皆さん、音作りは捗ってますか?
近年、マルチエフェクターの進化は目覚ましく、ライブでの即戦力となるフラッグシップモデル譲りの高音質を保ったまま、コストパフォーマンスに優れたモデルが続々と登場しています。
しっかり活躍してくれる高性能なマルチがほしい。
ただ予算には限りがある・・・
そんなギタリストの皆様へ、今回はライブでの汎用性を念頭にミドルクラス(3万円〜7万円台)のマルチエフェクター7機種を紹介します。その選定にあたり、ライブ使用で重要になってくる要素として以下の5点を挙げました。
- 音色切り替えの利便性
- 操作性・視認性
- スイッチの数
- ペダルの有無
- 拡張性
これらの観点を軸に、各モデルの特徴を比較しながら、ステージで頼れる一台を探っていきましょう。
「そこまで高額は出せない・・・」「そもそもマルチエフェクターって何?」という皆様には、以下の記事でマルチエフェクターとは、というところから3万円以下のお手頃なマルチエフェクターを紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
⇒【2025年最新】初心者におすすめのギターマルチエフェクター 7選【~3万円】
ZOOM / G6
ZOOMのフラッグシップG11のサウンドを凝縮したスタンダードモデルです。
大型のカラータッチスクリーンと、エフェクトの状態によって色が変わるスイッチ部のライトにより、暗いステージ上での操作性・視認性は抜群です。4つのフットスイッチは、エフェクトのON/OFFやプリセット切り替えを柔軟に割り当てることができ、演奏中の音色切り替えの自由度が高い点が魅力。エクスプレッションペダルも標準搭載されているため、外部機器なしでワウやボリューム操作が可能。
また、エフェクトループなどの接続端子も充実しており、外部機器との連携やライブ環境への対応力も十分です。高音質・多機能を有しながら、非常に軽量かつコンパクトな点も魅力!
筆者が実際触った感想を以下のブログで書いておりますので、参考までに!
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■ こんな人におすすめ
ライブでの操作性と視認性を最も重視し、軽量、コンパクトさを求めるギタリスト
NUX / MG-30
NUX MG-30は、この価格帯でデュアルDSPを搭載し、高解像度のサウンドと、高いパフォーマンスを実現したモデルです。
コンパクトな本体に搭載されたスイッチは3つですが、フットスイッチ「NMP-2 LITE」が購入時から付属しているので、場面に応じて5つのスイッチで操作が可能です。「シーン機能」を使えば、一つのパッチ内で複数のエフェクトのON/OFF状態を切り替えることができ、音色切り替えの利便性が高く評価されています。センド/リターン端子を備えており、外部エフェクターの組み込みなど拡張性も十分。
視認性の良いカラーディスプレイと堅牢なアルミ合金製の筐体により、ライブでの操作や持ち運びにも安心感があります。
詳細は以下のコラムで深く掘り下げられています!要チェックですね!
⇒ 愛用者が語る、実力派マルチエフェクター「NUX MG-30」の魅力
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MOOER / GE250
MOOER GE250は、「パッチ切り替えのスピードが速くて、音切れが気にならない」といった、ライブ演奏において高いプレイアビリティが評価されているマルチエフェクターです。
5つのフットスイッチとCTL(コントロール)機能を組み合わせることで、コンパクトな筐体ながら複雑な音色変更にも柔軟に対応。直感的なボタンレイアウトと、コンパクトエフェクターのブロックを模した、分かりやすいユーザーインターフェースにより、操作性と視認性に優れています。
MIDI入出力端子を搭載しているため、外部MIDIコントローラーと連携することでスイッチ操作の自由度を大幅に拡張できる点も大きな特長のひとつです。入出力にはエクスプレッションペダル端子やエフェクトループを備えており、拡張性と耐久性の両面で優れた実用性を誇ります。
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BOSS / GX-100
BOSS/GX-100は、直感的な操作性と、BOSSが誇る高品位なAIRDプリアンプ技術を融合させた新世代の定番モデルです。
4.3インチのカラー・タッチディスプレイにより、暗いステージ上でもPCを使わずに迅速な音作りやパラメーター調整が可能で、高い視認性を誇ります。8個のフットスイッチは、エフェクトのON/OFFとプリセット切り替えを自在にコントロールでき、複雑な曲構成にも対応可能。EXPペダル、SEND/RETURN端子、MIDI入出力端子を備えており、操作性の自由度と拡張性は十分。「AMP CTL OUT」をアンプのフットスイッチ入力へ接続すると、互換性を事前に確認しておく必要こそありますが、アンプのチャンネルやエフェクトのオンオフをGX-100側で操作できます。
まさに一台でサウンド全体をコントロールするためのマルチエフェクターという印象ですね。
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HEADRUSH / Flex Prime
HEADRUSH/Flex Primeは、ライブでの即応性に特化した設計が特徴で、大型のハイレゾ・タッチスクリーンによる圧倒的な視認性を誇ります。
直感的な「タッチ・スワイプ・ドラッグ」操作はスマートフォン感覚で、瞬時の調整や音色変更に強く、セットリスト機能によりミスなく曲順をこなせます。本体には、カラーLED付きで、自由に割り当て可能な3つのフットスイッチと、テンション調整可能なエクスプレッションペダルを装備。さらに、このサイズながら外部エフェクトループ(SEND/RETURN)、MIDI入出力端子を備えており、ライブ用システムの中核機器としても活躍します。
サウンドの評判もさることながら、「操作性」「拡張性」「実用性」のバランスがいいモデルといえるでしょう。
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Line 6 / POD GO
Line 6のPOD Goは、フラッグシップ機「Helix」シリーズと同じHXサウンドエンジンをコンパクトで扱いやすい筐体に凝縮した、コストパフォーマンスに優れたモデルです。
独自開発の「スナップショット機能」により、一つのプリセット内で複数のパラメーター状態を瞬時に切り替えられ、曲中の複雑な音色変化に柔軟に対応可能です。MIDI端子は非搭載ですが、エクスプレッションペダル、ステレオSEND/RETURN端子を標準搭載し拡張性は十分。メイン出力とは別にCab/IRブロック前で分岐した信号を出力できる「AMP OUT」端子を備えており、ミキサーとアンプでCab/IRの有無を個別に設定したサウンドを出力できます。また、このサイズにしてはフットスイッチが多い点も魅力。
Helix譲りのサウンドと操作性を手軽に持ち運びたいギタリストに最適です。
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HOTONE / AMPERO II
HOTONE Ampero II は、最新のモデリング技術「CDCM HD & F.I.R.E.」を搭載し、高音質と高い拡張性を兼ね備えたコストパフォーマンスに優れたマルチエフェクターです。
5インチのカラー・タッチディスプレイによる高い視認性と直感的な操作で、ライブ現場でも素早く音作りやパラメーター調整が可能です。フットスイッチは5基、エクスプレッションペダル、ステレオ対応のSEND/RETURN、XLRステレオ出力、5ピンMIDI IN/OUT端子を装備。
また、XLRコンボジャックとマイクプリアンプを搭載し、ギターのエフェクトチェーンから完全に独立したエフェクトチェーンでボーカルエフェクターとしても使用可能!
予算を抑えつつ、プロクオリティの音質と柔軟な拡張性を求めるギタリストに最適な一台です。
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いかがでしたでしょうか!近年は安価で小型かつ多機能なマルチエフェクターがどんどん増えています。今回ご紹介したマルチエフェクターはそれぞれ異なる特徴と魅力を持っており、ライブやスタジオ、練習環境など用途や予算、求める機能に合わせて選べるラインナップとなっています。音質、操作性、拡張性──どれを重視するかはあなた次第。ぜひ、自分の音楽に最もフィットする一台を見つけて、次のステージへ踏み出してください。
今回の記事が参考になれば幸いです。
皆様よいギターライフを!













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