こんにちは。ハモンドオルガンインストバンド、BANANA NEEDLEのベース、三重野です。
「エフェクター」は音楽を作るうえの「調味料」として進めております今回のエフェクターコラムもパート4までやってまいりました。
過去記事はこちら → 三重野 BANANA 徹朗 記事一覧
今回は「モジュレーション」を紹介していこうと思います。
「モジュレーション」、コーラスや、フランジャー、フェイザーなどのいわゆる「揺らし系」と言われる種類。
むかしむかしある所で、野外でライブをしている時に、強風で音が飛ばされて、 右と左のスピーカーからの出音のスピードが変わり、揺れたように聞こえたのを再現したとかしないとか。
物理的な「揺らし系」なアンプは、ハモンドオルガンの「レスリースピーカー」となります。
HAMMOND ( ハモンド ) / 3300
一般的にはあんまり生で見かけることがないかもしれませんが、 僕的には毎週必ず運ぶ、なじみ深いアンプw
ちなみに上のアンプは持ち運び用で作られてますが、57kgあります(腰が…
そんな僕のバンドのYoutubeはこちら↓↓↓(CMでーす)
BANANA NEEDLE (https://www.youtube.com/user/mienotetsurou)
レスリースピーカーは、中央付近に上向きと下向きにスピーカーが付いていて、 スピーカーからの音の出口はホーンがクルクル回っていて、そこから音がなっています。
上はメガホンが2つくっついた物がクルクル回っている感じですね。
下の動画を見てもらうとわかるんですが、出口が2つあり、回っているので、音が出てくるスピードや、 場所が変わります。
※4:03から
音の出口の回転の速さを変えることで、ハモンドオルガンの音に深みやバリエーションを加えてます。
それを再現したのが、「フェイザー」というエフェクターになります。
MXR ( エムエックスアール ) / M101 Phase90
ベースが音を揺らしてどうするの?? って思う方もいるかもしれませんが、ファンキーなベースにも、バラードにも、 ぐっと深みや揺らぎを与えてくれます。
僕の場合は、レスリーが横で鳴ってるシュチュエーションが多いので、ロングトーンで使うことは少ないですが、 「ワウ」と同じくらい、ファンキーなエフェクターだと思ってます。
元々「モジュレーション」は振幅・周波数・位相などを変化させるエフェクターの総称なので、 「ワウ」も「モジュレーション」の1種類なのかなって勝手に思ってます。 ファンキー製造機、モジュレーション。
お次は「コーラス」! ベーシストでも超有名どころのAnthony Jacksonや、Jaco Pastoriusが使用していることで有名ですね。
高校生の時に楽器屋さんに聞いたコーラスの説明は 「双子が、一緒に歌ったらタイミングもピッチもすこーしズレるからワウンワウンってなるよね?そんな感じ」
双子が同じ旋律を歌ってるのをあまり聞いたことがないですが、凄くわかりやすい説明だと思います。
要は電気的に少し遅らせて、ピッチを自動で上げたり下げたりして、揺らぎを作り出しているのですね。
コーラスはベース用ペダルもいろいろ出てますね。
MXR ( エムエックスアール ) / M83 Bass Chorus Deluxe
BOSS ( ボス ) / CEB-3 ベース用コーラス
僕はベース用ではありませんが、WAY HUGEのコーラスを使ってます。
あと、歪ませてコーラスかけると、ニルヴァーナごっこができるので、おすすめです。
この曲のベースとドラムだけになる間奏部分は完全にカートが乗り移った気分で弾いております!
山口県宇部市イメージ曲《Sheep the Concrete》Hammond Organ Trio → BANANA NEEDLE〝バナナニードル〟キーボードマガジン10月号掲載曲
モジュレーションエフェクターは、原音に、エフェクト音を足すので、 踏むとレベルが上がる物がほとんどな気がしますが、 それを利用して、ソロの時にブースター代わりに踏むと、 ちょうど良くローを削ってレベルが上がってくれるので、そういう使い方も試してみてくださいね。
ちなみに僕は、音が太い!!って言われてるモジュレーション系のペダルは 太いし揺れるしまぁ大変!ってなった思い出があるのである程度音質劣化するのを使ってます笑笑
そろそろ皆さんも揺れたくなってきました?^ ^
色々な選び方でエフェクターライフを楽しんでくださいね!
それではまたー!
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