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【徹底解剖】ANTELOPE AUDIO / Zen Q Synergy Core レビュー!

2022-02-14

テーマ:DTM・DAW

2021年にZen Go Synergy Coreが発売され、価格を1ランクも2ランクも上回る音質で話題になりました。前回、こちらの記事でレビューしました。

【徹底解剖】ANTELOPE AUDIO / Zen Go Synergy Core レビュー!

続いてその兄弟分とも言える製品「Zen Q Synergy Core」が発売されたため、比較も兼ねてレビューしていきたいと思います!(以下、Zen Q Synergy Coreは「Zen Q」、Zen Go Synergy Coreは「Zen Go」)

Zen Go Synergy Coreとの違い

まずは名前から来る違いとしては、「Go」がそのフットワークの軽さを示していたのに対し、Qは「Quad」= 4つのアナログ入力端子を持つことに由来するものと思われます。
Zen Goがデジタル入出力も含め4イン/8アウトであるのに対し、Zen Qでは14イン/10アウト。さまざまな楽器編成やアウトボード接続にも対応可能となりました。

また、どちらもバスパワーであるものの、USB-CからThunderbolt 3接続に変わっています。Thunderbolt 3端子のないPCをお使いの方には残念な変更になるかと思いきや、なんと3月にはUSB版の発売も控えているとのこと!!環境に合わせて選べる懐の広いデバイスとなっています。

サイズ感はZen Goが198×117×57.5 mmに対し、Zen Qが198×133×57.5 mm。横幅と高さは同じですが、縦に1.6cm大きくなっています。
ちょっとした差のようにも思いますが、これによってディスプレイサイズも大きくなりメーターなどの視認性が大きく向上しています。
印象としてもZen Goはコンパクトな印象が強かったですが、Zen Qはシステムの中心としてのどっしりした風格を感じます。

また、DSPチップがZen Goでは1基搭載されていたのに対してZen Qでは2基搭載されています。
これによってコンピューターに負荷を与えることなく、高品質なAntelope FXをより多く活用することができます。
Zen Goでは使用エフェクト数を気にしながら使う必要がありましたが、個人的にZen Qなら必要なトラック分網羅できそうです。

サウンドチェック

本体右下には「64 bit AFC」と印字があります。これは64-bit Acoustically Focused Clocking jitter management algorithmの略で、ANTELOPE AUDIO製品に共通して使われているクロッキング技術。

ハイエンド機と同じ伝統的なクロックがこのZen Goシリーズにも搭載されています。そのため、出音は突き抜けるほどにクリア。ローエンドからハイエンドまで、満遍なくクッキリ明瞭にサウンドを表現します。どっしりした低域と煌びやかな高域は、価格的に上位にあたる他社製品と比較しても際立っていました。
マイクプリも傾向としては同様で、非常に透明感のあるサウンドで録音することができました。アコギや女性ボーカルなど、おいしい高音域をキャプチャーしたいときには特に真価を発揮しそうです。
Discrete 4 Synergy Coreと比較すると、Discrete 4はアナログ機のような艶っぽさがありながらも現代的な明瞭さを持つハイブリッドなデバイス。Zen Qはとにかくクリアで解像度も高く、現代のレコーディングに完璧にマッチするデバイス、という印象を持ちました。

Antelope FX

操作部や2つのヘッドホン出力についてはZen Goと同様ですので、Zen Goのレビューを参照いただければと思います。
今回はコンピューターに負荷を与えることなく高品質なエフェクトをかけることが可能なAntelope FXにフォーカスしていきます。エフェクトの種類としては、コンプからEQ、ギターアンプシミュレーター、リバーブ、ディレイ、ノイズゲートなどなど、アナログ・ハードウェアのモデリングから現代的なフレキシビリティの高いエフェクトまで計37種、幅広く用意されています。

アナログ・ハードウェアのエミュレーションも有名どころが網羅されており、これだけで必要なものが一通り揃うのではと思うほど。
エミュレーション系は名称や外観からの推測ですが、NEVEのプリアンプに始まり、UREI 1176-LNやdbx 160などのコンプ、PultecやAPIのEQなど、実機で揃えると数百万円は余裕でかかりそうな豪華なラインナップです。こういったエミュレーション系のプラグインから実機の特徴を学んでレコーディングやミックスに活かせるのも大きなメリットですね。

クオリティの高いプラグインで名高いOVERLOUDとコラボレーションしたアンプシミュレーターも、アンプとキャビネットのバリエーションを豊富に揃えています。ギターは特に、普通のオーディオインターフェイスに直接接続してもDAW上でアンプシミュレーターをインサートするまではギターらしいサウンドを鳴らせないため、Zen Qのミキサー上でサクッと入力段にアンプシミュレーターを適用できるのはとても理にかなっているように思いました。ミキサーでエフェクトをインサートしておけばインターフェイスを再度立ち上げた際にもそのまま設定が適用されます。そのため、特定の入力チャンネルをギター用と決めておくことで、起動してすぐに好みのギターサウンドを鳴らすことができます。このスピード感ならインスピレーションを逃すことがありません!(一部のエフェクトは設定が保存されないものもあるようです)

ANTELOPE FXはエミュレーションのエフェクトのみならず、シャープにかかるモダンなエフェクトもコンプやEQ、リバーブ、ノイズゲートまで幅広く完備されています。
さらに、ANTELOPE AUDIOのSoftware Storeからエフェクトの追加購入が可能となっており、多彩なバリエーションから選択が可能となっています。SSLやTeletronix、BAEをモデルとしたと思われる興味深いエミュレーションも目白押しです!

また、セッションプリセットを保存しておくことで簡単にエフェクトやルーティングの設定を呼び出すことができるため、より効率的に作業を進められるようになっています。

こちらはオプションですが、「afx2daw」を使用することで、DAWソフトウェア上でプラグインとしてエフェクトをインサートすることが可能となっています。プラグインは作業していると無意識にどんどんインサートが増えてしまいがちですが、DSPとFPGAの力を借りることで負荷を抑え、さらにミックスを快適にできそうです。
そのため、ANTELOPE FXはレコーディング時の積極的な音作りに使用することも、ミキシング時のプラグインとして活用することも、はたまたモバイル配信などでも、多彩な用途で活躍する高いポテンシャルを持っていると感じました。

まとめ

Zen Q Synergy Coreを数日メインで使ってみましたが、Zen Go Synergy Coreのフットワークの軽さを継承しながらも、より現場での対応力が強化されており、非常に実用性の高いプロダクトと感じました。
使いこなせば使いこなした分だけDTM環境の利便性がさらに高まっていくように感じたため、もっともっと最大限使い倒してみたいと思いました。そんな奥の深い魅力的なデバイスとなっていますので、3月発売のUSB版と合わせて、オーディオインターフェイス検討段階にはぜひチェックしてみてください!

なお、今なら気鋭のDAWソフトBitwig Studio追加FXバンドル、上述の「afx2daw」ブリッジプラグインがプレゼントされる豪華キャンペーンを開催中です!2022年4月30日までとなっておりますのでお早めにご検討ください!!

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サウンドハウススタッフ

サウンドハウススタッフによるブログです。 ここでしか聞けない、サウンドハウスのスタッフだからお届けできる、とっておき情報が満載です!本音トークもあるよ♪

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