私はコロナ禍でベースのほか、ギターまで始めることにしました。
ギターはEpiphone Les Paulを購入し、楽しんでいるところです。
そこでギター用のエフェクターをわざわざ買うのは最低限にしようと思い、今ベースで使っているエフェクターを活用しようと思いました。
■ ベース/ギター共有エフェクター
MAXON CP101(コンプレッサー)
先ずはエフェクターの基本であるコンプレッサーは、ベースにと買ったMAXONの傑作であるこのコンプを使うことにします。
そもそもCP101自体ギター用として販売されていますので問題なく使えます。
ベースで本機を使った場合でも低音が削られたりすることはありません。
音もパコパコするダイコンみたいな感じでなく、ナチュラル系です。
癖がないダイナコンプと言っていいと思いますし、ノイズは少なく効きはしっかりしています。
Sound Houseの商品レビューでその素晴らしさを実感できると思います。
ただ、Youtubeなどではそのレビューが少ないので、一度買って試した方がいいと思います。
特に初めてコンプを買う方には分かりやすくていいですし、効果も実感できると思います。
ノブが沢山あるようなコンプでお悩みの方にもいいかもしれません。(結局2ノブが使いやすいです)
但し、個性的なコンプをお求めの方には向きません!と言っておきたいと思います。
ちなみに『日本製(Made in Japan)』です。
MXR M133(ブースター/プリアンプ)
これはなんで買ったか忘れましたが、何かのセールで買ったのだと思います。
とりあえずギターから最初につなぐのはこのエフェクターです。
Sound HouseさんのHPによれば6.5khzと100hz付近をそれぞれブーストしているとの事。
なくてもいいけどないと物足りない、そんな感じのエフェクターです。
粗く言えば「音の輪郭がはっきりする」です。
ベースでもギターでも同様の感想です。
特にジャズべとの相性抜群でした!(おそらくシングルコイルのモノとの相性がいいように思います)
パッシブタイプにはドンピシャだと思います。
そしてなにより使いやすい1ノブな所が素敵です。
なんなら控えめに言って超おすすめです。
何も考えないで買っておけば良いエフェクターです。
持っていて損はしないと言いたいエフェクター第2弾です。
MXR M108S(イコライザー)
これもベースとギターで共有できるエフェクターとなります。
『S』がついてアップグレードされた機種になります。
何が進化したかといえば、ノイズが軽減されたのと、多少のノイズカットが内蔵されているとのこと。
そしてInputは一か所だが、Outputは2つあるのが特徴。
私は片方を本線に、片方をチューナーに繋げています。
率直な感想は「総じていじりやすい」です。
そして、なにより私の様な素人は勉強になります。
ベースとギターで帯域がかぶる場所や、協調させやすい場所、歪の加減を決める場所、ものすごく勉強になりました。
感覚的にとらえてたものが、ここでより具体的になります。
近年はDarkglassのプリアンプの様にイコライジングできるモノもありますが、ここまで細かく設定できるペダルも少ないかと思います。
私は個人的にこのイコライザーというものが苦手でした。
要はMXR M80 BASS D.I+の様にBASS,MID,TREBLEというシンプルなつまみが簡単で良いと思っていたからです。
しかし、いざ使ってみると、この細やかな設定が非常に音楽ライフを楽しくするものなのだと分かってきました。
なんでもそうですが、学んで分かってくると楽しいものです。
また、このエフェクターは深いんです。
LEVEL,GAINもいじれます。(地味にここがすごい!)
使い方によってはブースターとしても使えます!
ほんまに言うともう一台欲しいくらい。
なので皆さん、ややこしそうなエフェクターでも毛嫌いせずになんでも挑戦しましょう!きっと良いことが起こります。(と、願ってます。)
と、ここまで褒めといて、最後に欠点が一つ。
それは18V仕様ということ!
9Vでも使えるとありますが、一応はメーカーからは18V仕様となっています。
私はこの仕様に最初困惑しましたが、そういうエフェクターって結構あるので最近は理解に苦しまなくなりました。(というか良い学びになりました)
総じてエフェクターの中でもこれは傑作と呼んでいいと思います。
Ibanez TS9B
有名なあのTS9のベース版です。
そもそもTS系をベースで使うの?と思うかもしれませんが、こいつはただのTS系ではなく、音域が絞られない感じのTS系です。
それをいうと、TS系の良い所が削られたようにも思いますが、いい感じにまとまるようになっています。
私としてはかなり融通の利くTS系ととらえています。
EQもTREBLE、BASSと調整もできます。
最初はベース用と割り切っていましたが、実はギターで使ってもイケてることが分かりました。
素直にアンプを歪ませて使う方に最適です!
そして日本製!(完璧です)
One Control DIMENSION BLUE MONGER
お洒落エフェクターOne Controlの空間系DIMENSION BLUE MONGERです。
このエフェクター、その名の通りディメンションコーラスなのですが、こいつの効き方が控えめで透明感抜群!
ベースでも使えます。
本当に水の中にいるみたいな、幻想的な空間系です。
エグクかけたい方は他がいいでしょうが、深くかけても音程がグズグズにならないので気に入っています。
ディメンションコーラスの分かりやすい説明がありますので、こちらの記事(ちょっと特殊なエフェクターを紹介する「ディメンションコーラス」)を参考にしてください。
ProCo RAT2
ド定番のギター用Distortion!
もう説明不要ですよね。
ベースで使う時は真ん中のFILTERを右に回すとしっかり低音がでます。
これは最初に買うエフェクターでもいいし、私のように初めて分解するエフェクターとしてもいいかもしれません。
あの嵯峨さんも推しています!
MXR M238(パワーサプライ)
これはエフェクターとは関係ないですが、共有は勿論可能。
このパワーサプライは何がすごいって、電圧可変機が搭載されています。
9V、18Vは勿論、6-15Vを任意で可変させることが可能なポートも存在しています。
正直、これにこだわる理由はありませんでしたが、レビューを見ればノイズが減ったというのをレビュー等で良く見たパワーサプライでしたので、こちらを購入しました。
マルチエフェクターとコンパクトが混在してもノイズが発生しないのも良いところです。
■ 最後に
如何でしょうか?
私は「〇〇用」という書き方に疑問を感じるタイプの人間で、とにかく試してTry&Errorを繰り返してしまうタイプなのですが、今回紹介したエフェクターに関しては大正解でした!
特に定番と言われるエフェクターに関しては融通の効くものが多いみたいですね。
この他にも探せば使えるモノが沢山あるに違いない!
是非皆様にもお試しいただきたいと思います。
また、他にもこんなのがあるよって方は是非Twitterまでお願いいたします。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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