先日JBLのEON ONE MK2に触れる機会があったのですが、この機種はさまざまな便利な機能が入っている反面、PA初心者の方には使い方を理解するのに多少時間がかかるように感じました。
今回、そういった方のためのクイックスタートガイドのようなものを書いてみましたので、既にお持ちの方も購入を検討されている方もぜひ参考にしてください!
JBL ( ジェービーエル ) / EON ONE Mk2 バッテリー内蔵オールインワン・コラムスピーカー
CH1、CH2でマイクからの音声を出力させる場合

C--- マスターボリューム(全体のボリューム)兼、メニュー選択
E--- 各チャンネルの選択ボタン兼、音色設定つまみ
このように、EON ONE MK2はそれぞれのつまみが回すだけでなく押すことでスイッチになっています。
まずマスターボリュームを回し-20dbほどまで上げます。
(マスターボリュームとはEON ONE MK2の出力の全体の音量のことです。)

その後CH1の上のつまみを押すことでCH1の設定を変更するモードになります。

上の画像のようにCHANNEL-1と表示されます。
マイクを接続し声を軽く出しながらゲインつまみを回していきます。

マイク自体の出力にもよりますが30㏈あたりで音声が聞こえてくるはずです。
続いてCH2のセッティングに移ります。
マイクを接続しCH2の上のつまみを押します。

ディスプレイの表示がCH2のモードになっていますね。各チャンネルの上のつまみを押すことでそのチャンネルを操作するモードに移動します。
CH2を選択した状態でCH1の上のGAINのつまみを回すことでCH2のボリュームを操作できます。

CH2も同じように30dbあたりまで上げると音声が聞こえてきます。
これでCH1、CH2の両方から音声を出すことができたと思います。
基本的な操作方法
各チャンネルの上のつまみを押すことでそれぞれのチャンネルのモードに移動します。
チャンネルのモードに移動した状態でつまみを回すとそのチャンネルの音量、音色の調整となります。

上の画像はCH1の
・GAIN(音量)
・BASS(低音)
・MID(中音)
・TREBLE(高音)
・REVERB(残響)
を調整する状態になっています。
チャンネルモードになっている状態で、先ほどはマスターボリュームだったMAIN / MENUつまみを回すと選択されているチャンネルの
・Mute(音を消す)
・Phantom Power(コンデンサーマイクを使用する場合の電源)
・Input EQ(音色調整)
・FX Send(エフェクトの調整)
の各調整を行うことができるようになっていますが、ひとまずよくわからない方は気にしないでください。
チャンネルモードになっている状態で全体の音量を変更したい場合は

BACKボタンを押すことでホーム画面に移動します。

MAIN / MENUつまみを回すことで全体の音量を調整できます。
※各チャンネルモードになった状態で1分ほど操作しないでいるとホーム画面に戻ります。
ホーム画面の状態でGAIN、BASS、MID、TREBLE、REVERBのつまみを回すと緑のLEDが点灯しているチャンネルの調整になります。
下の画像の状態でつまみを回すとCH1のそれぞれの調整を行います。

Bluetoothのペアリング設定
Bluetoothのペアリングはホーム画面の状態でMAIN / MENUつまみを押すと、メインメニュー設定になります。

MAIN / MENUつまみを回しSettingsでボタンを押します。

BT Audio PairingでMAIN / MENUつまみを押すとBluetooth機器とペアリングする状態になります。お手持ちのBluetooth対応機器をペアリングモードにすることでペアリング接続されます。
Bluetoothで音楽を流した場合はCH5から出力されます。
ファームウェアアップデート
EON ONE MK2のようなデジタルアンプを搭載しているPA機器は、度々ファームウェアをアップデートする必要が出てきます。何か調子が悪いと感じたときなどファームウェアアップデートを行うと解決する場合があります。また、新品で購入した場合でもファームウェアは日々更新されていますのでお手元に届いた際に必ず更新を行ってください。
ファームウェアアップデートは専用アプリ「JBL PRO CONNECT」を使用します。スマートフォンなどにダウンロードして行ってください。
ファームウェアアップデートの手順は下記の通りです。
- JBL Pro Connectアプリを開きます。
- スピーカーをペアリングしたら、「More」をタッチ。
- 「Firmware Update」をタッチしてアップデートを行ってください。
- 自動的に再起動したら完了です。
以上、ここまで使えればある程度EON ONE MK2の使い方に慣れてきたのではないかと思います。
EON ONE MK2の特集ページも用意しておりますので、併せてご覧いただき使用の際の参考になれば幸いです。