
仲間と一緒に音楽を楽しむ方法として、ジュークボックスほど長く皆に親しまれてきたものは他にありません。その中で、ジュークボックスの普及に最も貢献したのは、Rock-Ola社でしょう。その名前は創業者のDavid Cullen Rockolaから取ったものです。同社は1927年にコイン式体重計の製造を始め、その後、アミューズメントの世界にも進出。1年以上前にAlexander Walder-Smith氏が、Rockola社を買収し、Rock-Olaのアメリカ的な創意工夫とサウンドにいついてこだわって製品開発を行っています。彼が行った最初の仕事はRock-Olaジュークボックスの心臓部に、QSC GXシリーズ・パワーアンプを採用することでした。
Walder-Smith氏は20年もの間Rock-Ola社の取引先であり、英国の市場にジュークボックスを供給。Rock-Ola社がアメリカに歴史を体現するブランドであるということを認識していました。買収したとき、最初に確認したのは、多くのジュークボックスの部品がアメリカの歴史を継承していることでした。そして、その歴史をさらに継承していくために、QSCは最適だったのです。QSCはアメリカの会社であり、創設者であるPat Quilterのビジョンと共に小さな会社からスタート、品質を重視した製品により、大きく成長してきました。
Rock-Ola社がGX3を選択したのは、その素晴らしい性能とサウンドに感銘を受けたからです。最終的な決定をする前に、Rock-Ola社のチームは性能を試し、スピーカーに最適なパワー、4Ωと8Ω負荷に対する余裕のあるヘッドルームなどの優位点を確認しました。
アンプのアップグレードにあたり、エンジニアリングを担当する上級副社長が長期間、多くのアンプをテストし、GX3が最適であると判断しました。使っていたスピーカーとの相性も良く、サウンドは圧倒的に優れていました。コンパクトで軽く、ジュークボックスのキャビネットに余裕を持って収まります。大音量で再生してもサウンドは常にクリーンです。ジュークボックスは、12時間以上連続で使用されることがあります。しかし、GXシリーズのGuardRailTM保護機構は、過負荷や過熱によりジュークボックスがダウンするのを防ぐため、自動的にゲインを抑え、クリーンなサウンドを保ちます。
Walder-Smith氏とデジタル担当副社長のBob Brinklow氏はRock-Olaの新しいVinyl 45シリーズを誇りに思っています。このジュークボックスは3つのモデルから構成されていて、アナログ・レコードを再生するためのカスタムプリアンプを社内で開発。GX3とのマッチングも非常に優れていました。
Walder-Smith氏がコメントしています。「Vinyl 45製品ラインにはJohn Papaの名前を取った特別バージョンが含まれています。JohnはNational Jukebox Exchange社のオーナーであり、ジュークボックスやコインを入れて動作するエンターテインメント・マシンの復活についての第一人者でもあります。コレクターや熱狂的なファンの間では人気があり、とにかく我々はJohnと一緒に何かを作りたかったのです。その中で生まれたJohn Papaエディションは、アップグレードされたフォノ・カートリッジ、伝統的なコインスロットとメカニズム、そしてGX5にステップアップしたアンプを搭載しています。1万ドルで販売され、搭載されたQSCのアンプは、最高級の品質であることは間違いありません。また、Bluetoothストリーミングが使用できるため、SpotifyやiTunesなどから曲を送信し、最高のアンプとスピーカーを用いた音楽を聴くことができます。」
Walder-Smith氏がRock-OlaとQSCを融合したメリットについてさらに語ります。「木材でさえカリフォルニア産。このジュークボックスを完全なアメリカ製にしたかったのです。「ロンドンのHigh Streetでも、ハーレーダビッドソンの話をすれば誰でも、それはアメリカのブランドだと分かります。我々は次に新しい製品を発表するとき、(これ以上話すべきではありませんが、家庭用のスマートシステムを考えています)無意識にアメリカのイメージを持ってもらいたいと思っています。QSCは品質と耐久性をサポートしてくれていて、音楽を聴く製品におけるハーレーダビッドソンになることを支えてくれると期待しています。
Rock-Ola社については下記ホームページを参照してください。