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SYNTH9 Synthesizer Machineで弾きたいポール・マッカートニー、この5曲(SIDE-TWO)

2018-11-15

テーマ:ギター

今となっては、入手困難なビンテージ・シンセサイザーのサウンドをシミュレートするギター/ベース用シンセサイザー・マシンELECTRO-HARMONIX / SYNTH9 Synthesizer Machine。
前回のブログに引き続き、今回もSYNTH9を使ってポール・マッカートニー ソロ作品のシンセ・メロディーに挑戦してみたいと思います。

ELECTRO-HARMONIX / SYNTH9 Synthesizer Machine

今回ご紹介する曲も、動画サイトなどで聴くことのできる曲ばかり。これを機に、SYNTH9 Synthesizer Machineや、ポールのシンセサイザー・アレンジセンスに心を寄せていただければ幸いです。
また、ベテランのロックファンも、古いレコードやカセットに合わせ、懐かしみながら弾いてみるのもおすすめです。

■Paul McCartney / No More Lonely Nights -Playout Version (1984)

映画「ヤァ!ブロードストリート」のサウンド・トラック盤からヒットした曲のディスコ風バージョン。
このPlayout Versionは、他にもさまざまなリミックスアレンジをシングルなどで聴けます。しかし、ここではアルバムに収録されたアレンジのものをレコメンド!
まずボサ・バラードで始まる泣きのイントロ・メロディーを、エレハモのnano Holy Grail -Reverb-で感情たっぷりに弾きます。そして一転、Prophet-5をベースにした、PROFIT Vモードの SYNTH9 Synthesizer Machineに切り替え、ユニゾンで弾いてみました。どうでしょう?この幸福感こそ、SYNTH9 Synthesizer Machineを持っていてよかったと思える瞬間ではないでしょうか。
またスイッチをMOOD BASSにしてベース部分を弾いても、80sマッカー心をくすぐる楽しさが味わえます。ちなみに同曲は、LPよりもCDやカセットの方が少し長く楽しめます。CDラジカセを横において楽しむべし。

■Paul McCartney / Talk More Talk(1986)

1986年、シンセサウンドを大胆にフィーチャーした作品がヒットチャートを賑わせていた時代。そんな時代にリリースされたアルバム「Press To Play」のナンバーに挑戦です。
SYNTH9 のモードを、80年代に活躍したストリングスのような音色が楽しめるSTRING SYNTHに切り替え。荘厳なムードの出だしをゆっくりストロークしていき、盛り上がる部分のメロディーを一気にジャーンと弾いてみました。
しかし、音を伸ばす加減が初心者の私には難しかったです。。。
BOSS / GT-100のようなパラメーターつきのマルチエフェクターなどと組み合わせて弾いてみると、より深くシンセサウンドを楽しめるかもしれません。
ちなみにこのアルバムからカットされた12インチシングル「Only Love Remains」には、長編リミックス・バージョンが収録されています。しかし、シンセ部分にボーカルや他の楽器がかぶってしまうため、LPやCD、アルバムカセット・バージョンでお楽しみいただくことをオススメします。

■Wings / With A Little Luck(1978)

アルバム「London Town」からカットされた大ヒットシングル曲。様々なベスト盤にも収録されている定番曲の一つです。
プロモビデオや幻の日本公演のリハーサルでは、シンセを二人で演奏しているのが確認できます。イントロはエレピの音で始まるため、エレハモのKEY9 Electric Piano Machineも用いて、ギター3人でチャレンジ。
シンセ役のひとりは、ペダルをPROFIT Vにして全体の軸部分を弾き、もう一人はハーモニクスとビブラートを合わせたVIBE SYNTHモードでイントロ・メロディー、間奏部分の魅力的なソロを弾いてみました。
さすがにオリジナルを完全再現とまではいきませんでしたが、この曲のポップダイナミズムをギター3人で楽しむことができました。ギターを弾いているという事すら忘れてしまいそうです。ウイングスのカバーをバンドでやっている方は、ライブで挑戦してみるとかなり盛り上がるのではないでしょうか。

■Paul McCartney / Average Person (1983)

アルバム「Pipes Of Peace」B面の盛り上がりを演出する、ファンには人気の一曲です。暑苦しいまでに目まぐるしく展開するアレンジの中で登場するシンセ・ソロ・パートに挑戦。少しファズまじりなシンセサウンドを奏でるSOLO SYNTHモードに設定し、歪み過ぎない程度にトーンを調整しながら弾いてみました。シンセ・ソロが終わったら、ディストーションに切り替えて、エンディングのかっこいいギターフレーズを再現してみても楽しいです。

■Paul McCartney & Stevie Wonder / Ebony & Ivory (1982)

SYNTH9 Synthesizer Machineを手にして、このヒット曲は外せないと思います。ファットなサウンドの名シンセOB-Xの音を再現した、OBXモードで思いっきり弾きたいイントロ。このためだけにペダルを手にしてもいいといっても過言ではないと思います。エレハモ流シンセサウンドは、弾いているだけで80年代の空気にタイムスリップしてしまいそうな魅力にあふれ、何度でもこのイントロを弾きたくなってしまいます。

☆BONUS TRACK☆
■Paul McCartney / Pretty Little Head-Extended Version(1986)

アルバム「Press To Play」から、イギリスでの2ndシングル長尺ロングバージョン。12インチシングルやカセットシングルに収録されたものです。
歌をカットしたインストパートが聴け、ウォーミング・アップとしてもおすすめの一曲です。お気に入りのPROFIT VモードにSYNTH9を設定し、ゆったりと楽しめる至福の80'sバイブレーションを堪能できました。

今回もポール・マッカートニーのシンセ・アレンジを、ELECTRO-HARMONIX / SYNTH9 Synthesizer Machineで楽しく挑戦する事ができました。70年代、80年代のイギリスのロックで聴ける、ビンテージシンセのサウンドをギターで気軽に奏でられる、魅力が存分につまったこのペダル。
このブログが掲載される頃にはポールの来日公演も終盤を迎えているのではないかと思いますが、まだまだ、このペダルでポールの曲と遊んでみたいものです。

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営業部 / 市原 雅之

45歳にしてオヤジバンドにベーシストとして参加。バンドでサウンド・ハウスの存在を知りその勢いで入社。 趣味はUKロック、60年代ソウルやソフトロック等のレコード・コレクション。最近はSPレコードも愛聴しています。ポール・マッカートニー、デヴィッド・ボウイとP.I.L.を愛する永遠の29歳。

ELECTRO-HARMONIX / SYNTH9 シンセサイザーマシン

ELECTRO-HARMONIX

SYNTH9 シンセサイザーマシン

¥33,800(税込)

ギター用エフェクター、シンセサイザーマシン

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