私はミュージシャンとして活動している最中、正社員になった。
一昔前、正社員になったミュージシャンは音楽を捨てたと言われていた。しかしSNSが普及したこの時代、音楽活動の幅はライブだけではなくなり、さまざまな形で音楽が消費されている。Instagram、X、TikTok、YouTubeなどを閲覧するたびに多くのミュージシャンたちの膨大な情報が共有されている。SNS競争社会とも取れる実態にミュージシャンである私は少し飽き飽きしている。しかし活用できなければ生き残れない、世の中に自分の音楽が知られない現状の方が何倍も辛い。現に同じミュージシャンたちも同じ葛藤と苦悩を持ち合わせ活動している仲間が多い。私はSNSより現場で経験を積んで、直接お客さんとコミュニケーションを図れる方が好きだ。作り上げた曲を人前で演奏し、歓声を浴びてしまえば音楽に対する悩み、プライベートでの悩みなどはぶっ飛んでしまう。自分が自分である為に私はミュージシャンになった。自分にしか表現できない事を日々模索中のしがない者の記事を読んで頂こう。
私はサウンドハウスの社員でありながら、サウンドハウスのヘビーユーザーでもあった。余談として私が定期的に購入するものは「Fender Premium Celluloid 351 Shape Pick Heavy Abalone」で、毎回30個程購入する。
使う機材のほとんどはサウンドハウスで購入した物ばかり。実際に長年使用し続け、ライブでバリバリ使い倒した機材たちの紹介をします。
1. ROLAND ( ローランド ) / JC-120 ギターコンボアンプ
定番すぎて冒頭文章との温度差に目も当てられませんが、本当に好きなんです。これを置いていないライブハウスは見たことが無い程の超定番コンボアンプ!JCの低域から高域まで澄明な高忠実サウンドは、クリーンでスピード感あふれるカッティングから、さらにエフェクトによる音づくりも自由に表現できる優れモノ。何と言っても空間に広がるコーラスの自然さと美しさが気持ちよすぎるんですよ。毎回のライブでスイッチをオンにしてギタープレイに広がりを持たせています。
2. MOTU ( モツ ) / M4 オーディオインターフェイス
ライブ演奏中に同期(PCから音源を流す)を流したい方は本当におすすめ!高い視認性でプレイ中も出力されている音源のレベルをしっかり確認できるフルカラーLCDを備え、ライブだけではなく、普段の音楽制作の場面からも大活躍の逸品!バスパワー駆動なのもポイント!
3. AKG ( アーカーゲー ) / D7 ダイナミックマイク
1年以上、会場常設のマイクを使いパフォーマンスをしていました。何不自由なく使用していたのですがご縁があり、D7を入手。ライブ、リハーサル等で使用しました。あまりにも自分の声がいつもよりクリアに聞こえ驚きました。コンデンサーマイクのような広いレンジ感をダイナミックマイクで体感できました。どっしりとした低域、芯のある中域、程よく抜ける高域のバランスが最高です。歌ったときの気持ちよさだけではなく、実際に録音した音も聴きやすいため、歌詞を大事に届けたいボーカリストにおすすめです。また、超単一指向性のため、ハウリングにも強いです。ライブで安心して使用できるのが、嬉しいポイントです。
4. RIVERFORD ( リバーフォード ) / PH-12C
ギターヴォーカルをする人には必須アイテム。マイク・スタンドへ取り付けて使用することはもちろん、そのまま卓上でのピックの整理にも大活躍です。透明なのはただの好みです。
5. SHURE ( シュア ) / SE215-CL-A クリア
バンドメンバーのドラマーが使用しているカナル型イヤホン。ドラマー曰く、遮音性はもちろん、着脱式のケーブルがとても助かるとの事。機動力が高く、激しいドラムパートでも耳から外れることも無く演奏に集中できるとの事。私も一度使用しましたが、曲がり具合を保持するワイヤー付きで、確実で快適なフィット感が得られました。透明なのはただの好み。
ここで紹介した以外にも、色々とサウンドハウスで購入している。(JC-120は私物ではないが…)参考になるかは置いておいて、これからライブ活動を始めたい方、ライブで使うための機材を揃えたい方はぜひともサウンドハウスで購入することを勧めたい。