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【徹底解剖】ANTELOPE AUDIO / Discrete 8 Pro Synergy Coreレビュー!!

2022-04-30

テーマ:DTM・DAW

Discrete 4 Synergy Core

マスタークロックのリーディングカンパニーとして名高いANTELOPE AUDIOから、オーディオインターフェイスDiscreteシリーズの最新版、Discrete 4 Pro Synergy Core、Discrete 8 Pro Synergy Coreが登場しました!
ただでさえその音質の良さから多方面で高評価を得ている本シリーズ。その最新版とあって話題も沸騰しているため、優先順位を一気に上げてレビューしていきたいと思います!

まず、これまでのDiscreteシリーズからの主な変更点は下記のとおりです。

  • さらなる高音質化
  • Thunderbolt 3端子搭載
  • バーチャル・パッチベイの採用
  • AFXの同時チャンネル数増加

開封の儀

ANTELOPE AUDIOは、音質はもちろんのことながら、プロダクトデザインも秀逸です。そのワクワク感が伝わるよう開封の儀の様子を掲載していきます。

Discrete 4 Synergy Core

パッケージはダンボール地にイラストと文字ベースのソリッドなデザインが期待値をぐんぐん高めていきます。

 
Discrete 4 Synergy Core Discrete 4 Synergy Core

開封すると、付属品は電源アダプター、USBケーブル(Thunderboltケーブルは付属しません)、登録カードです。
マニュアル類は冊子では付属せず、カードに記載のURLからWEB上で閲覧するスタイルですね。

 
Discrete 4 Synergy Core Discrete 4 Synergy Core
Discrete 4 Synergy Core Discrete 4 Synergy Core

本体は、洗練されたシャープなデザインがカッコいい!部屋に置いてあるだけで創作意欲を高めてくれそうです。
また、見た目だけでなく、触ってみた質感も信頼感のある剛健で高級感のある作りになっています。
液晶にはIPSが採用されており、グラデーションで表示されるメーターが視認性を飛躍的に高めています。

Discrete 4 Synergy Core

サウンドチェック

では早速音を聴いていきたいと思います!

まずは音楽を流して、進化したというAD/DAコンバーターの実力をチェック。
複数のオーディオインターフェイスで比較してみましたが、忖度なく群を抜いて気持ちの良い音!
音数が多い曲でも簡単には飽和せず、楽器と楽器の間に物理的なスペースがある感じがします。どの楽器がどのポジションにいるか、という正確な距離感がつかみやすいです。
また、旧Discreteシリーズで感じた艶っぽさや広がりのある空気感もさらに磨きがかかっており、高音域の天井を感じません。
女性ボーカルはよりセクシーに、男性ボーカルはより包容力があるように感じます。かといって脚色された音色というわけではなく、正確かつ、よりピントが合うような鮮明さです。
メイン出力だけでなく、ヘッドホン出力も同様に質の高さを感じます。

続いてプリアンプの音質チェックのためアコースティックギターを録音してみました。
Discrete 4 Synergy Coreと比べても、さらに上品でバランスの良いサウンドになっているように感じます。そのため、ソースを選ばずオールラウンドな用途で使えそうです。

機能

機能面も見ていきます!

■ バーチャル・パッチベイ

今回新たに採用されたバーチャル・パッチベイ。
Orion Studio Synergy Coreなどのハイグレードなモデルでも採用されている機能ということで、使い方が複雑なのでは、と勝手に心配していましたが、ドラッグ&ドロップの動作で直感的に使えるため、希望のルーティングを実現しやすいです。

Discrete 4 Synergy Core

上段が入力、下段が出力となっており、入力から出力に向けてドラッグ&ドロップすることで簡単にルーティングされます。

■ リアンプ出力

Discrete 8 Synergy Coreでも搭載されていましたが、オーディオインターフェイスとしては珍しくリアンプ出力を搭載しています。

リアンプとは?

エレキギターをオーディオインターフェイスにダイレクトに繋いで録音した音を、再度ギターアンプなどへ出力して自由な音作りをする作業。

RADIAL / ProRMPなどリアンプ用のDIを利用して行うのが一般的ですが、Discrete 8 Pro Synergy Coreではインターフェイス単体で対応できます。
背面にREAMP OUTを搭載しており、ここからギターアンプへシールドで接続します。
あとは録音したフレーズを流しながらアンプのサウンドを調整してマイク録音をするだけです。
リアンプはなんとなくセッティングが面倒なイメージを持っていましたが、これなら気軽に行えそうです!
また、REAMP OUT端子は、通常の出力に切り替えて使用することも可能なため、貴重な背面の端子を用途に応じて使い分けられるのもGOOD。
なお、ガッツリ多数の出力を使う場合にはD-SUB端子にマルチケーブルを使ってここから出力できます。

■ トークバック

ブースや、PCから離れた場所で録音する際にはトークバック機能が便利。
トークバックマイクが内蔵されており、ワンボタンでヘッドホンを着けたプレイヤーとコミュニケーションを取ることができます。もちろんどの出力に返すかも簡単に本体で設定できます。

■ ANTELOPE FX

ハードウェアベースで動作するANTELOPE FXについては過去の記事でも具体的にご紹介していますのでそちらを参照いただければと思います。

過去記事
【徹底解剖】Antelope Audio / Discrete 4 Synergy Core レビュー!
【徹底解剖】ANTELOPE AUDIO / Zen Go Synergy Core レビュー!!
【徹底解剖】ANTELOPE AUDIO / Zen Q Synergy Core レビュー!

Discrete 8 Pro Synergy Coreでは、これまでの2倍となる最大16チャンネルにエフェクトを立ち上げることができます。ルーティングによりあらゆるソースに適用することができるため、活用できる幅もグッと広がっています。

まとめ

ここまで紹介してきたとおり、音楽制作が捗る多様な機能が満載です。しかし、個人的に何よりも推したいのはその音質。実際に音楽制作で使用してみましたが、音質が上がるとその分生まれてくるインスピレーションの質も上がってくるように感じます。作曲でもアレンジでもミックスでもマスタリングでも、あらゆる判断のスピードが上がり、生産性に直結していきます。また、その音の良さから純粋に音楽を聴くことも非常に楽しい体験となるため、改めて音楽への理解が深まっていくように感じました。1台の機材ではありますが、メーカーの哲学が詰まった作品なのだという感動がありました。
ぜひ皆さんにもこのサウンドを体験していただきたいです!

サウンドハウススタッフ

サウンドハウススタッフによるブログです。 ここでしか聞けない、サウンドハウスのスタッフだからお届けできる、とっておき情報が満載です!本音トークもあるよ♪

ANTELOPE AUDIO / Discrete 8 Pro Synergy Core

ANTELOPE AUDIO

Discrete 8 Pro Synergy Core

¥198,000(税込)

オーディオインターフェイス、USB/Thunderbolt 3

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