成田ではすっかり桜も散ってしまった今日この頃ですが、皆さん花粉症は大丈夫でしたか?僕は大丈夫じゃなかったです。痒みや鼻水のほかにも、車に大量に付いた花粉が目に入るたびにげんなりしていました。
てなわけで、今回はオクターブ奏法を使った有名なフレーズを独断と偏見で紹介していきたいと思います。なぜかというと、僕がオクターブ奏法好きだからです。
シンプルな奏法もここまでカッコよくなる!っていうのが少しでも伝わればうれしいです。
1. Hysteria/Muse
イントロからの歪みの効いたベースも非常に印象的ですが、この曲のギターは一回聴けばもう忘れません。そのくらい印象的です。全体的にファズに近いノイジーな歪みを効果的に使っている点もポイント。 歌詞も特徴的で、正気側とヒステリック側という両者からの視点、どちらともとれる感じがこの曲を彩っています。うーん、いい曲。
2. My Sharona/The Knack
ずーっとこのフレーズが続くと思いきや、ギターソロからの印象の変わり方が非常に爽快なこの曲。オクターブを低いほうと高いほうに分けてリズム感を生み出していますね。
ちなみにシャローナ、実在する人です。ギターボーカルのダグ・フィーガーが若いころに一目ぼれした女性だそうです。ママママーイシャロナ。
3. Immigrant Song/Led Zeppelin
最初のノイズがどんどん重なるような音で、冒頭から既に疾走感を感じてしまうこの曲。往年の名リフ集のような場面では必ずと言っていいほど出てきます。先述のMy Sharonaと弾き方自体は近いのですが、こちらのほうが難易度は高く感じます。ミュートが難しい。
ヴァイキングの曲な感じが歌詞の随所に出ていますが、最後に平和を重んじる一節があるんですよね。なんでなのか知っている人、教えてください。
4. Can’t Stop/Red Hot Chili Peppers
オクターブの間に一音挟み、高音はそのままにルートだけ移動していく変則的な用法ではありますが、これもオクターブ奏法の派生だと思います。
蛍光灯を背負ってランニングする意味は一切わかりませんが、このリフを濁りなく弾ききるのが夢です。全然きれいに弾けません。ブラッシングと単音弾きはムズい……
と、ここまではリフにオクターブが使われている曲を紹介しました。でも、オクターブ奏法が出るのはなにもリフだけではありません。次はギタリストの魅せ場、ギターソロにフォーカスしていきます。
1. American Idiot/Green Day
いや、この記事を書くにあたって久しぶりに聴きましたが、カッコいいですね。高校生の頃、バンドでコピーしたことを思い出して懐かしくなりました。
そんな個人的な感情は置いておいて、ソロの前半にオクターブ奏法が出てきます。勢いを生むとともに、この後の低いところから上がっていくソロの構成を構築する役割にばっちりです。またこの曲やりたいなぁ。
2. You Give Love A Bad Name/Bon Jovi
もはや説明する必要もないこの名曲のソロにも出てきます。低いところから上がっていき、高音でのライトハンドでのスライドを絡めたトリルにつなげるかっこいい使い方をしています。
同じアルバムにはLivin’ On A PrayerやWanted Dead Or Aliveといったこれまた超名曲があるわけなんですが、それぞれ全然違う曲調で守備範囲の広さを感じます。すごい。
3. Working For The Weekend/Loverboy
ソロというのか間奏なのか微妙ですが、低い音で刻んでオクターブ上に飛ぶ感じがすごくクールなので紹介させてください。
メロディの間にこれでもかと同じフレーズが出てくるんですが、少しずつ展開が長くなっていって盛り上がるのをすごく感じます。
個人的にこのMV、ドラムのマット・フレネットだけ変なタイミングでフォーカスされてる感じがしてムズムズします。
と、名曲を紹介しただけになった感じは否めませんが、一つの奏法という観点で曲を聴く、というのも楽しくありませんでしたか?
これからの季節、ドライブ中やお酒のお供に、あるいはキャンプにと、音楽がうってつけな気候になっていきますので、少しでも楽しめる要素を増やす助けになれればうれしいです。
それでは!