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この夏、血眼になっても探し出したい幻の機材

2023-07-11

テーマ:ギター, 実録 ! サービスマン日記

元気ですかーっ!!元気が有れば何でもできる……ハズが今回も記事を書けなかったことのお詫びです。
大変申し訳ない!!!
作りかけのバッファーはそのままそっと保管しておいてください。
次回のブログで日の目を見ますので。
言い訳はしたくないが本当に忙しいのです……

それはさておき、今回のブログは幻の機材について語ります。
楽器業界に40年近くいながらまだお目にかかったことのないブツも有るが、今回は実際に入手していつの間にか紛失してしまった物などを紹介します。
今更のようにまた入手しようと探したりもするが、これがなかなか見つからない。
なので、読者の皆様には見つけ次第躊躇なく即買いをおすすめしたい。

まずは
Pearl楽器製造のアナログディレイAD-33

これは素晴らしいディレイだ。
昨今アナログらしい音のデジタルディレイも有ったりするが、これはまんまアナログ。
しかも2種類のディレイを設定でき、スイッチで切り替えできるすぐれもの。
当時のアナログディレイはBBD素子を使用するため、どうしてもノイズを処理する回路が必要で、その回路のおかげで柔らかいソフトな音になるのだが、このディレイは十分ローノイズでその音質は現在でも立派に通用する。
リフ用のショートディレイとソロ用のロングディレイを使い分けしていた。

次は言わずと知れた
YAMAHAのPSAシリーズCO-01

コンプレッサーの中では癖が少なく、確実に効いている感が有って大変に気持ちいい音。
MXRのダイナコンプはべったり潰れる感じがあるが、このコンプレッサーは粒がそろう感じと言えばいいのだろうか、非常に立体的な音がする。
また大変ローノイズで他のエフェクターとも組み合わせやすい。
個人的には、MXRはどこか歪っぽくなるのも好みじゃなかった。

次は業界でもその存在を知る人間は数人かも知れない機材。
VestaFIREのスペースコマンダー

【申し訳有りません、画像資料無し】

これはすごいぞ!!なんと入力した音像が宙に浮いて自由自在に駆け回る。
例えばこれにギターを繋いでステレオ出力させると左右に音像をオートで振ることができる……なに?そんな物は現在普通にあるって?
そんじょそこらのものとは違う!このスペースコマンダーは音が宙に浮かぶのだ。音が縦横無尽に駆け回る。
今もし見つかったら一体いくらになるのか見当もつかない。
もしも「あ、それってうちの物置に置いてあるやつかな~?」と思った方はコッソリ私に連絡をください。

あと最後におまけ。

BOSSのデジタルディレイシリーズは知っていると思うが、
名機中の名機として名高いDD-3

私も愛用しているが、実は3度ほど買い替えしている。DD-3は生産期間が長いためバージョンの違う物と、生産国の違う物が混在している。
しかも、音がすべて違うのだ。
私の愛用品は裏面がピンクでmade in Taiwan のもので、生産年は恐らく1999年から2000年と思われる。他の生産年のDD-3と比較してあまりの音質の違いにしばし愕然としてしまった。


他にもDODの7バンドEQ(可変幅が何と±18dB)やセンサーを口で咥えタバコのようにしてコントロールするワウワウSoulKISSなどまだ探したい機材が沢山ある。
折を見てまた紹介したい。

次こそはバッファーの最終回だから、見逃し厳禁。
それではまた。

技術サポート / 盛 寿

Bogner、 ENGLのカスタマーエンジニア経験を経てあらゆるメーカーのAMPを修理し続け早や20年、中でもMarshallの修理では他の追従を許さぬほどの経験値あり。Noasharkエフェクターの回路設計者でもあり、あらゆる音響機器に造詣が深く、自分用のエフェクターは自分で作るがモットー。しかしただのビンテージコンデンサーフェチではないか?と噂されている事を本人は知らない。

 
 
 
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