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クリスマスプレゼントは何が欲しい? 人生における最高の贈り物は時間

2022-12-19

テーマ:サウンドハウス創業者のコラム「Rickの本寝言」

Rickの本寝言 サウンドハウス創業者が本音をついつい寝言でつぶやく!

クリスマスシーズンが到来し、徳島市の国道沿いにあるマクドナルドでこの原稿を書いている。BGMには山下達郎の「クリスマス・イブ」のメロディーが流れ、店の中は若い女性であふれている。フムフム、悪くない雰囲気だ!最近行くことが多い宮城県の女川は、女性の少ない漁師町として知られるだけに、女性が大勢いる場所にいると、心が和む。これも自分がおっさんになった証拠か?!

さて、昨晩、会社の忘年会が徳島で行われた。その宴席で、ある物流リーダーが年末の挨拶の中で語りはじめたのだ。「また、始まったか。。。」と思いきや、今回は、「会長はほんまに無駄遣いはしません!」「他の会社の社長とは違って、高い腕時計もしないし豪華な車にも乗らない」と。。。という内容のものだった。「なんやねん?」「それがクリスマス忘年会のメッセージか?」「だから、何なのさ。。」今もって、その話の趣旨がよくわからない。

それでも、クリスマスシーズンになると、考えることがある。さて、この歳になって自分は、どんなプレゼントが欲しいのだろうかと。確かに欲しいものが、ほとんどない。買い物は嫌いだし、物持ちが良いせいか、背広も45年間、同じものを着続けている。ギネスの記録にならないだろうか。同じものばかり着続けているせいか、最近になって社員からプレゼント、というと、シャツやベルトをもらうようになった。ありがたいことである。ちなみにブルックス・ブラザーズのシャツは当たりだった。それまでディスカウントで3千円程度のシャツを長年着ていたのだが、その新しいシャツを着て、ドキッとした。着心地が全然違うのだ。後で調べてみると、値段もさすがに何倍も違っていた。それからというもの、ブルックス・ブラザーズのシャツにはまってしまうことになる。これがプレゼントをもらう結末だ。ちょっとした贅沢の味をしめることになる。

そんな自分でも、やはり買いたいものはある。まず、履き心地の良い暖かい靴下。マラソントレーニングの結果、冷え性がひどくなったことから、とにかく欲しい。そして黒のベルト。さすがにベルトも何十年も使うと、しなびてくる。でもわざわざ買いにいくまでもないので、まあ、考えないようにしている。あ、そうそう。まともに動く最速の大容量かつ超小型ノートパソコンはほしい。1日10時間、使っていることもあり、こればかりは半年ももたない。でもこれは仕事上のことであり、会社から支給されるものなので、プレゼントには該当しない。

そんなことを考えてこの原稿を書きながらふと外を見渡すと、雪が降り始めていた。まさに、クリスマスシーズンを感じる。これで目の前に可愛い彼女が一緒にいてくれたら、何て思っていたのは今から52年前のことか。当時、何とか友達とうまくダブルデートの誘いに成功し、クリスマスイブの夜、4人で銀座の交差点に立っていたことを、今でも覚えている。その時の彼女、某K中等部のテニスチームのメンバーは、今、何をしているのだろう。大好きだった彼女が健康で楽しい人生を過ごしてくれていればと思う。

話がそれてしまった。つまるところ、自分がほしいものは、ただひとつ。それは時間だ。1日30時間がほしい。今、やりたいこと、やるべきことがどうしても追いつかないからだ。会社の問題が日々報告され、どうしても自分の介入をまだ、必要としていることから、これは仕方がない。やめることができないのだ。それに加え、成田、女川、徳島、京都、と東京に住居を構えているはずの自分がめまぐるしく移動する。でもそれ自体は苦にならない。移動中に仕事をこなせるからだ。その上、Historyjp.comの執筆が大幅に遅れてしまっている。おそらく1000時間分の作業はたまっている。大勢の読者がいるのに、これだけは申し訳ない。急がねば。

幸いにも7年間身を粉にして開拓をしてきた竹ヶ島の島掃除は、ほぼ、終焉を迎え、綺麗になったことから、今年の秋からはほとんど行く必要がなくなってきた。これは時間のセーブになるだけでなく、体力の温存と健康管理の視点から、大きなプラスになる。何しろこれまで島作業の重労働が原因となる怪我で、手の手術が3回、鼠経ヘルニアの手術も3回受けることになり、もはや体が限界にきていたことから、ほっとしている。その代わり、昨今では「こどものみらい財団」の仕事が新しく始まった。女川における地方創生プロジェクトに絡んで、こどもたちのために何かしなければと、支援策を仲間と一緒に考えることとなった。使命感からやっていることなので、文句はないが、とにかく時間を使うことにもなる。しかも結果が出るかどうかさえ、まったくわからない未知の世界だ。

つまるところ、クリスマスプレゼントとして、神さまは自分に時間をくれないだろうか!という夢がある。はかない夢だが、それでも願い続けている。いつかサンタさんが「ホッ、ホッ!」と袋を担いでやってきて、その袋から取り出された玉手箱の蓋をあけると、浦島太郎のように異次元空間に行き、そこにはもはや時間という概念がなく、すべてが永遠につながっている。アインシュタインの特殊相対性理論に基づくような考え方のように、空間は曲がり、時間軸というものが、もはや存在しない。そんな世界にいれば、いつか自分の仕事は終わるのではないかと夢をみる。メリークリスマス。

Rick - 中島尚彦 -

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。GIT(Guitar Institute of Technology)第2期生のギタリスト。80年代にキリスト教会の牧師を務め、音楽ミニストリーに従事しながら、アメリカで不動産会社を起業。1989年、早稲田でライブハウス「ペトラクラブ」をオープン。1993年千葉県成田市でサウンドハウスを創業。2001年、月間地域新聞日本シティージャーナルを発刊。主幹ライターして「日本とユダヤのハーモニー」の連載をスタートし、2010年よりwww.historyjp.com を通じて新しい切り口から古代史の流れをわかりやすく解説。2023年、一般財団法人サウンドハウスこどものみらい財団を創設し、こどもたちの支援にも従事。趣味はアイスホッケー、ピアノ演奏、トレイルラン、登山など。四国八十八ヶ所遍路を22日で巡る。グループ企業の経営指導に携わるかたわら、古代史の研究に取り組み、日本のルーツ解明と精神的復興をライフワークとする。

 
 
 
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