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OrtofonのDJ用カートリッジ「VNL」を徹底レビュー!!

2021-06-24

テーマ:DJ, PA

2020年末発売開始からDJ界隈で大きな注目を集めた話題の最新カートリッジモデルVNL。自宅ではこちらのカートリッジを使ってレコードを聴いていましたが、緊急事態宣言が続きなかなか現場で使用することができませんでした。つい先日、日中のイベントでDJをする機会があったのでやっと現場でも使用することができました。ご購入の参考になればと思い今回は改めてこのORTOFON/VNLを使用した感想をお伝えしていきたいと思います。

ORTOFON / VNL

<仕様>

  • 出力電圧(1kHz, 5cm/sec.):6mV
  • チャンネルセパレーション(1kHz):20dB
  • 周波数特性(20Hz-20,000Hz):-2dB/+4dB
  • トラッキングアビリティー(315Hz、適正針圧下):交換針「Ⅰ」100μm・「Ⅱ」90μm・「Ⅲ」90μm
  • 水平コンプライアンス:交換針「Ⅰ」16μm/mN・「Ⅱ」15μm/mN・「Ⅲ」14μm/mN
  • スタイラスタイプ:Spherical
  • スタイラスチップ半径:R 18μm
  • カンチレバー素材:アルミニウム
  • 適正針圧:4g
  • 内部インピーダンス:700Ω
  • 内部インダクタンス:450mH
  • 推奨負荷抵抗値:47kΩ
  • 推奨負荷容量値:200-600pF
  • 自重:6.5g

↓ 今まで使っていたカートリッジはこちらです。(※こちらは既にメーカー側での生産・供給は終了)

ORTOFON / OM NIGHTCLUB

  • 出力電圧:6mV
  • 周波数特性:20~22,000Hz
  • 適性負荷インピーダンス:47kΩ
  • スライタス:円錐
  • 適性針圧:3g
  • 自重:14.4g(カートリッジ5g シェル9.4g)

■ 実際に使ってみて

※あくまで個人的な感想になりますのでご参考までに
※今回イベント中に使っていたのは交換針「I」です。

● 音質

自分はHOUSEやTECHNOといったダンスミュージックのレコードを聴いています。自宅でORTOFON / OM NIGHTCLUBと聴き比べをしていた時にも思っていたのですが第一印象はきれいにパワフル!!といった感じでしょうか。中低域(ミッドロー帯域)あたりの音がよりはっきり聴こえます。ベースやベースシンセがはっきり聴こえるのでHOUSEやTECHNOの曲が普段よりもよりパワフルに聴こえたのではないかと思います。高域が非常に聴き心地がよくダンスミュージックでありがちのつんざくようなハイハットも綺麗に聴こえました。ORTOFON / OM NIGHTCLUBも4打ちのHOUSEやTECHNOなどのDJに大人気のカートリッジでしたが、自分的にはパワー、解像度ともにVNLの方が上に感じました。
イベントでDJをした際は、その日1日ずっとこのVNLをつかって他の演者もDJをしていたのですが、1日を通して聴き疲れすることもありませんでした。もちろん箱の音響システムが素晴らしいというのもあります!!すこし無茶して音を出してしまったなといったときも低音が響きすぎてビリビリしてしまうほどではありませんでした。イベントを行った箱のオーナーのDJの方にも「上品な音ですね」といった感想もいただきました。

このVNLで聴いてよかった曲を紹介します。

○ Llewellyn/Recapture The Past

https://liveatrobertjohnson.bandcamp.com/album/recapture-the-past

改めてこの曲を聴いてみてやっぱりVNLは高域の再生力が本当に素晴らしいのだと思います!! この曲は交換針「I」で聴くのがおすすめ。

● 安定性

自分はHOUSEやTECHNOをかけるのがDJスクラッチやバックスピンといった技はできないですが、DJをする際は緊張したりお酒を飲んでいたり手元が狂う条件は非常に揃っています。バックキューイングも焦ると針が飛んでしまい今どの位置なのか見失ってしまうことがあります。盤質が良くなくてもどうしてもその時かけなければというレコードもあるかもしれません。針飛びしづらいことは知っていたので当日は急に次にかける曲を変更しても頭出しやバックキューイングで手元が狂ったり、戸惑ったりすることなくプレイできました。良いDJプレイをするにはこういった機材面での安定感、安心感は非常に大事だと感じました。

■ まとめ

今なら初回限定数量パッケージで「I」「II」「III」の3種類の交換針がついてきます。しかも通常合計販売価格より約37%もお得!!曲調によって交換針を選んで楽しむこともできるのでDJだけでなくリスニング用途の方にも大変おすすめです。自分もこの曲は華々しいシンセを聴かせるため「I」で、アグレッシブなキック強めの曲で攻めるときは「III」でといったように使い分けるのも楽しんでいきたいと思います。ぜひ今のうちにこのORTOFON/VNL試してみてはいかがでしょうか。

※初回限定数量パッケージはなくなり次第終了となります。予めご了承ください。

サウンドハウススタッフ

サウンドハウススタッフによるブログです。 ここでしか聞けない、サウンドハウスのスタッフだからお届けできる、とっておき情報が満載です!本音トークもあるよ♪

 
 
 
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