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2002年11月11日ポール・マッカートニー東京ドーム公演 - 第3回リアルタイムのファンに聞くニッポン洋楽ヒストリー

2018-09-16

テーマ:イベント・ライブ情報, ギター, PA, 小ネタ

~今日まで続く最強のライブ・バンドを率いて、若返ったポールのパワーが炸裂~
今回の語り手:太田 達司(サウンドハウス商品 海外グループ 翻訳担当)
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洋楽ファンにとって忘れられない、伝説の来日公演や出来事を、実際に体感したリアルタイムのファンに語ってもらうこのブログ・シリーズ。
第3回目は10月の来日を記念いたしまして、2002年、ポール・マッカートニーの東京公演です。
サウンドハウスきってのビートルズファンである社員の太田に、11月11日 東京初日のライブパフォーマンスについて熱く語ってもらいます。

ポール・マッカートニーの忘れられない来日公演として、1990年の初来日や、ここ数年行われている武道館でのライブを挙げる方も多いと思います。
そんな中、3回目の来日コンサートを選んだ理由は、今年10月末から行われる来日公演でのツアーメンバーによる、初の来日公演であるという事でした。1992年 2度目の来日からの間、最愛の妻リンダ・マッカートニーを失うという悲しい出来事もありました。もうツアー再開は難しいと思っていたファンも多かったと思います。

そんな失意を乗り越えたポールが2002年、「BACK IN THE U.S. TOUR」と題して、ライブ・サーキット活動を本格的に再開。当初アメリカのみのツアー予定だったものが、ヨーロッパをはじめとするワールドツアーへと発展。そして現在までメンバーチェンジなく続く、最強のバック・バンドを率いて行われた8年ぶりの来日公演。驚く程に若返ったロックエナジーが全開した素晴らしい内容でした。
まさにBACK IN THE U.S.ならぬBACK IN JAPANツアー。そして今日までに続く、新たなロング・アンド・ワインディング・ロードのスタート時期のライブとして、この来日コンサートについて熱く語ってもらいましょう。

Q : まず太田さんが、ポールを聴くようになったきっかけを教えてください。
A : ビートルズ初期の4曲EPに入っていた「Long Tall Sally」を聴いて陶酔。ウイングスのときは愛妻リンダに捧げた「My Love」などのバラード。ソロになってからはマイケル・ジャクソンと歌った「Say Say Say」に癒やされてかな。

Q : 2002年の来日中にアメリカでのツアーを収録したライブ盤「BACK IN THE U.S.LIVE 2002」がリリースされました。さらにジョージ・ハリスンのラスト・アルバム「BRAINWASHED」もリリースされました。ビートルズファンには忘れられない、熱い来日の日々でしたが、そんな中、太田さんとしてはどんなライブを期待していたのでしょうか?
A : ビートルズの曲をライブで聴ける。ポールが歌う。それだけですごいと思いました。

Q : 太田さんは確かウイングスの世代だと思いますが、1975年と1980年に、2度程グループの来日が中止になっています。そんなアフター・ザ・ビートルズ世代にとって、ソロ以降のナンバーで期待していた曲はありますか。
A : ロッド・スチュアートもカバーして歌っていた「Maybe I’m Amazed」なんか期待していたら、ほんとうに歌ってくれました!

Q : 中止になったウィングスの来日コンサートがもし実現したら、いずれも東京では日本武道館で行われる予定でした。ここ数回の来日で武道館のライブも行われているものの、現在では東京ドームという、巨大なスペースでの公演がメインとなっています。太田さんの世代としては、そういった会場で見るコンサートはどういう印象なのでしょうか。
A : 東京ドームだったから音は期待できないなと思いました。実際はPAが良かったから十分楽しめましたけどね。後からわかったのですが、QSCのミキサーとスピーカーが使われていたのは驚きました。今になってサウンドハウスの仕事で翻訳した記事の中に出てきたんです。

「キーボードプレーヤーWix Wickens氏が参加しているポール・マッカートニーのツアーにTouchMixとK.2シリーズが!」

Q : パンフなど、物販で何か購入されたでしょうか。各日とも終演時にはパンフは売り切れていたという話しを聞きますが。
A : CD「Back in the Us Live 2002」を現地で買いました。

Q : コンサートのオープニングでは、少しだけ客電が落ちて、アンビエント・ミュージック(ポールの覆面ユニットTHE FIREMANの曲)が流れる中、サーカスのような余興がありました。そんな演出を太田さんとしてはどういうお気持ちで眺めていたのでしょうか。
A : 巨大な風船がゆっくりと歩いていく。何か起こるという予感がしました。

Q : バック・バンドは、これまでのツアーのテクニシャン的なバンドと違い、若くて勢いのあるアクションが印象的でした。それには賛否両論あったようですが、太田さんとしての印象はいかがでしたか?
A : 1曲目。「Hello Goodbye」がコーラスで始まったとき、口がぽっかり開いて息ができなくなりました。ビートルズだよ、これ。レコードやCDで聴いた音そのもの。

Q : 若いメンバーと一緒に演奏する事で、ビートルズ時代のように若返ったポールが帰って来たみたいな?
A : そうですね。ビートルズの音を知っているのはポールだけですから、バンドメンバーの若さとテクニックに加えてPAを含む、音全体のプロデュースが素晴らしかったと思います。

Q : アコースティック・コーナーでは、クライマックスにジョン・レノンに捧げた「Here Today」を演奏していました。このツアーで初披露でした。やはり涙モノでしたか?
A : そうですね。ジョンが撃たれた日のことを思い出してしまいました。当時、黒いネクタイをして1週間会社に行きました。夜はイマジンを歌いながら泣いてましたね。あのニュースはFEN(米軍向けAM放送)今のAFN (American Forces Network)で聞いて知りました。英語の練習で毎朝出勤前に聞いていたんです。

Q : つづく、ジョージの「Something」。ジョージ・ハリスンからもらったというウクレレ一本で、ポールが歌っていました。ポールのウクレレ姿を私達初めてみる事になったのですが、あれでウクレレにあこがれた方も増えていたようですね。
A : あのコンサートでいつまでも心に残る曲のひとつです。ウクレレはギターが弾ける人なら1日で弾けるようになります。日曜日の遅い朝食に、フルーツとシャンパンを楽しみながらソファでつま弾くなんて最高です。

Q : 先程触れました「BACK IN THE U.S. LIVE 2002」には、9.11事件をうけて急遽発表された「Freedom」など、当時の話題曲も入っていましたよね。しかし日本では、最近の曲をいくつかカットして、代わりに初披露を含むビートルズ・ナンバーを披露(後にリリースされた「BACK IN THE WORLD」に収録)。 より一層ビートルズ・サービスが充実した内容となった中、特に印象が深かった曲はありますか?
A : やはりオープニングで歌ったHello Goodbye。あの繰り返し出てくるリフレインは単純なドレミファソラシドなんですよ。楽器を弾いている人ならすぐにわかると思います。それから「Hey Jude」。歌詞は暗記していたから、会場全体と一緒に、おなかいっぱい声を出して歌いました。

Q : このライブで印象深かった出来事とかあったら教えてください。
A : 当時、勤めていた会社(東京丸の内)と米国シリコンバレー本社、そしてお客様の間を飛び回っていました。このコンサートを聴くために羽田東急ホテルを予約して、コンサートの後宿泊、翌日朝一番のフライトで客先へ戻るという過密スケジュールでした。素晴らしいライブを聴くのも仕事も全力投球でしたね。もちろん、今も変わっていませんよ(笑)。

Q : 今年は、2002年の来日以降から不動のメンバーで、また来日するわけですが、太田さんが、今度の来日に期待したいナンバーは何でしょう。
A : 「Here There And Everywhere」。ビートルズの曲ってバッハやショパンみたいに日常生活の中で自然に聞こえてくることが多いです。この曲は休日に何となくボーッとしてるとき、なぜか流れてきて心を奪われます。ポールがこの曲を、もう一度今のメンバーで再現してくれたら素晴らしいと思います。
 I want her everywhere
 And if she's beside me I know I need never care
 But to love her is to need her everywhere
 いつも一緒にいたいな。隣にいてくれたらほっとする。
 いつも一緒にいたいと思う願い、それが僕の君への愛。

今回の語り手:太田 達司(サウンドハウス商品 海外グループ 翻訳担当)
高校のときに友人が始めたロックバンドにボーカリストとして参加。ビートルズやブリティッシュ・ロックグループのコピーに夢中になりましたが、声がハードロックに合わないためクビになり、その後カーペンターズやサイモン&ガーファンクルの美しいハーモニーに魅了され、コピーデュオを結成。学園祭などでよく歌いました。
大学のときはクラシックギター部に入り、4年間じっくり音楽の基礎を学びました。
20代後半に、勤務していた外資系半導体装置メーカーの本社がある米国シリコンバレーに駐在。仕事の合間、サンフランシスコを中心にコンサート回りをしてました。ミュージカルを含む多くの素晴らしいライブに触れ、当時の感動は今も忘れません。
サウンドハウスでは音響機器プロモーションビデオの字幕を作ったり、マニュアルを翻訳したりして頑張っています。
QSC (キューエスシー) / K12.2
QSC (キューエスシー) / TouchMix-30 Pro
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営業部 / 市原 雅之

45歳にしてオヤジバンドにベーシストとして参加。バンドでサウンド・ハウスの存在を知りその勢いで入社。 趣味は英国ロックのレコードコレクション。ポール・マッカートニー、デヴィッド・ボウイとP.I.L.を愛する永遠の29歳。

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