みなさんはトンチキソングという言葉をご存じでしょうか?「トンチキ」という言葉は知っていても、あまり使う機会はありませんよね。しかし、ジャニーズのファンにとってはなじみのある言葉なのではないでしょうか。
トンチキソングとは、本人たちは真面目に歌っているのに、歌詞の意味がよくわからない歌に対して使われることが多い言葉です。最初からお笑いを目的としたものとはまた違った種類ですね。ジャニーズの楽曲はアイドルらしい可愛い曲や、ダンスナンバーのかっこいい曲といった正統派アイドルソングが目立つ中で、トンチキソングも多く存在します。これらはジャニーズ伝統の「トンチキ」と呼ばれています。
最近では、「ミュージックステーション」や、音楽人からも支持を得ている番組「関ジャム」でも、ジャニーズのトンチキソングが特集されるくらい、業界からも注目を集めているようです。正直、ジャニーズのトンチキソングを挙げていくとキリがないのですが、今回は代表的なものから、個人的にトンチキだと感じる楽曲のほんの一部を紹介したいと思います。ご存じのない方は、アイドルの意外な一面を知っていただけたら幸いです。
■ Sexy Zone / Sexy Summerに雪が降る
まず、一番よく挙げられるものがこちらの楽曲です。題名からして、Summerなのに雪?という矛盾に混乱しますよね。歌詞でも「真夏の海」「波」「シャーベット」のような夏を連想する言葉と「ホワイトスノウ」「Merry Christmas」といった冬の言葉が使われており、結局夏冬どっち?となります。南半球で過ごすクリスマスの歌なのかもしれませんね(笑)制作秘話では、ジャニーさんの気まぐれでクリスマスソングに夏要素が入ったとか…
初期のSexy Zoneの楽曲は何かとSexyが付けられており、トンチキソングが多い印象です。そこがジャニーズらしさでもあり、ジャニーズJr.にもよく歌われています。
■ Snow Man / ブラザービート
最近話題なのはやはりこの曲ではないでしょうか。メンバーが主演を務める実写版映画「おそ松さん」の主題歌です。おそ松さんの要素も入っているからか、意味のよくわからない歌詞が多く使われています。そのキャッチーさに中毒になる人が続出し、「イーアルサンスー」という歌詞パートが特に流行っており、TikTokでよく踊られています。
■ Snow Man / 君の彼氏になりたい。
Snow Manからもう1曲、こちらもSNSで話題になっていました。サビで「無理無理無理やっぱ無理」という歌詞が歌われているのですが、サビで「無理」を連呼する楽曲なんてなかなかないですよね。こちらの振付はメンバーの岩本照さんが行っており、プロの振付師が称賛するほどです。トンチキな歌に、Snow Manの高いダンス技術が合わさることによって、よりトンチキ度合いを高めているように思えます。
■ 関ジャニ∞ /町中華
これは歌詞を見ないと何を言っているのかほとんどわかりません。岡崎体育さんが製作したもので、良い感じの英語に聞こえるけど実は関西弁の歌詞です。レコーディングの時点ではメンバーも歌詞の意味は知らされておらず、レコーディング用の歌詞カードを見て歌っていたらしいです。なのでメンバー自身も、これ何歌ってんねやろ?と言いながらレコーディングしていたようです… レコーディング後に、歌詞の意味のネタバラシがあり、そこでメンバーは爆笑していました。コンサートでも披露していましたが、スタイリッシュな衣装にクールな振り付けで、とても関西弁の曲とは思えませんでした(笑)
■ Hey! Say! Jump /「ありがとう」~世界のどこにいても~
タイトルから予想できるかもしれませんが、世界中の言語で「ありがとう」をふんだんに使用した楽曲です。かっこいい振り付けでメンバーはまじめに踊っているので、歌詞に注目しなければ違和感は無い気がします。しかし、歌詞には「ワンダナムル ワンダフル」「照れないで テレマカシー」といった、思わず笑ってしまうようなフレーズが多く使われています。Hey! Say! Jumpって正統派なアイドルのイメージも強い気がしますが、他にも多数トンチキソングを歌っているので、ぜひ調べてみてください。
本当はまだまだ多くのトンチキソングがあるのですが、今回はこのくらいにしておきます(笑) ご存じの方は、共感していただけるものも多かったのではないでしょうか。興味を持っていただけた方は、ぜひ聴いてみてもらえたら幸いです!そしてカラオケでも歌ってみてください!
トンチキソングはキャッチーな振りが付いていることも多いので、配信されているものは完全ワイヤレスイヤホンを装着し踊ってみてください!