。また、ライブマイクとして最適な特性や、手持ちのダイナミック型ボーカルマイクをより高いレベルで使用するためのEQのヒントもご紹介します。今回は、Samson Q8xダイナミック・ボーカル・マイクを参考例として使用します。

ダイナミックマイクの特徴とは

棒磁石をコイル状の針金の中を通すと、電流が流れます。これは電磁気学の一例です。また、逆に固定された磁石にコイルを通すとコイルに電流が流れます。ダイナミックマイクの内部には、ダイヤフラムと呼ばれる薄い膜があります。これが音波の圧力に反応して動きます。ダイアフラムの背後には、小さなコイル状のワイヤーがあります。振動板とコイルはつながっていて、磁石に対抗して前後に動きます。運動が電流を生み、最終的に音声信号となります。

ダイアフラム

ダイナミック型マイクの主要部品です。音の微妙なニュアンスに対応できるよう、非常に小さな質量のダイヤフラムが求められます。さらに、振動板の素材や構造には、強度と反発力のバランスが求められます。これには半硬質フィルムがよく使われます。振動板を強くすると、硬すぎて繊細な音に対応できず、脆くなり破れたり割れたりする可能性があります。また、柔らかすぎると、振動板が過剰に振動してしまい、メリハリのない音になってしまいます。

コイル

コイルの構造も音に影響を与えます。ワイヤーのゲージ、ターン数(ワイヤーがコイルに何回巻かれているか)、巻線の精度や均一性も、全体のトーン、レスポンス、出力レベルを決める要因となります。コイルの質量が増すと、ハイエンドのレスポンスは低下しますが、より高い音圧レベル(SPL)に対応可能です。Samson Q8xは、150dBのSPLに耐えます。

マグネット

最近のレアアースによる磁石の登場により、マイクの構造と性能は進化しています。Samson Q8xに搭載されているようなネオジム磁石は、他の磁石材料に比べてはるかに強力な磁場を提供し、質量も小さく、より軽量なボディと鮮明なサウンドを実現します。

トランス

適切な出力レベルとインピーダンスレベルを達成するのが、トランスの役割です。過大な入力信号でトランスを飽和させると、過負荷状態になり、信号がクリップして不要な歪みを発生させる可能性があります。Samson Q8xは、この種のクリッピングを最小限に抑え、より強力な出力信号を得るために、堅牢な高飽和特性のトランスを使用しています。

ダイヤフラム、コイル、マグネットを1つにして、マイクカプセルと呼びます。カプセルとトランスは、マイク出力コネクタに接続されています。カプセルはマイクのエンジンであり、ボディ部分にも性能を決める多くの要素があります。

良いマイクの条件とは

ライブでマイクを使用する場合、いくつかの課題があります。シンガーや楽器奏者がステージで共演する場合、指向性に優れたマイクを使用すれば、マイクに入る余計な音を最小限に抑えられます。また、適切なピックアップパターンを選択すれば、メインスピーカーやステージモニターからのフィードバックを抑制できます。エネルギッシュなボーカルには、ハンドリングノイズを最小限に抑え、信頼性が高い耐久性のあるマイクが必要です。もちろん、最高のサウンドを実現するには、ボーカルの全領域で優れた特性を持ち、明瞭さとメリハリのあるミックスができるマイクが必要です。

ピックアップパターン

ライブサウンド用のダイナミックマイクを選択する上で最も重要なのは、ピックアップパターンの理解です。ピックアップパターンは、カプセルの構造により実現されます。また、万能なパターンは存在せず、用途によって選択されます。

無指向性

無指向性マイクは、マイクの前方、後方、側方など、あらゆる方向からの音を等しく拾います。他のパターンと異なり、ボーカリストがマイクの前方から「軸ずれ」しても音が劣化しません。しかし、ステージ上で使用するには、無指向性マイクはいくつかの問題があります。

カーディオイド

カーディオイドパターンは、マイクの前方のピックアップゾーンを狭め、マイクの後方から来るサウンドを排除するため、ステージ上のモニタリングシステムなどからのフィードバックを防ぎます。しかし、マイクの中心軸から離れると低音レスポンスと忠実度が明らかに低下します。

ハイパーカーディオイド/スーパーカーディオイド

これらのピックアップパターンは、単一指向性のピックアップフィールドをさらに狭め、より高いレベルの指向性を実現します。その代償として、マイクの正面から外れると音を拾いません。もう1つの考慮点は近接効果です。近接効果とは、シンガーがグリルに極端に近づくと、マイクの低音域レスポンスに明らかな隆起を生じさせる現象です。Q8xマイクはスーパーカーディオイドパターンで設計されています。狭いピックアップ・パターンによる正確な音の分離と、適切なマイク・ハンドリング・テクニックにより、ボーカリストは声の魅力を最大限に発揮できます。経験豊富なボーカリストは、マイクから適切な距離を保ち、軸上で歌い、正しい位置を握って、スーパーカーディオイドによる設計をうまく補完するようにボーカルスタイルを合わせます。マイクを正しく扱わず、マイクのボールエンドに手を添えたり、グリルの下を掴んだりすると、マイクが無指向性のパターンで音を捕らえるため、音の分離が低下し、ハウリングの可能性が高まります。

ノイズ軽減

ノイズはオーディオを忠実に再生するときの障害となります。いったんノイズがオーディオシステムに入り込むと、信号と一緒に増幅・処理されてしまい、あらゆるパフォーマンスに影響を及ぼします。ライブ会場で優れた結果を出すために設計されたマイクは、初期の段階でノイズを最小化できるはずです。オーディオの世界には、RF(無線周波数干渉)ノイズ、ハム(電気)ノイズ、そして単なる物理的なノイズなど、あらゆる種類のノイズが存在します。ノイズの最小化は、ライブ用マイクの達成すべきゴールです。

フィルター

演奏中に破裂音を発生させる可能性のあるパ行の発音や歯擦音からノイズを保護するのがフィルターです。多くのマイクはグリルの内側にフィルターを装着しています。

アイソレーション/ショックマウント

ショックマウントは、マイクカプセルを本体から隔離し、ハンドリングノイズを低減させます。ハイパーカーディオイドやスーパーカーディオイドのピックアップパターンは、カプセルの真後ろに感度は小さいながら音を拾うポイントがあり、ボーカリストのハンドリングノイズを増加さてしまう可能性があります。Samson Q8xは、ユニークな空気圧式ショックマウントを使用しており、あらゆる状況下でカプセルによる優れた保護を実現し、ハンドリングノイズを最小限に抑えています。

電気部品に由来するRFノイズ

ローインピーダンス(Lo-Z)マイクをライブで使用するのは、ノイズを抑制するための最善の方法の一つです。ローインピーダンス(600 Ω未満)構成では、3芯のケーブルが必要となり、ホットとコールドとグラウンドに別々の電線が使用されます。アンバランスのハイインピーダンス(Hi-Z)ケーブルは、コールドとグラウンドを接合しています。3芯構造は、他の電気部品に由来するRF干渉やノイズを効果的に除去できます。Samson Q8xのような高性能ライブマイクは、内部に高効率オーディオトランスを搭載しており、S/N性能を向上させ、ハムノイズを除去する働きをします。

耐久性

ツアー中の環境は、機材にも厳しく、過酷です。ライブ・マイクは、毎晩のように常に働かなくてはなりません。マイクの構造は耐久性、信頼性、そして最終的にはマイクの価値に影響を及ぼします。Samson Q8xの場合、ボディは亜鉛合金のダイキャストで作られており、高い強度と腐食防止を実現しています。パフォーマンスを向上させる部品は、長期的な信頼性にも影響します。空気圧式ショックマウントは、ハンドリングノイズを減少させるだけでなく、マイクの落下などの衝撃からカプセルを保護します。グリルのフィルターは、シンガーの息による過剰な水分が、デリケートなカプセル部品に達するのを防ぎます。Samson Q8xは、スプリングスチールグリルを採用し、グリル内部の構造的によりグリルの変形を防ぎます。

論より証拠

では、ライブ会場で素晴らしい音を出すためのマイクには何が必要なのでしょうか。周波数特性、ダイナミックレンジ、低音のロールオフなどは性能を語る上で必然でしょう。これらの要素を最適化し、優れたボーカル用マイクをどう設計するかが課題です。Q8xは、最大150dB SPLの急な音圧レベルの入力に耐え、ライブサウンドの分野で理想的なパフォーマンスを提供します。Samson Q8xの周波数特性は、オーディオスペクトル全体にわたって滑らかで均一です。ローエンドのレスポンスは約150Hzでロールオフし始め、約50Hzで完全に10dB減少し、唸りを防ぎ、不快な重低音を軽減します。残りの周波数特性は、全体的にフラットな状態を維持し、中高域をわずかに持ち上げます、これはボーカル信号に存在感を与え、より明瞭にし、ボーカルが音楽の中で際立つように作用します。SPLレベル、低音のロールオフ、中音域のリフト、そしてピックアップ・パターンといった重要な仕様はすべて、サムソンのエンジニアリング・チームによるマイクのコンポーネント、カプセルの配置、その他の重要な要素の入念なエンジニアリングの結果なのです。

正しいマイクの選び方

By Ira Cary Blanco

今日のデジタル化されたスタジオで音をとらえるには、3つの要素が必要です。1つ目は、音を電気的な音声信号に変えるためのマイク。2つ目は、電気的な音声信号をデジタルデータに変換するADC(Analog to Digital Converter)。最後は、デジタルデータをコンピューターに取り込むためのインターフェイスです。音の入り口がマイクであり、コンピューターを経由して、最終的にポッドキャスト、ナレーション、ストリーミングなどに音を供給します。マイクにはいくつかの種類があります。ここでは、スタジオで使用するマイクを選択する際に必要な情報について説明します。

接続方式:XLRとUSBの比較

XLRマイク

マイクの歴史の中で、最も一般的なコネクターはXLR端子(オス)です。「XLRマイク」は、世界中のステージやプロフェッショナル・スタジオで使われています。XLRマイクの出力はアナログ信号ですが、コンピューターで使用するためには、最終的にデジタルに変換する必要があります。この「A / D」変換は、デジタル・インターフェイス(またはインターフェイス内蔵のミキサー)で行います。XLRマイクは安価な製品もあれば、数十万円に上る製品もあります。しかし、用途に適しているかどうかを判断する上で、マイクの価格は必ずしも重要ではありません。また、複数のXLRマイクをミキサーに接続し、それぞれのレベルを個別に調整可能です。

USBマイク

90年代後半になると、USB端子はほとんどのパソコンに搭載される標準的なインターフェイスとなり、それに合わせて各メーカーはUSBマイクの生産を開始しました。USBマイクが登場した最初の数年間は、ほとんどが安価で低品質のヘッドセットマイクでした。そして2005年、Samsonが初のスタジオ向けUSBコンデンサーマイク、C01Uを発表しました。これは、ユーザーがマイクをコンピューターに直接接続し、自分の声を高品質で収音できる最初の製品になりました。

USBマイクで重要なのは、ゼロ・レイテンシーによるヘッドフォン出力の搭載です。通常、録音中に信号をモニターするには、音声信号をマイクからコンピューターに取り込み、その後モニター出力に戻すため、わずかな遅れが生じます。この遅れはどんなに小さくても、とても気になります。これを解決するためには、USBマイクにヘッドホン端子を追加して、マイクの音を直接モニターできるようにします。

マイクの種類:ダイナミック型とコンデンサー型

マイクカプセルにはいくつかの種類がありますが、最もよく目にするのはダイナミック型とコンデンサー型の2つです。これらのカプセルにはそれぞれ音の特徴や特性があり、違いを認識しておき、用途に適したカプセルを選ぶ必要があります。

ダイナミック型マイク

ダイナミックマイクは自己発電型であり、空気中の音の振動を永久磁石に通した電気コイルが音声信号に変換しています。コイル全体が動いて収音するため、急激な動きの変化に対応しにくく、周波数特性における両端の音域では、感度が落ちます。しかし、大きなSPL(音圧レベル)に耐え、ほぼすべての演奏者の声域に対応できます。

ダイナミックマイクは外部電源(ファンタム電源)を必要としないマイクで、ステージで歌うときに使用するハンドヘルドマイクが典型的な例でしょう。世界中のラジオ・スタジオでも多く見られ、コンデンサーマイクに比べ、高音を抑えた暖かみのあるサウンドを持ち、近くの音を取り込み、周囲の雑音や遠くにある音を最小限に抑えます。

コンデンサーマイク

コンデンサーマイクは、マイク回路を「励起」するための外部電源により駆動しています。プロオーディオの世界では、この電源はファンタム電源と呼ばれ、通常はミキサーから供給されます。USBマイクでは、小さな電圧がUSBケーブルを介してコンピューターからマイクに供給されます。USBマイクの多くはコンデンサー型です。ダイナミック型マイクと比較した場合、より広い周波数範囲にわたって滑らかなレスポンスを提供し、スタジオ環境により、その真価を発揮します。

コンデンサーマイクは、ダイナミックマイクに比べて音が明るめであり、感度が高いです。そのため、マイクカプセルから近い音も遠い音も均等に拾ってしまう傾向があり、専用スタジオ以外では、ノイズの多い音声になってしまいがちです。

遮音されたポッドキャスティング・スタジオでは、コンデンサーマイクが最適な場合があります。しかし、専用スタジオでない(遮音されていない)環境では、話し手の声だけをとらえ、周囲の環境音を拾いにくいダイナミックマイクが最適でしょう。

ピックアップパターン

マイクカプセルのタイプに加えて、マイクのピックアップパターン(しばしば「極性」と呼ばれます)も考慮する必要があります。マイクの極性パターンは、指向性を示し、マイクの周囲のどこで音を最も多く拾えるかを意味します。このセクションでは、大きく分けて3つのパターンを説明します。以下に説明する他にも様々なピックアップパターンが存在しますが、最も頻繁に目にするのはここに紹介する3つのパターンです。

無指向性パターンは、マイクの周囲360°の音を均等に拾います。テーブルの真ん中に「無指向性」マイクを置くと、そのテーブルにいる人たち全員の音を均等に捉え、テーブルの周りに座っている人たちの声を拾うのに理想的なパターンです。

次は、「8の字型」とも呼ばれる「双方向性」です。双方向性マイクは、設置した場所の前後の音は拾いますが、横からの音は拾いません。双方向性マイクの最も一般的な用途は、インタビュアーとゲストの間にマイクを設置するインタビューです。この場合、両方の声を均等に拾います。

最後に、単一指向性(カーディオイド)シリーズのピックアップパターンです。カーディオイドマイクは、マイクの前方の音を直接拾い、側面からの音を少し拾い、マイクの後方の音をほとんど拾わないパターンを持っています。スーパーカーディオイドおよびハイパーカーディオイドマイクは、カーディオイドパターンをより極端にし、背面からの音を若干多く拾う代わりに、側面から来る音の排除をより強化しています。カーディオイドのマイクは、一人の声だけをピックアップし、他の場所から来る音を拾いたくない場合に最適です。

マイクの仕様を見ていると「マルチパターン」という表記もあります。マルチパターンのマイクは、状況に応じて適切な極性パターンを選択するスイッチを備えています。例えば、ある日はグループで使用し、次の日は自分だけ使用する場合、マルチパターンを持つマイクは必要に応じて極性を変えられ、柔軟に使用できます。

どのマイクがふさわしいですか

もし、マイクの使用をまだ始めたばかりで、専用のスタジオ設備がない場合は、単一指向性のピックアップパターンを持つダイナミックマイクを選ぶとよいでしょう。XLRからデジタルオーディオに変換するオーディオインターフェイスがない場合は、USBマイクがベストな選択となるでしょう。SamsonのQ2Uポッドキャスティングパッケージは、XLRとUSB両方に接続でき、内蔵ヘッドフォン・ジャック、ウィンドスクリーン、高さ調整付き三脚マイク・スタンド、USBケーブルなど、最初に必要になるアイテムが含まれています。

SamsonのG-Track Proは、ラージダイヤフラムのスタジオ用コンデンサーマイクで、ピックアップパターンが選択でき、USB接続のほか、ヘッドホンジャックと楽器や他の音源を接続するための外部入力も備えています。

最後に、もう少し予算があり、プロ放送局のサウンドを求めるなら、Samson Q9Uダイナミックマイクがお勧めです。XLRとUSBの両方の端子、カーディオイド極性パターン、専用EQスイッチ、ヨークスタイルのマイクスタンド・マウントを備えています。

重要なポッドキャストの音声品質

By Harry Duran

最近、米国ではポッドキャストの人気が高まってきて、大多数の人が自分のポッドキャストを持っていたり、複数のポッドキャストを聴いています。また、「ポッドキャスト」という言葉をよく耳にするようになっています。

Edison Research氏は、ポッドキャストの聴取者に関する年次報告書を発行してます。また、Infinite Dial 2020のレポートにも、注目すべき統計があります。

12歳以上の米国人の75%(約2億1200万人)がポッドキャスティングに親しんでおり、2019年の70%から増加し、37%(1億400万人)が毎月聴いているとのことです。これは、The Infinite Dialによる2009年からの統計からもわかる成長傾向です。

新規または既存のポッドキャスターにとって、これが何を意味するか。私は2014年からポッドキャスティングを始めた者として、Podcast Junkiesのホストとして、ポッドキャスティング・コミュニティの1人として、品質に関して高い水準を保つためにできる限りのことをする重要性を訴え続けています。

ここで話したいのは、ポッドキャストのオーディオ品質です。これは番組の最も重要な1つであり、すべてのポッドキャスターが真剣に取り組む必要があるものです。Apple Podcastsのディレクトリにある番組の数は100万に近づき、多少悪い音質の番組でも、リスナーが気にしなかったり、文句を言ったりしない時代ではありません。番組のレベルは急速に上がり、現在利用可能なテクノロジーと機材も同じように急速に性能が向上しています。これは、ポッドキャスターにとって幸運なことでもあります。

まず考えなければならないのは、番組を録音する環境です。静かな部屋であることは言うまでもありません。しかし、スタジオ並みの環境が常に用意できるわけではないでしょう。ここでは、おすすめの機材と、収録するオーディオの品質を向上させるために検討できることをいくつか取り上げます。

マイクについては、私はずっとシンプルなマイクを作る、実績のある会社を支持してきました。ごく初期にポッドキャスト市場に参入したSamsonのチームとつながる機会に恵まれ、ダイナミック・ハンドヘルドQ2Uマイクに感銘を受けました。今では、新しいポッドキャスターにとってツールキットの定番となっています。

サムソンの最新作は、Q9U(2021年発売)です。ポッドキャスター、放送局、ストリーマー向けに特別に設計されたこのダイナミックマイクは、カーディオイドの指向性パターンです。なぜそれが重要かというと、周囲のノイズを拾うことを最小限に抑えるからです。XLRとUSBの両方の接続が可能で、家庭内だけでなく放送スタジオにも最適なマイクです。

Q9Uに魅力を感じるのは、外部サウンドカードを必要としないことです。さらに、内蔵の空気圧式ショックマウントは、カプセルを機械的なノイズから守り、音質を大きく向上させます。

外出先で導入部やエンディングを素早く録音する必要がある場合や、スタジオを離れた外部のインタビューや街頭インタビューをポッドキャストに使いたいなら、Samson Go Mic Mobileワイヤレスシステムをお勧めします。ハンドヘルドマイクとラベリアマイクの両方の構成で自由に動き回りながら収録、レシーバーはスマートフォンに簡単に接続できます(2つのマイクを同時に使用可能)。固定された場所にいる場合は、ラップトップにUSBで接続するだけのSamson Satelliteが非常に効果的です。

公共の場での外部騒音を低減する方法として、ツール「Krisp」があります。これはノイズリダクション機能を提供する新しい技術で、周囲の騒音を劇的に減少させます。過去に空港のカフェからオンラインセミナーで使用しましたが、その差は歴然でした。

インタビュー中心の番組であれば、ZoomやSkypeなどのツールがありますが、私たちはSquadcastをクライアントに勧めています。Squadcastは遠隔地のインタビューを高音質で録音し、その会話の音声データを提供してくれます。各サイドの録音は、WAVファイルとしてそれぞれローカルにキャプチャされ、8秒ごとにクラウドに録音がバックアップされます。録音が完了すると、両者の音声がホスト側に提供され、ホストはそれらをダウンロードして編集できます。

遠隔地での会話には、Tripmodeというアプリを使って、インターネット信号の品質を大幅に向上できます。これはどのアプリがインターネットを使用しているかを検知し、制御できます。DropboxやGoogle Driveなどによるインターネットアクセスが回線品質に影響します。Tripmodeは、現在使用しているアプリケーションだけがインターネットにアクセスできるようにします。

全体として、新人でもベテランでもポッドキャスターとして心に留めておくべきことは、常にオーディオの品質を向上を積極的に行うということです。また、忘れてならないのは、多くの人はイヤホンで聴いているということです。直接耳元で話しているように聞こえているのです。

ポッドキャストは視聴者と非常に親密なメディアです。ポッドキャスターとして、あなたはリスナーと1対1の関係を持っています。そして、一時的なカジュアル・リスナーを熱狂的なファンに変えることもできるのです。

著者について
Harry Duran氏は、Podcast Junkiesの(https://www.podcastjunkies.com/)ホストであり、FullCast(http://fullcast.co/)の創設者です。Podcast Junkiesを購読すれば、優れたポッドキャストの著名人とコミュニケーションを取ることができます。Harry Duran氏には、LinkedIn、Twitter、Instagramのアカウントもあります。

ポッドキャストまたはライブストリーミングの設定

by Mike Metlay

インターネットの登場により、情報をいろいろな方法で扱えるようになり、簡単なツールとデータ通信だけで、誰もが自分の考えを世界中に伝えられるようになりました。書籍出版社ではオンデマンドのプリントサービス、新聞や雑誌業界ではウェブサイト、放送業界はストリーミングメディアなど、旧来のメディア形態が変わり、より広くアクセス可能なものにより、補完されたり、置き換わりました。

最も人気のある最新のプラットフォームは、ポッドキャストとライブストリームの2つです。この記事では、それらがどういうものか、違いはなにか、そして素早く、良い音で参加するために必要なものは何かについて説明します。

ポッドキャスト:現代版トークラジオ

2000年代に入り、黎明期のWorld Wide Webは、ユーザーの興味のあるWebサイトに新しい記事が公開されたら直ぐに知らせるように設定して、アラートを受け取れるようになりました。この新しいプロトコル、RSS(Really Simple Syndication)によって、雑誌を定期購読するのと同じように、ウェブサイトやその他の情報をリアルタイムで得られるようになりました。

それから間も無く誕生したポッドキャストは、オーディオプログラムをウェブサイトに投稿し、リスナーが自由にプログラムにアクセスできます。

ポッドキャストは、インターネット上で簡単に共有できます。オンラインで聴くことも、スマートフォンやタブレットにダウンロードも可能。近年、ポッドキャストの人気は急上昇しており、何か話したいテーマがある人は盛んに投稿しています。音楽、時事問題、料理、スポーツなど、定期的に話せるテーマがあれば、ポッドキャストを利用して、自分の考えを記録し、興味ある視聴者と無料で共有できます。

ライブストリームにより配信プラットフォームの利用がさらに活発になる

ライブストリームとは、Twitch、Facebook、YouTubeなど、ライブストリームに対応したプラットフォームから配信される音声・動画番組のことです。チャンネルを登録することにより、新しいライブストリームの配信スケジュールが通知されます。ほぼすべてのライブストリームは録画され、見逃したときやもう一度見たいとき、後で再生もできます。

ライブストリーミングのセットアップは、スマートフォン1台から専用のホームスタジオまで様々です。動画であるため、ポッドキャスティングより少し複雑ですが、最新の製品の紹介から最近の映画についての評論、人気のあるゲストへのインタビューまで、あらゆることをほとんどお金をかけずに配信可能です。

スタジオで使用するツール

ポッドキャストは事前に録音されるため、マイクと音声の録音・編集機材が必要です。無料または安価な録音・編集ソフトウェアがMac、Windows、iOSデバイス向けに幅広く提供されています。最も人気のある無料のアプリは、AppleのGarageBand(Mac、iOS)とAudacity(Mac、Windows)です。

ライブストリーミング編集ソフトウェアを使用して、1台、あるいは複数台のカメラから録画されたビデオとオーディオソースを組み合わせます。オーディオソースは、ほとんどの場合、単一マイクで録られたものです。いずれにせよ、高品質のUSBマイクがあれば、必要なオーディオハードウェアはすべて揃います。最適なものを選ぶには、どのようなポッドキャストやライブストリームを行うかを考え、それに最適化したマイクを選択します。

多くのポッドキャストやライブストリームでは1人で話すか、あるいはオンラインで参加する人と対話します。他のナレーションと同様に「適切な」マイクとは、そのポッドキャスターの声に最も適したマイクであることです。これらを考えて、一人で活動を行っているポッドキャスターやライブストリーマーは、SamsonのC01U Pro Podcasting Pack、Q2U Recording and Podcasting Pack、またはQ9U XLR/USB Broadcast Dynamic Microphoneを検討してみてはいかがでしょうか。

C01Uは世界初のUSBコンデンサー・マイクであり、高品質のスタジオマイクのサウンドと、あらゆるコンピューターでプラグ&プレイで使用できる手軽さを兼ね備えています。C01U Proは、この優れた伝統を受け継ぎつつ、遅延のないダイレクトモニターができるヘッドホン接続出力が追加されています。C01U Pro ポッドキャストパックには、頑丈なデスクトップ・マイクスタンド、ケーブル、そしてSAMSONの優れたセミ・オープンバック・スタジオ・ヘッドホンSR850が同梱されています。

Q2Uダイナミック・マイクロホンは、スタジオやクラブのライブにも使える機材を求めるユーザーのために、ボーカルや楽器にパワーと存在感を与える暖かくてパンチの効いたサウンドを備えています。ミュートスイッチとダイレクトモニタリングヘッドフォン出力を装備し、USB出力と従来のXLR出力の両方に対応しています。Q2Uレコーディング&ポッドキャスティングパックには、折りたたみ式デスクトップスタンド、ウィンドスクリーン、XLRケーブルとUSBケーブルが付属しています。

Q9Uは、ラジオの放送用マイクを彷彿とさせるポッドキャスター向けのダイナミック・マイクです。強力な近接効果によりあらゆる音声にパワーとパンチを加えます。内蔵のショックマウントと2層式ウインドスクリーンにより、ハンドリングノイズやポップノイズを最小限に抑え、内蔵のミッド・プレゼンス・ブーストとローカットフィルタースイッチにより、音声に合わせてサウンドを簡単に調整することができます。XLR出力を装備し、通常の放送用マイクとして使用できるほか、USBでコンピューターに接続すれば、オンマイク・ミュート機能、遅延のないモニタリング、最大24ビット/96kHzのA/D変換を使った音質のサウンドが得られます。

世界に発信するためのツール

ポッドキャストやライブ配信の中には、ホストがゲストと直接会って話をするような、現場でのインタビューがベースになっているものがあります。このようなポッドキャストでは、1人の声にフォーカスする単一指向性、室内にいる複数の声を拾う無指向性、周囲の音を排除してインタビューする人とゲストの声を拾う双指向性マイクが有効です。ポッドキャストの特定のニーズに応じて、Samson G-Track ProまたはSatelliteのいずれかを選択するとよいでしょう。

G-Track Proは、デスクスタンドにマウントされたプロ仕様のコンデンサーマイク。遅延のないダイレクトモニタリング出力と、ギターやエレクトリックピアノなどの楽器用の1/4インチ・ハイインピーダンス入力を備え、マイク上で、マイク、楽器、ヘッドフォンの個別のレベルコントロールが可能です。また、マイクと楽器の信号を分割して録音/処理するか、生放送用にミックスするかを選択可能です。

Satelliteは、Samsonの次世代ポータブルUSBマイクです。3つの指向性パターン、切り替え可能なゼロレイテンシー・ダイレクトモニタリング、ヘッドフォンレベルコントロールに加え、録音中のノイズを防ぐサイレントマイクミュートスイッチ、最大24bit/96kHzの高品位オーディオ録音をサポートし、折りたたみ式三脚を内蔵したコンパクトなパッケージになっています。Lightningケーブルの同梱により、iPhoneやiPadユーザーならすぐに使える機材です。

SAMSON MediaTrack

複数のマイクやストリーミングコンテンツを使用したインタビューに必要なセットアップには、通常、USBミキサーが必要です。Samsonのコンパクトなアナログステレオミキサー MixPad シリーズは、このような用途に適しています。

しかし、現代のライブストリーミングでは、従来のプロオーディオ機器では考慮されてこなかった様々な例外的なソースをミックスする必要が出てきます。プレゼンターは、マイク、ウェブカメラ、ビデオプロジェクター、コンピューターソフトウェアやウェブコンテンツ、あるいは遠隔ライブインタビューに使用するスマートフォンからの音声をミックスしたい場合があります。これらすべてを一度に扱えるミキサーはあるでしょうか。

新しいSamson MediaTrackは、現代のストリーミングスタジオや教室のために設計され、複数のメディアソースをコンパクトに結合する様々な入力を備えています。

MediaTrackは、Samsonワイヤレスマイクレシーバーの隣にラックマウントできるコンパクトなハーフサイズ・ラックミキサーです。外部XLRマイクまたはバランスラインレベル入力、ステレオ音楽入力(RCA、フォン、3.5mm)、Samson XPDワイヤレスマイク(フロントパネルのUSBスロットに挿入)、コンピューターからの音声、外部デバイスからのBluetoothストリーミング音声が入力可能です。また、内蔵のボイスオーバー機能は、プレゼンターが話しているときにバックグランド音声レベルを下げます。

声を届ける

もしあなたが何か伝えたいことがあって、それが教育であれ、婚約発表であれ、何であれ、誰かに自分の意思を伝えるのにこれほど良い時代は、人類の歴史上かつてなかったのではないでしょうか。いくつかのツールを適切に選択すれば開始できます。次はどんな話が聞けるか楽しみです。

著者について
Dr. Mike Metlayは、音楽家、教育者、ライター、編集者、機材愛好家、そして既に退職しましたが、原子物理学者(!)であり、音響業界で40年近く活躍しています。RECORDING誌の元編集者として、何百もの機材レビューや記事を執筆し、最近では自身の会社Atomic Wordsを通じてオンラインで教育活動を行っています。詳細はAtomicwords.netをご覧ください。

バーチャルクラスルームであなたの声を届ける

By Matt Vanacoro

リモート環境を使って教えることは、今では教育者にとって特別なことではありません。生徒が通常授業に戻ったとしても、教育者は知識の蓄積、生徒の能力向上、オンライン学習の経験のために、さまざまな会議アプリを使い続けるでしょう。仮想クラスルームが直面する最大の課題の1つは、生徒に教師の声を明瞭に届けることです。

重要なポイント

ノートPCのマイクは、PCメーカーにとって優先度は高くありません。他に重要な部品が多く、チャット用のマイクはしばしば安価なものが採用されてきました。これにより、教育者が常にスクリーンから数メートル以内にいなければならなかったり、指導中に言葉の重要な部分が届けられないこともあります。また、指向性が不十分で、ノイズも含めた部屋の中のすべての音を拾ってしまいます。最も確実な解決策は、ラベリア型マイクを使うか、マイクを口元に直接当てて、レッスンを全員に確実に届けることです。

サウンドに関するアドバイス

この問題を解決する最も簡単な方法は、USB対応のマイクを使用することです。これなら、オーディオ・インターフェースも必要ないし、複数のケーブルも必要ありません。USBマイクはコンピューターに直接差し込むことができ、特別なソフトウェアやレコーディングスタジオで使うような特別なマイクも必要ありません。

Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなどの一般的なビデオ会議ソフトウェアでは、音声デバイスを選択することができます。「Setting」メニューから「Audio」を選択すると、上図のようにマイクを選択することができます。使用可能なマイクがすべて表示され、ビデオ会議ソフトウェアを実行するときに使用するマイクを選択します。

スマートフォンを使うなら、多くのUSBマイクはiOSとAndroidで動作し、必要なケーブルが付属しています。PCとスマートフォン両方で動作するマイクを見つけておくと安心です。学校から支給されたPCがうまく動作せず、自分のスマートフォンに切り替えて授業を行ったことが何度もあります。

ワイヤレスを選択した場合、2つのパーツ(トランスミッターとレシーバー)が必要になります。トランスミッターが内蔵されたマイクか、ケーブルでトランスミッターに接続するマイクと、USBオーディオ出力を備えたレシーバーです。デバイスが「ペアリング」され、互いに会話していることを確認する必要があります。ほとんどのワイヤレスマイクは、工場出荷時にペアリングされていますが、動作しない場合、マニュアルを読んでペアリングする方法を調べます。ワイヤレスマイクを身につけ、コンピューターのUSBポートにレシーバを差し込みます。すべての電源をオンにし、会議ソフトウェアの「設定メニュー」から使用するマイクを選択します。

最善の方法とは

リモートで教える教師にとって、ラベリアでもヘッドセットでも、USBレシーバー付きのワイヤレスマイクを使うのが最善の方法です。机から解放され、部屋のどこにいてもはっきりと声が届けられます。カメラのないところでも生徒を声でアシストしながらリモートのクラスを運用し、生徒との繋がりを維持できます。教室内の必要な場所に移動して授業を行え、外部マイクへの投資を意義のあるものにしてくれます。

著者について
Matt Vanacoro氏は、ニューヨーク州Westchester在住の音響技術に関する教育者です。20年以上にわたり音響技術を教えており、macProVideo.comの上級トレーナーでもあります。また、Ask.Audioの寄稿者でもあり、チュートリアルと教育を専門としています。また、NYSSMA、WCALA、NAMMショーのワークショップでプレゼンテーションを行っています。彼は、技術を教育方法の1つである「形成的評価(評価するときに得点を付けるだけではなく、達成度に応じてフィードバックを行い、学力の向上を目指す)ツール」として使用したり、生徒の成長を助ける技術的解決策を見つけることに重点を置いています。

学校におけるオーディオ機器の活用とセットアップのヒント

by Mike Metlay

今日の教師は、最新技術を多く活用しています。オンラインのストリーミングから従来の講義まで、テクノロジーは教師を支援すると同時に、生徒が学習する新しい方法を切り開きます。ここでは、今年、教師が教室で使用するテクノロジーの必需品トップ3を見てみましょう。

入門編

自宅にいる生徒にストリーミングする場合でも、対面授業の生徒のためにアーカイブとして録音する場合でも、コンピューターに接続できる優れたマイクが必要です。PCに搭載されているマイクは、ストリーミングや録音に最適とは言えません。生徒の騒ぎ声や、空調の運転音など、かなりの量のノイズを拾うからです。

ワイヤレス・ラベリア・マイクを装着すれば、教室のどこにいても声が収音できます。自宅から学生にストリーミング中、部屋を歩きながら話をしたい場合、ワイヤレス・ラベリア・マイクが役に立ちます。私は両手を自由に使えるように①Samson Go Mic Mobileワイヤレスラベリアシステムを使用しています。デスクトップからモバイル機器まで、どんな機器にも対応し、専用のソフトウェアも必要ありません。接続し、ラベリアをつけるだけで、あなたの声がクリアに届けられます。

時代を先取りする

現代の教育には、レポートや小論文以上のものが求められています。

私は、生徒に実際の放送体験をさせるため、教室に「ラジオマイク」を設置しています。②SamsonのQ9Uは放送用ダイナミックマイクで、YouTubeを見たことがある生徒なら誰でも見覚えがあるはずです。コンピューターのUSBポートに直接差し込めば、数分後には生徒たちが有名YOUTUBERのように、今の授業をどのくらい理解したかを表現できるのです。

生徒が自分の作品を録音するためのフリーソフトを用意しておくとよいでしょう。Audacityは、音を録音するための様々なデバイスで動作するアプリです。アプリをダウンロードし、入力デバイスとして外部マイク(Samson Q9Uなど)を選び、録音ボタンをクリックするだけで、プロと同じような録音ができます。生徒がポッドキャストでプレゼンテーションを録音したら、プロジェクトをMP3形式で保存してGoogle Driveにアップロードし、クラスの生徒と共有もできます。

最高レベル

この1年間は、教師として声帯を酷使した年でした。生徒と対面で授業を行い、同時に自宅から生徒と関わり合いを持たなければなりませんでした。マスク越しでもはっきりわかるように、非常に離れた場所にいる生徒にも聞こえるように、大きな声で話さなければなりません。このため、私の喉に負担がかかり、ポータブルPAシステムに投資する必要があると思いました。

私の教室では、ワイヤレスヘッドセットシステムを搭載した③Samson Expedition XP106wDEを使用しています。ヘッドセットなので、両手を自由に使えるし、コンパクトゆえ机の上にも置けます。スマートフォンをBluetoothスピーカーに接続すれば、必要なときにメディアを再生できますし、音量も十分です。充電式バッテリーを内蔵しているので、外に持ち出して何時間も使用できます。

ポータブルPAシステムのセットアップは、簡単です。前述のExpeditionのシステムの場合、付属のUSBスティック・レシーバーをPAシステムの背面に差し込むだけです。ボリュームを下げた状態でスピーカー、マイクの電源を入れ、あなたが希望するレベルになるまで声を出しながら、ゆっくりと音量を上げます。さらに、モバイルデバイスとExpeditionをBluetoothでペアリングすれば、授業で使うサウンド・クリップや音楽を再生することも可能です!

あなたの声を届ける

教育とは、理解させることが重要です。生徒がどこにいても、教師とレッスンにつながっていると感じさせることが重要です。今回紹介した3つの機材は、それを実現するのに役立つでしょう。

著者について
Matt Vanacoro氏は、ニューヨーク州Westchester在住の音響技術に関する教育者です。20年以上にわたり音響技術を教えており、macProVideo.comの上級トレーナーでもあります。また、Ask.Audioの寄稿者でもあり、チュートリアルと教育を専門としています。また、NYSSMA、WCALA、NAMMショーのワークショップでプレゼンテーションを行っています。彼は、技術を教育方法の1つである「形成的評価(評価するときに得点を付けるだけではなく、達成度に応じてフィードバックを行い、学力の向上を目指す)ツール」として使用したり、生徒の成長を助ける技術的解決策を見つけることに重点を置いています。

オーディオ技術を使った教室がより身近に

by Mike Metlay

教師や、管理者、非営利団体が、最新テクノロジーを使った設備を整えることが身近なものになってきました。最近、生徒のソーシャルディスタンス対策や、リモートによる指導、学習機会損失の対処に最新テクノロジーを使った方法を採用する機会が増えました。ここでは、オーディオ技術を使ってそれを実現するためのいくつかのアイデアを紹介します。これらのアイデアは、ソーシャルディスタンスを保つ対策、リモート学習、その他の課題解決に必ず役にたつと思います。

対面授業でのソーシャルディスタンス

教室内でソーシャルディスタンスを保つことは、教師にとって簡単なことではありません。生徒との距離が離れているため、多くの教師が声枯れや声帯疲労を訴えています。また、生徒も授業が聞き取りにくく、理解しにくくなっています。ポータブルPAシステムは、教師が通常の声量で話しても、部屋の隅々まで指導内容を伝えるのに役立ちます。SAMSON Expedition充電式PAシステムは、数秒で簡単にセットアップができ、屋外を含むあらゆる教育空間で使用できる非常にポータブルなシステムです。

ポータブルPAシステム「Expedition」には、ヘッドセット型からハンドヘルド型までのワイヤレス・マイクシステムを含む多くのオプションが用意されています。Bluetooth接続により、教師がメディアを再生しても、部屋の後方にいる生徒にもすべての音をはっきりと伝えられます。

半数がリモート

指導の継続性を確保することは、これまで以上に重要な課題となっています。隔離のために生徒が自宅から授業にアクセスできるようにすることは非常に重要です。リモートで授業を受けている生徒のために、教師が高品質のオーディオストリームを送受信できる環境を迅速に設定できることが、必須となります。ノートパソコンのマイクでは、回りのノイズを拾ってしまったり、音量が小さかったりなど、教師がノートパソコンの前に座っていないと生徒に十分に伝わらないことがあります。

Go Mic Mobileを検討してみてください。先生のパソコンや、携帯電話、タブレットなどのモバイル機器に直接接続することができ、ワイヤレス・ラベリアマイクやワイヤレス・ハンドヘルドマイクを持って、自由に教室を歩き回ることもできます。生徒は指導内容をはっきりと直接聞くことができ、特別なソフトウェアをインストールする必要もありません。Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなど、Go Mic Mobileは遠隔会議ソフトと簡単に連携します。

デスクトップからの授業

ワイヤレスが必要ない先生には、USBマイクを使用することで、明瞭なコミュニケーションができるようになります。SAMSONのデスクトップ型G-Track Pro、よりポータブルなSatelliteマイクなどはデスク上に置くことができ、学校と家庭のコミュニケーションを瞬時に明瞭かつ魅力的なものにします。

次のレベル

複数の音源を接続したいハイテク好きの先生なら、オーディオインターフェースは授業や家庭でのレッスンを驚くほどエキサイティングなものにしてくれる機材です。Samson MediaTrack 4チャンネルミキサーUSBオーディオインターフェースは、ワイヤレスマイク、Bluetoothオーディオ、有線マイク、モバイルデバイスなどを接続可能です。自宅からの授業、遠隔地との会議、スクリーンキャプチャーなど、複数の機器を接続してストリーミングする必要がある場合、MediaTrackが頼れるソリューションとなります。また、ラックマウントも可能なので、既存のサウンドシステムにも簡単に組み込むことができます。

行政との連携

ここで紹介した機器は多少の出費を強いられますが、教師が通常提供している素晴らしい指導を、生徒がどこにいても受け続けられるようになります。導入にあたり、補助金があるかどうか行政に確認してみてください。

著者について
Matt Vanacoro氏は、ニューヨーク州Westchester在住の音響技術に関する教育者です。20年以上にわたり音響技術を教えており、macProVideo.comの上級トレーナーでもあります。また、Ask.Audioの寄稿者でもあり、チュートリアルと教育を専門としています。また、NYSSMA、WCALA、NAMMショーのワークショップでプレゼンテーションを行っています。彼は、技術を教育方法の1つである「形成的評価(評価するときに得点を付けるだけではなく、達成度に応じてフィードバックを行い、学力の向上を目指す)ツール」として使用したり、生徒の成長を助ける技術的解決策を見つけることに重点を置いています。

パッチベイの入出力

パッチベイは、レコーディングスタジオの最も便利な設備の1つです。パッチベイがあれば、少しの機材変更を行うたびに機材を再配線する必要がなくなります。パッチベイを使用して信号をどのようにルーティングするかを「ノーマリング」と呼びます。基本的に背面の上下の端子は接続されていて、パッチケーブルをフロント端子に接続すると切り離されます。Samson S Patch Plusでは、フルノーマル、ハーフノーマル、ノンノーマル(スルー)という3つの一般的な方法で信号のルーティングを設定することができます。

フルノーマル

フルノーマルモードでは、リアの上段端子からの信号はリアの下段端子に送られています。フロントの上段端子にプラグを挿入すると、リアの下段端子から切り離され、信号はフロント上段端子からのみ出力されます。このときフロントの下段端子は、リアの下段端子に接続された状態になります。

ハーフノーマル

ハーフノーマルモードは、フロントに何も接続しないと、(フルノーマルと同様に)リア上段端子からの信号がリア下段端子に送られますが、フロントの上段端子にプラグを挿入すると、信号を分割し、信号はフロント上段端子と下段リア端子に接続されます。

ノンノーマル、スルーまたはストレート

ノンノーマルの場合、常にリアの上段端子からリア下段端子に信号が送られることはありません。リア上段端子からの信号はそのままフロント上段端子へ、リア下段端子からの信号はそのままフロント下段端子へと接続されます。

ダイレクトモニタリングによるパフォーマンスの向上

by Mike Metlay

オーディオインターフェイスやUSBマイクの仕様書を見ると、ダイレクト・モニタリングという言葉をよく目にします。ダイレクト・モニタリングとはどのような機能なのでしょうか。

タイムディレイ

ダイレクトモニタリングが解決するのは、オーディオがアナログからデジタルへと行き来する際に発生する時間的な遅れ、つまりレイテンシーです。

人間の耳はとても敏感です。環境によっては、1ms(1ミリ秒、1,000分の1秒)以下の時間の遅れを感知することができます。

当たり前のことですが、音は音速で伝わります。つまり、1msあたり0.3メートルの速さです。アコースティック(生音の)楽器を演奏しているときは、耳までの距離が非常に短いため、すぐに音が聞こえてきます。しかし、その距離が長くなるとどうなるでしょうか。

あなたがバンドのギタリストで、そこそこの大きさのステージに立っていて、部屋にはマイクもミキサーもないとします。バンドのメンバー3人がそれぞれ6メートル(20ミリ秒)離れていれば、時間の遅れはすべて同じになると思いますよね?しかし、そうではありません。

ギタリストはステージの片側にいて、1.5メートルほど離れたところにギターアンプを置いています。ベーシストはステージの反対側、ギタリストから6メートルほど離れたところにいて、さらに1.5メートルほど離れたところにベースアンプを置いています。

まず、ギターの音はギターアンプから出ています。ベーシストも同じです。ギタリストとギターアンプ、ギタリストとベースアンプなど、他のすべての距離はそれぞれ異なっています。さらに重要なことは、バンドメンバーはあなたが数ミリ秒前に演奏した音に反応し、あなたは他のメンバーが数ミリ秒前に演奏した音に反応しているということです。これにより、大きなステージでは、演奏のタイミングが崩れてしまいます。

電気の力を借りる

そこで活躍するのが、マイクとミキサーです。電気信号は光速で動くため、時間的な遅れは無視できるほどです。そのため、心地良い演奏を実現することができます。

上記バンドのセットアップは変えずに、すべての音源にマイクがついていて、すべての信号がミキサーに送られ、エンジニアがすべてのミュージシャンにモニターミックスを送り返している状態を想像してみてください。

マイクがドラムやアンプの近くにあり、信号が光速でミキサーとの間を行き来するため、すべての楽器がどんなに離れていても同時に聴こえ、同時にミックスされ、演奏された瞬間にミュージシャンに送り返されます。

Samson RSXM10AやRSXM12Aのようなステージモニターが近くにあれば、時間の遅れを最小限に抑えられ、全員が同時に演奏することができます。つまり、マイクとミキサーとモニターは、音響の法則に沿った「近道」をオーディオに与えるのです。

この状況では、時間的な遅れは極めてわずかなものであり、タイミングや演奏に影響を与えないものになります。これを「ニアゼロ」または「ゼロレイテンシー」と呼んでいます。

レイテンシーの発生

ご存知のように、デジタルレコーディングのプロセスには、アナログ・デジタル・コンバーター(ADCまたは単にA/D)とデジタル・アナログ・コンバーター(DACまたはD/A)が必要です。これらのコンバーターは、オーディオをサンプリングし、コンピューターが処理できるようにデジタルデータに変換、処理したオーディオデータをユーザーが聴けるようにアナログ信号に戻します。D/AおよびA/D変換によってわずかな遅延が発生しますが、これは最初のステップに過ぎません。

ソフトウェアが途切れることなく安定した流れでオーディオを受信できるようにするために、オーディオは入力バッファーを通過します。非力なバッファーは結果的にコンピューターを酷使し、音のドロップアウト、クリック、ポップなどのリスクが高くなります。一方、強力なバッファーは信頼性が高いですが、より多くのレイテンシーが発生します。

最も一般的なオーディオプログラムは、デジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)です。DAWは、コンピューターの中にあるレコーディングスタジオと考えることができます。オーディオトラックを録音し、プラグインと呼ばれるエフェクトで処理し、編集して、完成した曲にミックスすることができます。DAWには、さまざまな種類が存在します。高価なものもあれば、AudacityやGarageBandのように無料で使えるものもあります。

DAW内で行われるオーディオ操作(録音、ミキシング、編集、エフェクトの追加など)には、それぞれ異なるレイテンシーが発生します。これらの違いによって同期が取れなくなったオーディオチャンネルには、速いものを遅いものに合わせて遅延させ、より長いレイテンシーを加えて元に戻します。その後、オーディオはDACに戻され、出力バッファーによってスムーズな動作が保たれますが、これにさらに長いレイテンシーが発生します。

ギターの弦を弾いた瞬間から、コンピューターで処理された信号を聞くまでに、はっきりと分かるタイムディレイが発生します。この時間的な遅れは、あなたの演奏を狂わせるのに十分すぎるほどであり、あなたの演奏をぎこちないものにしてしまうでしょう。

ダイレクトモニタリング:電気の力を借りて(再び)

これには電気的な解決方法があります。それは、ダイレクトモニタリングです。前述したように、遅れた信号に合わせて演奏するのは難しいものです。しかし、もし無加工のドライ信号があったらどうでしょう?

この回路は、入力された信号を取り込み、A/Dコンバーターに到達する前に即座に信号を返し、再び出力してあなたの耳に届けます。ミキサーやステージモニターが音響的なタイムディレイを回避するのと同じように、このダイレクトモニタリング回路により、デジタルによるレイテンシーを回避することができます。

ダイレクトシグナルは未処理のドライな状態です。自分の声にリバーブやコーラスをかけて聴きたいボーカリストや、デジタルのオーバードライブやエコーなどを使わないといけないギタリストにとっては、あまり魅力的ではありません。しかし、ダイレクトモニタリングにはもう一つの仕掛けがあります。それは、クリーンなダイレクトサウンドとコンピューターから戻ってくる処理済みのサウンドをミックスしてヘッドフォンに供給できます。

例えば、Samson G-Track Proの楽器入力でギターを弾くと、各音のクリーンなアタックがすぐに聞こえ、短いディレイの後に完全に処理された音が聞こえます。アタック音はテンポを維持するのに役立ち、処理されたサウンドもすぐに追随してきます。

Samson Q9U XLR/USB Broadcast Dynamic Microphoneのように、USBマイクの中には、ヘッドフォン出力にダイレクト信号とコンピューターの信号が常にミックスされているものもあれば、G-Track ProやSatelliteのように、コンピューターの音声を単独で聴きたい場合に備えて、ダイレクト信号をオフにできるモニタースイッチを備えているものもあります。

DAWから戻ってくる信号の量を調整して、ダイレクトシグナルとのバランスを取って演奏したいと思うかもしれません。ダイレクトシグナルが少なくて済むこともありますし、100%(未処理な)ドライ・サウンドの方がいいと思うこともあるでしょう。そこは自分の感性に従ってください。

話し言葉、ボーカル、楽器など、どのような録音でも、ダイレクト・モニタリングはあなたの最高のパフォーマンスを助けてくれます。良いレコーディングにある唯一の近道は、ダイレクト・モニタリングです。

著者について
Dr. Mike Metlayは、音楽家、教育者、ライター、編集者、機材愛好家、そして既に退職しましたが、原子物理学者(!)であり、音響業界で40年近く活躍しています。RECORDING誌の元編集者として、何百もの機材レビューや記事を執筆し、最近では自身の会社Atomic Wordsを通じてオンラインで教育活動を行っています。詳細はAtomicwords.netをご覧ください。

ドラムのマイク・テクニック シングルマイクからマルチマイクまで

By Matt Vanacoro

ドラムの録音プロセスは、年々大きく進化しており、新しい技術が開発され、伝統的な技術とうまく共存しています。複雑な信号のルーティング、コンプレッション、バス選択、マイキングなど、これらすべては基本的なセットアップとそれを使用するタイミングの知識が必要です。ここでは、シングル・マイクから多様なオプションまで、ドラムのマイキングに関するいくつかの方法を紹介します。

シングルマイク

ドラムキットに使うマイクが1本しかない場合は、コンデンサーマイクを使うことになるでしょう。ミキサーのチャンネル数が全体で8つしかない環境で、ライブを乗り切らなければならなかったことが何度もありました。そこから得られたシングルマイクのテクニックは非常に貴重です。1本のコンデンサーマイクを使用する場合、指向性(ピックアップパターン)に依存します。

カーディオイドパターン(単一指向性)のマイクしかない場合は、1.5メートルほど離れたところに設置します。キックやタムの音色をよりよく捉えるためには、角度を下げます。

8の字型パターン(双指向性)のマイクであれば、ドラムキックのすぐ上に設置します。マイクの片側は力強いキック音を拾い、もう片側はその上のシンバルを拾います。微調整しながらバランスがとれた音を拾うためには、しっかりとしたマイクスタンドが必要です。無指向性コンデンサーマイクも、同じように設置できますが、ドラムキットから少し離れた場所に設置する必要があるかもしれません。

Samson CL8aは極性パターンを選ぶことができるため、1本のマイクで異なるパターンを試すことができます。ただ、EQで低音域を少しブーストしたり、高音域を少しカットしたりする必要があります。コンデンサーマイクは、高音域において少し感度が強くなる傾向にあります。

マイク2本使用

マイクが2本あると、ステレオのセットアップを考えがちですが、録音している部屋の音響によっては、2本のマイクを使って近距離/遠距離のセットアップもできます。音響が良くない場合は、マイクをドラムキットにかなり近づけた方がいいでしょう。一方のマイクが苦手とするドラムキットのエリアを、もう片方のマイクで集中的にカバーしたい場合には、ステレオ録音を諦めて近接/遠距離マイクのセットアップを行います。

ライブミックスでは、1本のマイクをキックに、もう1本のマイクを「スネアエリア」(スネア近くで、タムやハイハットも拾えるように角度をつけたもの)に立てて、近接/遠距離マイクを使うことがあります。指向性コンデンサーマイクを使えば、特定のゾーンを集中的に拾うことができます。このセットアップには、SamsonのC02マイクが適しています。

マイク3本、または4本使用

3本のマイクを使用する場合、最も一般的な選択肢はジョン・ボーナムの手法(正確にはGlyn Johnsの手法)になります。このセッティングは、ツェッペリンのレコーディングをはじめ、ザ・フーやローリング・ストーンズなどで、非常にアグレッシブなドラム・サウンドに使用されました。3本のマイクのうち、1本はキックドラムにセットします。2本目のマイクは1.2~1.5メートルの高さからスネアに向けます。3本目のマイクは、フロアタムの横に置いて、キット全体を狙いながらハイハットに向けて設置します。上部の2本のマイクの距離には特に注意してください。位相の問題を避け、パンニングの範囲を最大にするためには、マイクの距離は同じにする必要があります。

これに加え、スネア専用の4本目のマイクで拡張することができます。3本のマイクを使う人もいれば、4本のマイクを使う人もいます。これは、奏者や録音する機材によって異なります。上と下の例で紹介されているマイクはすべて、サムソンのDK707ドラムマイクキットに含まれています。

各キットにマイクを使用

フロントビュー
リアビュー

さらに拡張したいと考えた場合、私は通常「各キットにマイクを設置する」方法を採用します。近接マイクの手法を使えば、部屋のトーンをコントロールしたり、音響空間を補正できます。すべてのドラムにスポットマイクを設置し、シンバルを捕らえるために2つのオーバーヘッドを設置するというのが、最近の多くの人が採用している方法です。Samson DK707は、近接マイキングのために必要なマイクを全て含むセットです。

後書き

これらのテクニックは今現在も使用されており、レコーディングエンジニアにとって非常に有効な方法です。「すべてのドラムにマイクを設置できる」だけのマイクとチャンネルを持っていたとしても、少数のマイクで録音するテクニックは知っておくべきでしょう。これらのテクニックは、いざという時に狙ったサウンドを作ることに役に立ちます。また、ライブの際にチャンネルが足りなくなることもあります。

著者について
Matt Vanacoro氏は、ニューヨーク州Westchester在住の音響技術に関する教育者です。20年以上にわたり音響技術を教えており、macProVideo.comの上級トレーナーでもあります。また、Ask.Audioの寄稿者でもあり、チュートリアルと教育を専門としています。また、NYSSMA、WCALA、NAMMショーのワークショップでプレゼンテーションを行っています。彼は、技術を教育方法の1つである「形成的評価(評価するときに得点を付けるだけではなく、達成度に応じてフィードバックを行い、学力の向上を目指す)ツール」として使用したり、生徒の成長を助ける技術的解決策を見つけることに重点を置いています。

ポッドキャスティングはB2B(Business To Business=企業間取引)にどのような革命をもたらしたか

By Vernon Ross

ポッドキャスティングがこれまで以上に人気を集めています。「Serial」や「Slow Burn」などの人気ポッドキャストやその他のポップカルチャー番組もあり、ポッドキャスティングは広く受け入れられるようになりました。しかし、ポッドキャスティングを受け入れているのは消費者だけではなく、企業もこのメディアを最大限に活用しています。

現在、あらゆる業種の企業が、個人向けおよび消費者向けのポッドキャストを利用して、トレーニングや、教育を行い、リスナーの心をつかんでいます。例としては、「ジャスト・イン・タイム学習や社内会議、全員参加のミーティングのためのコミュニケーションスキル」を身につけるセールストレーニングなどがあります。また、新人研修や面接の前準備にポッドキャストを利用している企業もあります。企業は、従業員が外出先で学習できるポッドキャスティングの利便性を最大限に活用しています。また、ポッドキャストを使って、消費者が楽しみながら企業の製品やサービスについて知ることができ、同時にブランドの支持者を増やしています。

企業は、専門家にインタビューし、これらのインフルエンサーを活用し、顧客、あるいは営業部隊に必要な情報を提供しています。例えば、保険会社のアフラックでは、自社の商品やサービスを販売しているブローカーやディーラーに向けて発信できる、トレンドを伝えるためのポッドキャストを社内で共有しています。

アフラックは3年前にポッドキャストを開始しましたが、その際に私を起用し、エピソードの作り方や、リスナーを惹きつけ、「説得力」のあるストーリーを語るための「Hero's Journey」ストーリー構築を使用し、スタッフのトレーニングを行いました。また、スタッフはストーリー展開のテクニックだけでなく、質の高いエピソードを収録するために推奨される機材についても確認し、学びました。

予算と、様々な環境で使用できる高品質なマイクの必要性から、Samson Q2Uを採用しました。Q2Uはシンプルなデザインで、USBインターフェースを備えており、ソフトウェア・ドライバーをインストールする必要がないため、規制の厳しい環境でも使用することができ、完璧なマイクです。また、異なる部署でそれぞれのリーダーがポッドキャスト用にエピソードを収録するのに、国内各地に機材を輸送することになるため、持ち運びが可能な機器が必要でした。

ポッドキャストが使われるようになると共に、機材を移動させるのが大変になってきたこと、ポッドキャストをプロフェッショナルなサウンドにしたいという要望があり、現在Samson G-Track ProとQ9U(2021年第1四半期発売予定)を検討しています。ビジネスに特化したポッドキャストを録音する際に最も重要なことの一つは、録音の質です。これは、企業のポッドキャスターたちが共通して持つ不満の一つです。ビジネス環境で質の高い録音をすることは大きなチャレンジです。会議室などの難しい音響空間で録音する場合には、マイクの性能が大きく影響します。

B2Bポッドキャストが一般消費者向けのポッドキャストである場合、企業の目標は購読者を獲得し、リスナー数を増やすことになります。リスナーの数が増えれば増えるほど、市場に影響を与え、信頼できる情報源としての地位を確立することができます。IABとEdison Researchによる最近の調査では、65%のファンがポッドキャストで知った商品やサービスを購入する可能性が高いという結果が出ています。社内向けのポッドキャストの場合、社内の視聴者に対してどれだけの影響力を持つかを考慮する必要があります。

ブランドがポッドキャストを外部コミュニケーションに活用している例として、大手農業ブランドが制作したポッドキャストがあります。このポッドキャストは、現代の農家が直面している技術や問題に焦点を当てています。ポッドキャスト統計では、地域、都市、州ごとのリスナー数を追跡できるため、トライアル登録を追跡し、その登録数と地域ごとのリスナー数を関連付けることができました。

ポッドキャストがB2Bのニーズにどのように関連しているかを検討する際には、消費者に情報を提供したり楽しませたりするためのコミュニケーションをどのように最適化するか、また、ブランド構築、チームビルディング、トレーニングのために社内視聴者とのコミュニケーションをどのように最適化するかについても検討してみてください。ポッドキャスティングがB2Bセールスにどのような変革をもたらすかについて理解した上で、以下の3つの点を考慮して、企業を成功に導いてください。

  • レコーディングのための質の高い機材。品質といっても価格だけでなく、スタジオでもパソコンでも使えるような柔軟性などです。
  • ポッドキャストの効果を測定するためのプランを用意する。これには、地域や州ごとの位置情報やダウンロード数を含めることができます。
  • あなたのポッドキャストが、専門家やインフルエンサーとのインタビュー形式のものにするのか、それともトーク中心のポッドキャストにするのかを決めます。

最後に、(社内外を問わず)ポッドキャストを開始する場合は、mp3ファイルを保存し、さまざまなポッドキャストディレクトリに配信するために、信頼できるポッドキャスト・メディア配信システムを持つことが不可欠であることを覚えておいてください。視聴者が社内にいる場合は、ポッドキャストを確実に、視聴者にエピソードを配信するのに、カスタマイズできるアプリを使用する方法があります。最近では、フリーのポッドキャストアプリでポッドキャストを安全に配信できる技術を開発した企業もあります。

著者について
Vernon Ross氏は、作家、講演者、ポッドキャスト戦略家であり、現在は企業向けポッドキャスティングに力をいれています。専門分野は、ポッドキャスティング、コンテンツ制作、セールストレーニング、ブランディング。

Vernon Ross氏のコンタクト
https://EnterprisePodcaster.com
https://vernonross.com
LinkedIn https://Linkedin.com/in/Vernonross

スポットライト ポッドキャスティング界の女性たち - Kathleen Russo, Elsie Escobar & Espree Devora

By Bradley Bambarger

この10年でポッドキャスティングが大幅に普及し、飛躍的に進化しました。それは、大量の視聴可能なポッドキャスト、膨大なテーマ、制作技術の向上、ポッドキャスティングによるビジネスの活性化、制作する人々の多様性(特に女性)を見るとよく分かります。Edison Research社の統計によると、ポッドキャストのリスナーは現在、女性が49%にまで増えています。今日のポッドキャスティングで最も影響力があるのは女性です。

先日、ポッドキャスト界をリードする3人の人物を取材しました。

Kathleen Russo氏

Alec Baldwin出演の「Here's the Thing」などのプロデューサーであり、ニューヨークのSouthamptonにあるStony Brook大学のAudio Podcast Fellows Programのディレクター。

Elsie Escobar氏

Academy of Podcasters Hall of Fameに選出され、ポッドキャスト・コミュニティ「She Podcasts」の共同創設者であり、Libsynの公式ポッドキャスト「The Feed」のプロデューサー。

Espree Devora氏

Inc.誌の「Tech分野の女性トップ30」に選ばれ、「Women in Tech」ポッドキャストの制作・司会を担当。


Kathleen Russo

今年で4年目を迎える、Stony Brook大学におけるAudio Podcast Fellowのポッドキャストプログラムを運営しています。コスモポリタン誌で2019年のベストポッドキャストにノミネートされたポッドキャスト「TBD」(Wondery)では、元Vanity Fair/New Yorker編集長のTina Brownとともにエグゼクティブプロデューサーを務めました。Kathleenは、Alec Baldwinが出演する「Here's the Thing」をiHeartRadio局で制作するとともに、同じくiHeart Radio局を通じて、ヒラリー・クリントンがホストを務める「You and Me Both」という新しいポッドキャストに着手しています。また、「The Moth」、「This American Life」、「StoryCorps」にも寄稿しているほか、スティーブン・ソダーバーグ監督の映画(「Gray's Anatomy」、「And Everything Is Going Fine」)の共同プロデュースや、Obie賞を受賞した舞台「Spalding Gray: Stories Left To Tell」のプロデュースも手がけています。

ポッドキャスティングの状況はどのように変化していますか?

私がAlecと一緒にポッドキャストやラジオ番組「Here's the Thing」の制作を始めた10年前は、ポッドキャストは100種類程度しかありませんでした。今では300万以上のポッドキャストがあります。パンデミック後に起きた最大の変化は、高度に作られたポッドキャストである必要がなくなったことです。家で簡単に録音できるようになりましたし、内容が良ければリスナーも細かいことは気にしません。また、多様なトピックを聞くことができるようになりました、これはとても嬉しいことです。

特に女性にとって、ポッドキャスティングはどのように変わりましたか?

最近のポッドキャスト「Call Her Daddy」のような数百万ドル規模の契約については、正当な報酬が支払われています。さらに、女性がホストを務め、女性のために取り上げられるテーマは、今の私たちにとって大きな分野であり、他の分野と対等の存在だと考えています。ポッドキャスティングに携わるすべての人にとって、ビジネス面での最大の変化は、テレビ、映画、演劇、書籍などの大きなプロジェクトを立ち上げるためにポッドキャストが利用されるようになったことだと考えています。ポッドキャストはテレビの先行製作版(パイロット版)よりもはるかに低コストで制作できるので、より大きくプロジェクトを成長させられるのです。ポッドキャスト発祥で大きなプロジェクトが生まれるのは、とてもエキサイティングなことです。

ポッドキャスティングのためのツールキットはどのようなものですか?

私は技術者でもないし、テクノロジーにも疎いのですが、Samsonは私が使用してもプロ品質のレコーディングをとても簡単に実現してくれます。私が使っているのは、SamsonのQ9Uダイナミック・ブロードキャスト・マイクロホンです。コンピューターに接続するだけで、すぐに録音を始めることができます。この使い勝手の良さには本当に感謝しています。

Elsie Escobar

15年間ポッドキャスターとして活躍してきたElsieは、独立系のポッドキャストではヨガを教えた最初の女性の一人で、「Elsie's Yoga Class」はこれまでに400万回以上ダウンロードされています。2007年には、ポッドキャストのホストおよび配信プラットフォームであるLivesynに参加しました。Livesynを通じて、何百人もの独立系ポッドキャスターと仕事をし、より良い制作のためのツールを共有し、ポッドキャスティングの急速な進化を伝え、ポッドキャスターの教育にも貢献しています。また、"ポッドキャスティングを維持する "ことを目的としたThe Feedのプロデュースと共同ホストも務めています。

この10年でポッドキャスティングはどのように進化してきたと思いますか?

私にとっての最大の変化は、「典型的な」ポッドキャスターが大幅に多様化したことです。2006年当時、ポッドキャスターの大半は、30代半ばから後半の男性、白人で、技術もある熟練の人たちでした。2014年9月、iOS 8がリリースされ、Apple PodcastsアプリがOSのネイティブアプリとして追加されました。これがきっかけとなり、ポッドキャスティングが大きく成長しました。そして2014年10月、「Serial」ポッドキャストがスタートしました。このポッドキャストは、優れたポッドキャスターとリスナーをスムーズに繋げました。これは画期的なことで、これまでポッドキャストに触れたことのなかった新しいリスナーを獲得することができました。その結果、より多くのリスナーがポッドキャスターになるきっかけとなったのです。

ここ数年、50歳以上の人々がポッドキャスティングに参加するようになり、起業家も増えました。Joe RoganやMarc Maronのような有名人の成功を受けて、ポッドキャスティングのコメディー/モノローグ/インタビューのジャンルが急成長しました。Podcast Movement、She Podcasts、Entrepreneurs on Fireなど、多くの重要なポッドキャスティング・コミュニティが5、6年前に誕生しました。独立系ポッドキャストの大物インフルエンサー、有名な従来の放送メディア・パーソナリティ、そして脚光を浴たクリエーターたちに、Appleのポッドキャスト・ネイティブ・アプリが加わり、ポッドキャストに才能の多様化の波が押し寄せています。これまで十分な発言ができなかった人々による、創造的で示唆に富むコンテンツが爆発的に増えています。新興勢力だけでなく、賢く、熟練した、不屈の先駆者たちも、彼らがいなかったら実現しなかったであろう方法で、メディアを成長させている、と私は考えています。

私の感覚では、新しいポッドキャスターをゆっくりと育てるコミュニティと、ソーシャルメディア(ツール、技術、アルゴリズム)の出現が相まって、ポッドキャストのコンテンツだけでなく、この分野の隆盛をもたらしたと考えます。

ポッドキャスティングにおける女性の活躍の場はどのように広がっていますか?

ポッドキャスターの人口統計に関するデータはありませんが、女性のポッドキャスターがクリエイター全体の半数に近づいているように思います。私が2014年に共同作成したコミュニティと組織の中では、現在、Facebookグループのメンバーが2万人を超えています。2017年には7,000人だったのが、2021年6月には2万人の大台に乗りました。She Podcasts Facebookグループのユニークな点は、ポッドキャストを持っている、あるいはポッドキャストを始めようとしている女性やXジェンダーのグループだということです。企業や組織、サービスプロバイダー、さらにはジャーナリストではなく、ポッドキャストを作成している人たちにサービスを提供することを優先しています。2018年、スポティファイは「Sound Up Boot Camp」を立ち上げました。その目的は、ポッドキャストの世界により多くの多様な声、特に有色人種の女性を取り込むことにあります。最初の募集では、わずか10のスポットに対して18,000件もの応募がありました。

昔からあまり変わっていないのは、従来からのメディアや有名人に焦点を当てた大規模な組織によるメディア報道です。また、ポッドキャスト業界の大企業や団体の役員や幹部の構成が、あまり多様化してないこと。そして、主要なポッドキャスティング・アプリやディレクトリで、大きな広告を出したり、注目を集めたりするのは、たいてい有名人や有名なプロデューサーに限られていることです。しかし、本当に変化してきたのは、様々なニュースレターや草の根運動によって、素晴らしい独立系ポッドキャストが前面に出てきたことです。また、リスナーがコンテンツを見つけたり、プロデューサーと繋がりやすくするWebサイトやアプリも登場しています。

今後、数年先を見据えて、ポッドキャスティングのビジネスをどのように考えていますか?

ポッドキャスティングに携わる"個人"や、リスナーのために話をしたり、アドバイスをしたりするのが好きです。以前、東部のメディア企業の資金力と横暴ぶりに腹を立てていました。しかし、これらは上位10パーセントにのみに影響を与えるものであり、残りの90パーセントにはあまり関係がないということをすぐに理解しました。ここで言うポッドキャスティングに携わる"個人"とは、ホストだけでなく、プロダクションやオーディオの専門家、マネージャー、コンサルタント、広告チームなどすべての人を意味します。これらのプロフェッショナルは、繁栄し続ける市場にサービスを提供するため、活気に満ちたインフラを作り続けるでしょう。コミュニティや様々な業界の中のニッチな分野にサービスを提供するために、確かな経済を発展させていきます。

エンターテインメント業界やラジオ、公共メディアは、新しいやり方を再構築しようと努力していますが、権力構造や文化を作り直すのは難しいでしょう。しかし、ポッドキャスティングは、"個人"が自分の家で自分のやり方で行い、成長してきました。私たちの中には、独学で学んだ"何でも屋"タイプの人間がたくさんいて、10年以上の経験を持ち、既存の放送機関の方法や権力構造にとらわれずに、しっかりとした技術を持った作品を作ることができます。私たちは、まずポッドキャストの制作者である新世代のクリエイターを教育し、指導し、サポートします。進化し続けるポッドキャスティングの魂と精神は、これまでと変わりません。

ポッドキャスティングで重要な技術は何ですか?

私は6年間Samsonの機材を使ってきましたが、Samson製品に対する私の信頼は相当強いものがあります。私のお気に入りのマイクのひとつSamson Q2Uを長い間酷使してきました。恵まれないオーディオ環境で録音することが多く、そのマイクを持ち歩き、デジタルレコーダー、コンピューター、iPhone、iPadに録音してきましたが、このマイクが私を失望させたことはありません。

Samsonにはより洗練されたマイクがあることは知っていますが、このマイクは、状況に関わらず録音できる自由を与えてくれて、しかも素晴らしい音質です。理想的な録音場所やセッティングを準備することは現実的でなく、より洗練されたマイクへの投資は私の環境には合いませんでした。新しいポッドキャスターの大半は、高価なハイエンドのハードウェアへの投資は困難です。私にとってSamson Q2Uは、最小限のコストでオーディオ性能をアップする最初のステップであり、将来的なステップアップの入り口となるでしょう。 新しいポッドキャスターにとっては、優秀なハードウェアを理解し、将来的なハードウェアへの投資の意義を知ることができるでしょう。

Espree Devora

Espree氏のポッドキャスト「Women in Tech」は、タイトルが示すように、技術分野の女性たちが感動的なストーリーを共有する場であり、その目的は、「彼女にできるなら私にもできる」という気持ちをリスナーから引き出すことにあると彼女は言います。また、彼女はロサンゼルス内に広く点在するスタートアップ企業から構成されるエコシステムの統合を目的としたポッドキャスト「WeAreLATech startups」の制作者でもあります。また、ソーシャル・オーディオ・アプリ「Clubhouse」の顔としても活躍し、スタートアップを扱うテクノロジー・ニュースにも寄稿しています。

ポッドキャスティングの進化については、どのようにお考えですか?

私が「WeAreLATech」ポッドキャストを始めた2013年、多くの人はまだポッドキャストが何であるかさえ知りませんでした。私でさえ、ポッドキャストをほとんど理解していませんでした... Startup Podcastが初めて放送された2014年、Alex Blumbergは、自分のポッドキャスト・ネットワークに投資する価値があることを投資家に信じてもらうために苦労していました。その後、年を追うごとに、Googleやその他のプラットフォームがポッドキャストを聴くためのアプリを開発し始めました。それまでは、ポッドキャストを聴くには、iPhoneでなければ簡単にはできませんでした。アップル社でさえ、iPhoneにはまだポッドキャストアプリがデフォルトで入っておらず、インストールしなければなりませんでした。しかし、ポッドキャスティングが普及し、自動車のオーディオシステムにポッドキャスティングが組み込まれるようになると、状況は一変します。ポッドキャスティングは、技術やオーディオのマニアだけしか理解できないものから、数年前のブログやウェブサイトのように、あらゆる人や企業がポッドキャストを持たなければならないと感じるようになりました。ポッドキャスティングが文化的に拡大したことにより、あらゆる民族、文化、地域の視点から多くのストーリーが語られるようになり、さまざまなトピックが取り上げられ、世界的な影響力がより一層高まっています。

ポッドキャストを始めたばかりの女性にアドバイスをお願いします。

私は2014年に「Women in Tech」ポッドキャストの制作を開始しましたが、その頃、ポッドキャスティングをしている女性にとって最も価値のあるリソース、Facebookグループ「She Podcasts」が誕生しました。このグループでは、ポッドキャスティングで活躍する女性たちを、人気のあるコンテンツ・クリエーターになるためにナビゲートしてくれます。必要とする技術的、マーケティング的なサポートはすべてこのグループに用意され、必要なだけ質問することができます。そして、コミュニティ全体が私を応援してくれます。このように、視聴者から直接報酬を得る"クリエイター・エコノミー "に足を踏み入れるには素晴らしい時代であり、映像や音声メディアを通してインパクトを与える情報の収集、編集、公開に参加する女性が世界中で増えていくのはとても喜ばしいことです。ポッドキャスティング業界の求人情報は、Rachael King氏が設立したPod Peopleというサイトが参考になります。彼女はポッドキャスティング・コミュニティに仕事の機会を提供していて、利用にはお金がかかりません。

ビジネスの状況、ツール、到達点など、今後10年間でポッドキャスティングはどのように進化していくと考えていますか。

ポッドキャスターであることを定義しようとすると、まだ少し混乱してしまいます。業界としては、自分たちのアイデンティティがまだ定まっていません。Clubhouseなどの音声SNS(ソーシャルオーディオ)が台頭してきているので、それをポッドキャスティングと考える人もいます。YouTubeはメディアの巨人なので、「ビデオポッドキャスト」を作る人もいますが、私はそのようなビデオクリエーターをYouTuberと呼びます。その他、私のような人は、より伝統的なオーディオ寄りのクリエイターであり、ポッドキャストのポストプロダクションに多くの時間を費やし、Apple、Spotify、Google Podcasts、Amazon Podcastsといった標準的なオーディオプラットフォームを使用してポッドキャストを配信しています。ポッドキャストへの広告掲載は急増しています。ポッドキャストの買収は状況を大きく変えています。最近では、「Call Her Daddy」がスポティファイと6,000万ドルで契約しました。そのクリエイターのアレクサンドラ・クーパーは2018年にポッドキャストを始めたばかりです。まだ無一文で、多くのルームメイトと一緒にニューヨークに住んでいました。この様にポッドキャスティングと、そしてそこに投資されるお金は、今後も増加していくでしょう。例えば、新しいポッドキャスティングプラットフォーム「Racket」は、数百万ドルの投資資金を調達したばかりです。ポッドキャスティングは親しみやすいメディアであり、リスナーはポッドキャストのホストと深く有意義な関係を築くことができ、それ自体が大きな力を持っています。

ポッドキャスティングのために使っているツールを教えてください。

Samson G-Track Proというマイクを使っていて、USBでコンピューターに直接接続します。インタビューの際にプロフェッショナルな印象を与えてくれますし、使い方も簡単で、透明感のある高品質な音声を得ることができるので、とても気に入っています。必要に応じて、設定を調整することができます。ポッドキャスターが使用する機材は、どのブランドを信用しているか、優れたポッドキャストを作成するためにどの機材が最適か、を表しています。

著者について
Bradley Bambargerは、長年にわたり音楽およびエンターテインメントのジャーナリストとして、Billboard、Gramophone、DownBeat、Medici.tvなどに寄稿するとともに、ECM、Universal、SONYをはじめとするさまざまなインディーズレーベルのアーティスト向けにプロモーション資料、ライナーノーツ、プロモーションビデオを制作してきました。また、ニューヨークにある歴史的なホールGreenwich House Music Schoolでコンサートシリーズ「Sound It Out」を立ち上げ、情報の発信を行っています。

ジャズバンド・ディレクターのための音作りのヒント。
演奏、録音、放送のためのマイキング・ガイドライン。

ジャズバンドのディレクターには、ミュージシャンをリードし、インスピレーションを与えて、最高のパフォーマンスを実現することが求められます。また、オーディオ技術の進歩に伴い、サウンドエンジニアとしての役割も求められるでしょう。これらには、リハーサル、スタジオレコーディング、コンサートのライブストリーミングなどの音作りも含まれます。

基本的な技術的ノウハウとオーディオ機器があれば、これらの課題を解決することができます。以下の "音作りのヒント"では、ジャズバンド・アンサンブルで最高のサウンドを得るために、各楽器に適切なマイク設定とイコライジングの方法について、いくつかの簡単なテクニックを説明しています。

ギターアンプのマイキング

他の楽器の音量に合わせてギターの音量をコントロールできるようにするためには、ギターアンプの音をマイクで拾うのがベストです。アンプから出る音自体がギタリストのモニターにもなり、ステージ全体の音量を管理しやすくします。

ヒントとテクニック

位相キャンセルの問題を避けるために、単一指向性のダイナミックマイクを1つのスピーカーに向けて設置してください。マイクは、スピーカーのグリルの布にほぼ触れる位置で垂直に設置します。マイクのヘッドをスピーカーの中心と端の約半分となる位置に置くと、音を最大限に捉えられます。オーバーロードを避けるため、ダイナミックレンジの広いマイクを選びます。また、指向性の高いマイク(スーパーカーディオイド)を使用すると、意図しないステージ上の音を拾わなくなる効果があります。

ギターのイコライジング
- 80Hz以下
ギターの中で最も低い弦の周波数は80Hz、それ以下の周波数をカットすることでうなりを抑えます。
- 80Hz~320Hz
この音域は、楽器の「中核」ともいえる基本的な音域です。必要に合わせてブーストやカットを行います。
- 2kHz~3kHz
この帯域をブーストすると、音色をコントロールでき、ピックのアタックが強調されたりしますが、逆に耳障りになることもあります。
- 5kHz~10kHz
オーバードライブやディストーションを掛けているとこの領域が強調される傾向があり、ブーストしすぎると、非常に耳障りな音になってしまいます。
- 10kHz以上
10kHz以上では、必要な音ほとんどないので、適宜カットします。

ベースのマイキング

キャビネットへのマイキングは、エレクトリック・ベースもギターもほぼ同じですが、ベースの場合、キャビネットへのマイキングそのものが必要ないかもしれません。最近のベースアンプの多くは、ダイレクトライン出力を備えており、その信号をミキサーに送ることができます。ライン出力がない場合は、ダイレクトボックスで代用します。

ダブルベース(アップライトベース)マイキングのヒントとテクニック。

ダブルベースの場合、単一指向性のダイナミックマイクをブリッジ自体に向けることで、より多彩な音色を得ることができます。マイクは弦から数十センチ離れたところに置き、ブリッジとその先にある楽器の表板に向けます。このとき、演奏者の邪魔にならないように配置してください。

ベースのイコライジング
- 40-200Hz
この周波数帯は、各弦の基本的な音を含んでいます。
- 200~800Hz
倍音が顕著に現れる場所です。必要に応じてブーストまたはカットします。
- 300〜500Hz
この範囲を強調することで、独特のウッディな音色が得られます。
- 800Hz~16kHz
グロール(唸り)、アタック、プラック(pluck)のトーンなどがこの帯域にあります。ブーストするとアグレッシブな音になります。

グランドピアノのマイキング

適切なマイキングを行わないと、ピアニストは常に最大限の強さで演奏しなければなりません。指向性の高いコンデンサーマイクをペアで使用すれば、ピアノのステレオイメージを維持しつつ、演奏者の表現力を余すところなく伝え、ハウリングも最小限に抑えることができます。

ヒントとテクニック

スムーズで均一なレスポンスを得るために、スモールダイアフラムで設計された2本のペンシル型コンデンサーマイクを使用します。まず、2本のマイクを弦のダンパーの後ろ20~25cmのところに置き、ピックアップの先端が正面を向くようにします。マイクヘッドは弦から約20cmの高さになるようにします。ハンマーストライクと弦の音色のバランスが最も良くなるように、マイクを弦に対して45~85°の角度で設置してください。マイク自体は60cm~90cm離れた場所に設置し、ピックアップエリアが重なっていても構いません。

グランドピアノのイコライジング
- 200Hz以下
この周波数領域を下げることで、キックドラムやベースとのミックスに余裕を持たせることができます。
- 200Hz~1kHz
即興的な伴奏(バンピング)の基本となる音域です。ブーストしすぎると音が濁ってしまいます。
- 1kHz~6kHz
ここでブーストをかけると存在感が増しますが、ギターの音域と重複する可能性があります。
- 6kHz~8kHz
ソロでは、ここにブーストをかけることで、各音をはっきりさせ、ミックスからピアノのサウンドを少し引き立てさせます。
- 8kHz以上
この領域をブーストすると、かなり派手にピアノの音が装飾され、耳障りな音になることもあります。

ドラムのマイキング

バンドが安心して演奏できるように、ドラムの音がはっきりと聞こえなければなりません。ドラムセットへのマイキングでは、何台のマイクを設置するか、マイクをどう取り付けるか、過大な入力に耐えられるかなどが課題となります。さらに、ドラム、シンバル、キックドラムにはそれぞれ専用のマイクが必要です。ドラム用のマイクは、便利なキットとして販売されています。

ヒントとテクニック

マイクは2本(キック+スネア)が最低条件です。バスドラムには、大口径のダイナミックマイクが最適で、ドラムヘッドの真正面に設置します。多くの場合、ヘッドには穴が開けられていますので、そこに設置します。スネアドラムやタムには、単一指向性のダイナミック・マイクを打面のすぐ近くに設置します。リムクランプは、ドラマーの演奏を妨げないように、マイクをヘッドのエッジに対してほぼ垂直に(わずかに角度をつけて)固定します。タムを追加した場合、同じタイプの指向性ダイナミックマイクを追加します。ハイハット・シンバルには単一指向性コンデンサー・マイクを使用します。クラッシュシンバルやライドシンバルを収音する最も簡単な方法は、2本の単一指向性コンデンサーマイクをピックアップエリアを狭めるように角度をつけて設置します。

ドラムセットのイコライジング
- キックドラム
基本音は60~80Hz、アタック音は4kHz付近です。
- スネアドラム
240Hzを中心とした音色で、スネアやスティックのアタック音は5kHz付近です。
- タム
タムの音色は、サイズとチューニングにより、120~250Hz、打音は5kHz付近。
- シンバル/ハイハット
シンバルのキラキラ感やシズル感は、6kHzから10kHzあたりが基本です。 打音や金属音は200Hzくらいに現れます。

管楽器のマイキング

初期のステージバンドでは、各列に数本のマイクを配置してアンサンブルの音を捉えつつ、個人がそのマイクに近づいてソロを取ることができるようにしていました。この手法は今でもよく使われています。そのコツは、演奏者が「マイクに合わせて演奏する」ことで、最高の音色を得ることができます。マイクは楽器のベルに向かうように設置します。演奏者は楽器のベルをマイクから15〜25センチ程度離して演奏します。楽器の軸を少しずらすと、ウインドノイズやバルブノイズの少ない滑らかな音色になりますが、マイクから離れすぎると音量が下がることがあります。

ヒントとテクニック

金管楽器や木管楽器のソリストに機動性と表現力を与え、ステージ上の煩わしい配線を排除するためには、ベルにクリップ式のコンパクトなワイヤレスマイクを装着するのが良いでしょう。管楽器用のワイヤレスシステムは、クリップオン・ラベリア式を改良したものです。

管楽器のイコライジング

バリトンサックス、テナーサックス、アルトサックス、ソプラノサックスは、音域は異なるものの、似たような倍音成分を持っています。同様に、トランペットとトロンボーンにも、周波数は異なりますが、同様の成分があります。

- サックスの基本
サックスの「ホンク」と呼ばれる音色は、300〜500Hzの範囲にあります。
- サックスの倍音
キーイング、風圧、アンブシュアなどによって生じる倍音「スクォーク」は、1000~2500Hz付近に集中しています。これをカットすると温かみのある音になり、ブーストすると透明感や存在感が増します。
- 金管楽器の暖かさ
金管楽器の暖かさは、200〜450Hz付近の周波数にあります。ここをブーストし過ぎると、音が濁ってしまいます。
- 金管楽器のボディ
1~5kHzの帯域により、音色を明るくしたり、ボディ感を出したりします。
- 金管楽器のラスプ
金管楽器の音色の特徴であるエッジ感(ラスプ)は、5〜8kHzの範囲に現れます。

コロナ禍の中、ヨガ・インストラクターがオンラインクラスを始めるための3つのヒント

By Brett Larkin

新型コロナは多くの仕事をオンラインに移行させ、世界中でリモートによる教育、仕事、学習が「ニューノーマル」となりました。この変化が起こる前、ヨガ教室の多くは対面してのヨガ・リトリート(瞑想)、ヨガプログラム、トレーニングを行ってきましたが、プログラム全てがキャンセルされ、対応を考える暇もなくオンラインに移行せざるを得ませんでした。オンラインで教えることは、多くの人にとって、特に未経験の人には大きなチャレンジでした。ここでは、YouTube動画を撮る、またはZoomによるライブ教室を開催するなど、オンラインにスムーズに移行するための重要なヒントを3つ紹介します。

高音質のオーディオシステムを採用する。

画質、カメラアングル、ライティングなどは、オンライン作品を作るのにとても重要なのは当然です。最も重要なのは音質なのです。YouTubeでもZoomでもインストラクターの声がよく聞こえないとき、受講者の注意を引きつけることは難しくなります。多くは最初の数分で動画を観るのを止めたり、退席してしまいます。音質が良ければ、受講者は留まります。ほとんどのスマートフォンは高画質の動画を撮ることができるため、まず高音質のマイクを購入することを常に推奨しています。Samsonは求めやすい価格のプロ用マイクを作っています。XPD2ヘッドセットUSBワイヤレスシステム、Go Mic Mobile Lavalierワイヤレスシステムなどです。

受講者のためにできるだけ簡単にする

オンライン・ヨガクラスにZoom、YouTube、Facebook liveどれを選択しても、重要なのは受講者がどれだけ簡単に参加できるかです。すでにオンラインの経験があったとしても、オンラインクラスに参加するのに、こんなに多くのステップを要するのかと驚くと思います。できるだけ簡単に参加できるように、事前にスケジュールと参加方法を示す手順を送っておくといいです。そして、クラスの1日前にリマインダーを送り、さらに30分前にも送るとよいでしょう。受講者はクラスが始まる前にオンラインして準備ができます。

成功したオンラインヨガのインストラクターから学ぶ

多くのヨガやフィットネスクラスのインストラクターにとって新しい挑戦ですが、すでにオンラインで何年も教えている人もいます。彼らはその仕組み、適切な機材、適正な報酬、新しい受講者の獲得の仕方などはすでに習得済みです。わざわざ1から学ぶより、既に作り上げて完成させている人から学ぶ方が早いでしょう。最も効率的な方法は、既にあるオンライン・ヨガ・コミュニティに参加することです。他の人が行っていることを実際に見て学ぶことができます。オンライン・ヨガ・コミュニティに参加するのは、自身の練習と学習のためでもあります。ヨガクラスをオンラインに移行させようと真剣に考えているなら、オンラインの環境に関してだけでなく、教え方についても教示してくれる質の高いオンライントレーニングを見つけてください。オンラインの教材とライブクラスを準備するのに必要な知識と経験が得られます。

私が行っているヨガ・インストラクター・トレーニング上級者コースでは、オンライン・ヨガビジネスの始め方とそれを成功に導く方法を教えています。この変化に対応する唯一の方法ではありませんが、1つの好例となるでしょう。ヨガ・インストラクターになるのはフリーランサーになるようなものです、オンラインで教えるとなると余計にそう思えるでしょう。高音質マイクを購入して、受講者が参加するのに障害となる壁を取り払い、既に長い間このビジネスを行ってきた先駆者から方法を学んでください。きっとこのビジネスの競争に打ち勝つことができるでしょう。

著者について
Brett Larkin氏は、アワード受賞したYouTubeチャンネル、Uplifted™オンライン・ヨガ・インストラクター・トレーニングの創設者。起業家として成功し、人気の高いビジネスコンサルタントでもあります。

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