
みなさんどうもこんにちは!名古屋でギター講師をしているきとうゆうきです。
最近いかがお過ごしでしょうか?花粉症のきついシーズンでこちらはスクールに箱ティッシュを持参してなんとか凌いでいます。本当に今年の花粉辛い。
ところで皆さんはUmbrella Companyという会社をご存知でしょうか?Chandler Limitedなどのオーディオ関連機材からSick As Overdriveが話題を呼んだBondi Effectsまで主に音楽関連機材を揃えている企業さんとなっています。
有名メーカーも多数取り扱っていることからDTM関連でご存知な方もいらっしゃるのかな?と思います。そんなUmbrella Companyがエフェクターをここ最近販売しているようで、これはチェックせずには居られないということでご紹介していこうと思います!
Umbrella Company ( アンブレラカンパニー ) / Hitchhike Drive
まずご紹介するのは「Hitchhike Drive」!いかがでしょうこの見た目。シンプルなビジュアルな中にも2つのトグルスイッチが表面に付いていることでビジュアル的にもメカメカしさがあって個人的にはめちゃめちゃ好きなデザイン。そして、色から推察するに、やはりFenderのツイードアンプ系のエフェクターとなっています。
サウンドはやはりツイードアンプの鼻詰まりなファジーサウンドが特徴的ですね。ボリューム操作にもリニアに反応してくれて、ギターのボリュームを操作される方はかなり使いやすいはずです。
Hitchhike Driveがその他のツイード系エフェクターと最も違う点は、ほぼ間違いなくトグルスイッチにあると思います。概要欄にも記載があるように以下の3種類のモードが搭載されています。
- Dモード:ツイード期Deluxeアンプの生々しいトーンやゲイン・ストラクチャーを追求
- Tモード:Twinアンプのような深みのある存在感を持つアンプライク・サウンド
- Bモード:Tモードよりゲインが高く、中低域の存在感が強調されたサウンドが特徴
正直なところ、世に出回る多くのツイードアンプって「特定の時期のツイードアンプ」を一途にリスペクトしたりシミュレートしたタイプのペダルがやはり多いように見受けられます。
その上でスピーカーなどに選択肢を持たせたり、ゲインの幅に独自性を持たせたりするものも多いです。類似製品だとUniversal Audioの「UAFX WOODROW / 55 Amplifier」も同様です。
一方でHitchhike Driveの場合、アンプ自体の世代やモデルそのものをスイッチ1つで変えることでツイード感は担保しつつシチュエーションに合わせて「刺さりやすいツイード」を見つけられる点がとても魅力的に思います。
Umbrella Company ( アンブレラカンパニー ) / #24
次はディストーションペダルの「#24」です。ネーミングの由来って何なんだろう?詳しい方教えて...
ビジュアルはHitchhike Driveと同様に4ノブと2個のトグルスイッチとなっていますが、やっぱりトグルスイッチで操作できる箇所に独自性があるのがUmbrella Companyらしさに繋がっていいますね。
気になったのが「X」というノブと「Density」スイッチです。エフェクター界隈で「Density」ってあまり聞かない、どちらかというとオーディオやDTM関連用語の雰囲気がありますね。
Densityスイッチでは音の密度、詰まり具合をハイミッドに集約させるかローミッドに集約させるかという切り替えができるみたいです!伴奏やオブリ、ギターソロなど他の楽器と俯瞰で聞いたときにどの帯域を際立たせると全体に馴染むのかってかなりケースバイケースで変わりますよね。
そういった時にDensityスイッチでおいしい所を凝縮させることができるというのは今までのエフェクターにはない概念じゃないかな?と思います。
Xスイッチの方は「音圧感」を調整するノブとなっていて、低音の迫力を出すのに一役買ってくれるみたい!著名ギタリストのAssHさんのレビューでも分かる通り、アンプライクなゴリっとした音になっていますね!AssHさん上手すぎて永遠に聞いてられる...
CAROLINE GUITAR COMPANY ( キャロラインギターカンパニー ) / SHIGEHARU
僕もそうだったんですが、名前を一見すると「しげはる!?」って反応になりました。「コロンビア」の文字フォントも上記の2個とはかけ離れたデザインとなっています。
オクターブファズというとノブ2~3個のストロングスタイルで「俺に合わせろ!」と言わんばかりのペダルが多い中、SHIGEHARUは個性的な名前の一方でオラオラテイストとは違いギタリストとファズの間をつないでくれるようなペダルのように思えます。
特に助かるなと思ったのは、右下側のノブでBODYをコントロール出来るようになっていることと中央のミニノブでオクターブの掛かり具体、ブレンドを制御できることの2点です。
the オクターブファズ的な使い方からfuzz face的なトーン、big muff的なアタックのあるサウンドなどかなり音の振れ幅が良い意味で広いペダルだと感じました。
また、ファズの美点であるボリュームへの追従もしっかり担保されていて、手元のボリュームを下げていくと綺麗なドライブサウンドを奏でることもできています。
どのレビュー動画もかっこよかったんですが、僕はこちらの動画が一番のお気に入りです。
今回はUmbrella Companyの歪みエフェクターを3種類ご紹介させて頂きました!いかがだったでしょうか?
正直どれも試したいしどれも欲しい...! 最近普段使いしているEleven Rackがついにノイズが乗り初めて、次からはIRIDIUMと#24でRECしてみたいなーなんて思っています。
ここまでご覧くださりありがとうございました。
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