皆さん、ピックアップは好きですか?
ピックアップは自力で簡単に交換できるので、求めてるサウンドに近づくために色々試すことができる楽しいパーツですよね。
今回はベースピックアップをテーマに「シングルコイル」「スプリットコイル」「ハムバッカー」に分けておすすめモデルを紹介していきます。
シングルコイル
さて、まずはジャズベースを始めさまざまな楽器に搭載されているシングルコイルから紹介します。
アタック感があり、スラップした際にギラギラするサウンドは非常に魅力的ですよね。
FENDER / Custom Shop 60s Jazz Bass Pickup Set
最初にご紹介するのはこちら。
Fenderの純正ピックアップなのですが、いわゆる「ビンテージサウンド」を意識して作られているモデルです。
サウンドとしてはローミッドがしっかり出ており、よく言う太い音といった印象です。
「ビンテージサウンド」というより扱いやすく元気のある音といった感じでしょうか。
ビンテージサウンドといっても当時のピックアップが現代では磁力が落ちてパワーが無くなっていたりするため、そういったイメージは感じませんでした。
SEYMOUR DUNCAN / SJB-3b Quarter Pound Jazz Bass Bridge
続いても有名どころのご紹介です。
通常のピックアップよりもポールピースを大きく設計することでレスポンスが早く、サスティーンも伸びています。ポールピースが大きいと多少の弦間ピッチの違いも気にせず搭載できるのはいいですね!
ネック用の SJB-3n Quarter Pound Jazz Bass Neckはブリッジ用に対して逆磁極 / 逆巻きとなっているので、セットで組み込むことでハムキャンセルが可能となっています。
ジャズベースでロックサウンドを出したい方におすすめです。
ブリッジ用
SEYMOUR DUNCAN / SJB-3b Quarter Pound Jazz Bass Bridge
ネック用
SEYMOUR DUNCAN / SJB-3n Quarter Pound Jazz Bass Neck
BARTOLINI / 9S L/S
これまた定番品として定着しているBARTOLINI /9S L/Sです!
いい意味でベースが目立たないサウンドで、ギラギラしている高音や目立ちすぎている帯域なんかをうまく丸めてくれるサウンドです。
抜けが悪い音とは決して異なる、大人なサウンドといったところでしょうか。
DIMARZIO / DP123 BLACK
こちらも定番!Fenderサウンドを意識して作られたモデルで、上から下までバランスよく音を拾ってくれます。各ポールピースの高さを個別で調整でき、乗せ換えた後の微妙な音量バランスの調整などが通常のピックアップよりシビアに追い込めます。
スプリットコイル
続いてはスプリットコイルの紹介です。
ベースラインがはっきりとしており、バンドサウンドのような音が埋もれてしまうような状況だと非常に頼もしい存在です。
Freedom Custom Guitar / PB Vintage
Pre CBS期のアルダーモデルにみられるエアー感がありつつも、抜けがよく太いビンテージサウンドを目指して作られた製品です。
ニュアンスを細かく再現してくれ、バンド演奏でもっとグルーヴ感のあるサウンドが欲しいぜ!という方におすすめです!
ハムバッカー
最後にハムバッカーのおすすめを紹介します!
ノイズに強く力強いサウンドからロックミュージシャンを始めさまざまな奏者から愛されています。
NORDSTRAND PICKUP / MM4.2
Nordstrand Handmade Pickupsとは何ぞや?という方に、John Suhr氏の元で5年間マスタービルダーを務めるという貴重な経験を有し、Fenderという楽器を知り尽くしているCarey Nordstrandと彼のアシスタントが自身の工房にて手巻きで制作するピックアップです。
そんな中製作されたMM4.2はヴィンテージのミュージックマンを再現したモデルになり、非常にバランスが良く、耳に触る部分が綺麗に抑えられており非常に使いやすいサウンドを出すことができます。
オリジナルのスティングレイのバランスが悪い......レンジが狭い......
そんな症状を改善したい方におすすめです!
SEYMOUR DUNCAN / SMB-4D Music Man Ceramic
最後はリプレイスメントピックアップの王道SEYMOUR DUNCANからSMB-4D Music Man Ceramicです!
コイルの底面にセラミックマグネットが搭載されており出力がアップされているため、パワーがあって音抜け抜群です!
どの帯域でも音抜けが良く、各弦のバランスもいいのでまとまりが良く元気な音にしたい!とお考えの方におすすめです!
最後に
今回は王道的なベースピックアップをご紹介いたしました。
ピックアップ一つで大きくサウンドのキャラクターが変わって良くなった!と思うことがあったり、なんとなく味付けが変わったけどそこまで大きく変わらなかった...むしろ悪くなったのでは....なんて事があるのがピックアップの面白い所ですね!ピックアップはあくまでも楽器本体が持つサウンドキャラクターの一部でしかないのでその他のパーツと合わせると無限の可能性があって面白いですね!自分だけの最強の組み合わせを見つける旅に出かけましょう!