ギタリストの皆さん、リバーブペダルは何をお使いでしょうか?ギターの音作りをするうえで欠かせないリバーブ。いいものを選んでいい音を出したいけども、さまざまな種類があって、いったい何を選べばいいのかわからない、といった方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのリバーブエフェクターを8点紹介しようと思います!新たなリバーブ探しの一助となれば幸いです。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
まずは商品の紹介に入る前にリバーブとはいったいどのようなエフェクターなのか、という点について簡単に説明したいと思います。
リバーブとは
リバーブのサウンドについては、お風呂やコンサートホールで発された音の響きを想像していただくのが良いかと思います。そのような空間で生まれる反響や残響を生み出して、ギターの原音に付け足すエフェクターのことをリバーブといいます!
使い方としては、常時薄めにかけ続けることでバンドサウンドになじみやすい音にしたり、ギターソロの際に強めにかけてギターサウンドを壮大ものにしたり、など。もちろんこれ以外にもアイデア次第でさまざまな用途に使用することができます。
リバーブの種類
一言にリバーブと言ってもたくさんの種類があります。
今回はその中でも代表的な5種類について解説します。
- プレートリバーブ
- 大きな金属版を振動させて残響間を得るという、かなり昔から試されていた方法を再現したものです。ボーカルに使われることが多く、音の立ち上がりが早く自然な残響音が特徴的です。
- スプリングリバーブ
- こちらはバネを響かせることで得られるリバーブです。
ギターで使用されることが多く、ギターアンプに内蔵されているモデルもあります。アナログ感があり、温かく落ち着いたサウンドが特徴的です。 - ホールリバーブ
- ホールのような広い空間で得られる残響間を再現したリバーブです。
残響感が長く、原音から遅れて響いてくるという点が特徴的です。 - ルームリバーブ
- ホームリバーブの逆にあたるもので、狭い空間を再現したリバーブ感を作り出します。
音の立ち上がりが早く、残響音がすっきりとしている点が特徴的です。 - シマーリバーブ
- 独特で個性的な響きが得られるリバーブです。
まるで別世界のような煌びやかで幻想的なサウンドが特徴的です。
使い方次第でさまざまな効果を生み出すことができます。
ちなみに、現在エフェクターとして生産されるリバーブのほとんどは、演算処理で残響を再現する「デジタルリバーブ」であり、今回紹介した「ホールリバーブ」「ルームリバーブ」「シマーリバーブ」といったリバーブたちはデジタルあってのものです。
リバーブについて簡単な解説を終えたところで、ここからはおすすめのリバーブエフェクターたちを見ていきましょう!
TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / Skysurfer Reverb リバーブ
まずはTC ELECTRONICのSkysurfer Reverbです。
スカイブルーの筐体が個人的には気に入っているのですが、見た目だけではなく音質に関しても申し分ないです!スプリング、ルーム、ホールの3つのリバーブタイプを搭載しており、これ一台で基本的なリバーブサウンドを網羅することができます。コストパフォーマンスが優れている点も魅力の一つ! とりあえず使えるリバーブペダルが欲しい、と思っているギタリストの皆さんに特におすすめしたいエフェクターです。
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TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / Hall of Fame 2 Reverb
同じくTC ELECTRONICのリバーブ、Hall of Fame 2 Reverbを紹介します。
こちらは8種類のエフェクトを搭載した本格派!フットスイッチにかかる圧力を感知して、パラメータをコントロールするMASH機構が入っており、より独創的な音作りが可能となっています。TonePrint機能によってトップギタリストたちの設定を自由にダウンロードできる点もおすすめポイント!幅広く高水準なリバーブサウンドを作り出すことのできるエフェクターとなっています!
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続いて紹介するのはBOSSのRV-6。
こちらはもはや定番とも言えるリバーブエフェクターです!8種類のリバーブモードを搭載しており、多彩なサウンドを作り出すことが可能です。サウンドのクオリティに関しても申し分なく、BOSSのこだわりが詰め込まれた澄み渡る響きや透明感のある残響音は、同価格帯のリバーブと比較しても、非常にハイレベルなものとなっています。足元で残響をコントロールすることのできる、エクスプレッション・ペダルも搭載。あらゆるプレイヤーに重宝されること間違いなしのリバーブエフェクターです!
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STRYMON ( ストライモン ) / blueSky V2
続いてはSTRYMONの blueSky V2を紹介します。
リアリティを追究したビンテージサウンドから、非現実的なまでに幻想的なサウンドまで幅広く対応できるハイクオリティなエフェクター!SHIMMERノブが搭載されており、どのモードでもリバーブ音にオクターブ音や5度上の音を追加することが可能です。MIDIコントロールにフル対応しており、ほぼすべてのノブやスイッチ、設定をEXP/MIDIジャックまたはUSBを介してリモートコントロールできてしまいます!これ一台でリバーブには困らないともいえるような、完成度の高いエフェクターです!
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ELECTRO-HARMONIX ( エレクトロハーモニックス ) / HOLY GRAIL
次に紹介するのはELECTRO-HARMONIXのnano HOLY GRAIL。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテが使用したことで広く知られた、歴史ある人気機種のNANO仕様となっています。非常に自然で美しい残響音が魅力的です。フランジャーを混ぜたサウンドが特徴的なFLERBモードでは、本機でしか作り出せないような個性的なリバーブサウンドを楽しむことができます。伝統的なサウンドも個性あるサウンドも両方味わうことのできるエフェクターとなっています!安定したサウンドも出しつつ、人とは違うリバーブを炸裂させたい!といった願望を持つギタリストの方々にぜひチェックしていただきたいエフェクターです!
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ROWIN ( ローウィン ) / LEF-3800 OCEAN VERB リバーブ
こちらはROWINのLEF-3800 OCEAN VERB
優れたコストパフォーマンスでギタリストからの支持を集めているエフェクターブランドROWINによるリバーブペダルです。本商品に関しては、低価格でありながらも最先端のShimmerモードを搭載している点が魅力的です!ギターサウンドをメインに残しつつ、絶妙にエフェクト音がついてくるような、自然なサウンドを楽しむことができます。コンパクトサイズなため、エフェクターボードの場所を取らない点も地味に助かるところですね。Shimmerリバーブに興味はあるけど、いきなり上位機種を購入するのはためらう、といった気持ちのギタリストの方へとくにおすすめしたいエフェクターです!
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Walrus Audio ( ウォルラスオーディオ ) / Slo 【WAL-SLO】
続いて紹介するのはWalrus AudioのSloです。
こちらのエフェクターには3つのリバーブが搭載されており、それらのすべてが幻想的なサウンドとなっています。リバーブトレイルに1オクターブ下を加える「Dark」、美しい映画のようなスウェル効果を生み出す「Rise」、ラッチングパッド機能を備えた青々しいリバーブサウンドの「Dream」の3種類のリバーブとなっており、非日常的な残響を思いどおりにコントロールすることができます。踏んでいる間ディケイが最大となるsustainスイッチを備えており、特殊な演出にも効果的に使用することが可能。創造的で美しい残響音を手に入れたいと願うギタリストの皆さんにぜひおすすめしたいエフェクターです!
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ZOOM ( ズーム ) / MS-70CDR マルチエフェクター
最後に紹介するのは少し番外編となりますが、ZOOMのMS-70CDR マルチエフェクターです。
こちらはコーラス、ディレイ、リバーブ等の空間系エフェクトを搭載したマルチエフェクター!エフェクトは86種類もあり、全部の音色を試すだけでも大変です!ギタリストにとってはたまらないですよね。最大6種類のエフェクトを同時に使用できるほか、接続順も自由自在に並び替えることができます。これ一台でリバーブのみならず、空間系の音作り全般がまかなえてしまう優れもの!音質に関しても申し分なく、高度なアルゴリズムを実行できる先進DSP「ZFX-IV」を搭載しており、リッチで濃密な残響やリアルな空間シミュレーションを実現します。一台でいろんな空間系サウンドを試したい、といったギタリストの皆さんは要チェックです!
以上8つのリバーブペダルを紹介してきました。ギターサウンドを美しく響かせるうえで欠かせないリバーブ。調べれば調べるほどさまざまなエフェクターが気になってきて、選ぶのが大変かもしれませんが、楽しみながら自分にぴったりのリバーブを手にすることができるといいですよね。今回のブログが皆様のエフェクター選びに少しでも貢献していましたら幸いです!
(2023-08-01公開 2025-01-22更新)