今日はお客様からよくお問い合わせいただく、簡易PAセットに返し用のスピーカー(モニタースピーカー)を増設する方法について解説していきます!
今回は定番商品のJBL / EON208Pを参考例として説明します。
JBL ( ジェービーエル ) / EON208P ポータブルPAシステム

フロントパネルの左下にMONITOR OUTという表記が見えますね。
ここからはEON208Pに入力した全ての音声信号がアンプ増幅前の状態で出力されます。
こちらの端子と下記のようなパワードスピーカーを接続することで、モニタースピーカーの増設が可能となります。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CSP8P PAスピーカー
CSP8のLINE入力端子の形状はXLRとなっているので、下記のケーブルを使って接続できます。
※接続するケーブルはパワードスピーカーの入力端子によって異なります
※ケーブルの長さはご使用環境に合わせてお選びください
■ EON208Pのフォン端子で接続する場合
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CXP050
■EON208PのRCA端子で接続する場合
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CXR050
ちなみに、EON208Pは8インチのスピーカーですが、さらに大きな音で拡声したい場合に、MONITOR OUTに接続するパワードスピーカーを8インチよりも大きなものにすることで、増設したスピーカーをメインとし、EON208Pのスピーカーをモニター用として使用することも可能です。
なお、下記の画像のようにEON208Pのエンクロージャーはフロアモニターとしても使用できる汎用性の高い設計となっているので安心です!

また、EON208P のMONITOR OUTとパワーアンプを接続するという方法でも、スピーカーの増設が可能です。
例えば12インチのパッシブスピーカーを増設する場合は、下記のような組み合わせがあります。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CSP12 PAスピーカー
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CPX1500 ステレオ・パワーアンプ
CPX1500の入力端子はXLRとなっているので、先ほど紹介したCXP050やCXR050でEON208PのMONITOR OUTと接続可能です。

そしてCPX1500のパワーアンプとCSP12の端子はどちらもスピコン端子となっているので、下記のケーブルで接続できます。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / SKK10B
↓ CPX1500背面

↓ CSP12背面

JBL以外の簡易PAでよくお問い合わせいただく、YAMAHA / STAGEPAS400BT と STAGEPAS600BTの場合も同様にMONITOR OUTと接続をしてスピーカーを増設できます。

以上のように簡易PAと返し用のスピーカー(モニタースピーカー)の増設は非常に簡単に行うことができます。一度接続の手順を確認すれば、PAに詳しくない方でも増設が可能です。
イベントやスピーチなどで簡単にPA環境をセッティングできるEON208Pで、ぜひこれからのイベントシーズンを楽しんでいただければと思います!
(2023-06-05公開 2023-07-27更新)