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【学生の味方】ZOOM G3nでコンパクトエフェクターの音を作る方法!!~ファズ編~

2023-10-30

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」

学生のお前らぁああ!!!!
ソロで一目置かれたいかあああああ!!!!!

「「「「うおおおおおおお!!!」」」」

と、いつも通りコール&レスポンスから始めさせていただきました。高校生ギタリストのSと申します。

今回はマルチエフェクター、ZOOM G3nの音作り第3弾ということで、ファズの音を作っていきたいと思います!!!

飛び道具に使うもよし、パワフルな演奏に使うもよしのファズ。謙遜されがちですが、歪みの量を減らせばバッキングに使えたり、メインの歪みの次に置いてソロで暴れたりと、意外と使い所の多いエフェクターです。

さて、ファズの音を作っていく前に、まずはファズについて少しばかり紹介させていただきます。

ファズの歴史

ファズの歴史は長く深いものです。ブチブチした音で特殊な感じのするこのエフェクター。じつは、歪みエフェクターの中で初めて作られたエフェクターなんです。

ファズというエフェクターが登場するまえまでは真空管アンプで歪ませていたのですが、しばらくすると、1966年に「FUZZ FACE」というファズエフェクターが登場します。これをジミ・ヘンドリックスを始めとした著名なギタリストたちが使用したことにより、エフェクターが広く使われるきっかけとなりました。

この1960年代は多くのエフェクターが制作されました。言うなれば、エフェクター絶頂期でしょうか。

70年代に入ると、BOSSからは「CE-1 Chorus Ensemble」や「OD-1 Over Drive」などの数多くの名機が制作され、そこに影響を受けたチューブスクリーマーなどの有名なエフェクターが続々と登場し、現在に至ります。

結局のところ何が言いたいのかといいますと、ファズはエフェクターの原点となったエフェクターだということです。

これはぜひとも使ってみたくなりますよね。

G3nでファズの音作り

さて、ファズについて知ることができたら、次はいよいよ音を作っていきます。

じつは今回、何の音を作るかかなり悩みました。というのも、ファズは「名機」と呼ばれるものが多く、BOSSの「FZ-1w」、「TB-2w」やZVEXの「Fuzz Factory」、VEMRAMの「Myriad FUZZ」など、どれを選ぶかかなり苦労しました。

その中でも、今回は実用性とロマンを重視した3機種を選びました。

ファズの代名詞とも言える、多くのギタリストたちが使用している「BIG MUFF」。先程も紹介した、言わばファズの原点である「FUZZ FACE」、そして伝説のファズといわれる「tone bender」。

今回はこれらの音を作っていきます。

では、まずはBIG MUFFの音作りから見ていきましょう。

electro-harmonix「BIG MUFF」

音作りの基本となるのは「OctFUZZ」。

前回同様、G3nにはBIG MUFF Piのモデリング「NYC Muff」がありますが、NYC Muffは追加エフェクトとなっており、今回は元から搭載されている音で再現するためにOctFUZZを使っています。

BIG MUFF特有の丸さと芯の太さを作るため、EQで中音域と低音域を中心に全体的に持ち上げます。

この時、ギターはフロントピックアップにしておいてください。音の丸みを作ることに役立ちます。

それにしても、やはりファズの音を作る時は爆音で鳴らしたくなりますよね。低音弦を鳴らした時のドゥルンって感じが凄く好きです。

ちなみに、私がライブスタッフとしてお手伝いしている現場にて、それぞれ違うBIG MUFFを3台積んでいるエフェクターボードを見たことがあります。

JIM DUNLOP「FUZZ FACE」

使う歪みは先程と同じ「OctFUZZ」。

EQは無しの、トーン下げめで高音域を少し削ります。

破天荒な音がするFUZZ FACEは、リア、もしくはセンターピックアップで音を拾ってください。

Boostを下げれば意外と現代的な音も作れるFUZZ FACE。これを主な歪みとして使ってみても面白いかもしれませんね。

丸っこい筐体がチャーミングなFUZZ FACE。そんな見た目からは想像できない破天荒さがあり、一気に大好きになったエフェクターです。

SOLA SOUND「tone bender」

使うエフェクトは「TB MK1.5」。tone benderのモデリングエフェクトです。

基本的に全て上げつつ、EQで中音域を支えて重低音を立たせます。

やはり「伝説のファズ」、モデリングされるだけはありますね。飛び道具としては、これが1番有力だと感じました。

恥ずかしながら、今回ファズについて調べるまではこのエフェクターを知りませんでした。しかし音を聞いてみると、ファズの中でもかなり暖かみのある音でロックでありながらどこか優しさを感じるエフェクターでした。

まとめ

ファズ編、いかがでしたでしょうか。

自分があまりファズを使わないということもあり、今回はかなり悩みました。そんな中で何とか完成させた音、気に入っていただけましたでしょうか。

飛び道具として優秀なファズは、色々なアーティストさんの足元にぽつんと置かれていたりします。皆さんもぜひ、この最高の飛び道具を使ってみてはいかがでしょうか!!

それでは、良いギターライフを!!


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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とある高校生S

現役高校生で軽音部に所属しているギタリスト。中学生の頃にアコースティックギターを始め、さらに音楽の先生の影響でエレキギターを弾くようになる。エフェクターやエフェクターボードを見ることが好きで、楽器屋巡りが趣味の機材オタク。
Instagram https://www.instagram.com/seiga0120/

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