IbanezとJTC Guitarのコラボによって実現したシールドケーブル ”GLIDELINE instrument cables” が手に入ったので、実際にいくつかのシチュエーションで試しながら、そのストロングポイントを探ります!
1. GLIDELINE instrument cablesとは?
GLIDELINE instrument cablesは、Jam Track Central (以下JTC)とIbanezがコラボレーションし、開発された楽器用シールドケーブルです。JTCは、IbanezエンドーサーのTom QuayleやMartin Millerといったプロミュージシャンによるオンライン指導を、高品質な教材とともに提供するオンラインレッスンサイトです。GLIDELINEの開発には、多数のプロミュージシャンによるフィールドテストで得られたフィードバックが反映されています。
DTMでもライブでも活躍するケーブルとのことなので、いくつかの方法で使用してみます!
2. 開封!!
個性的なカラーリングをしたプラグキャップ

開封してすぐ目に飛び込んできたのはこのプラグキャップ!!個性的なカラーリングのキャップがカッコいいですね。シールドって見た目が地味なことが多いですが、GLIDELINE instrument cablesはひと味もふた味も違います。他の人のシールドと混ざって分からなくなることもないですし、使うたびにテンション上がりますね!
ケーブルの取り回しと耐久性
一般的なシールドとケーブルの太さを比べてみました。一般的なシールドと比べてもかなり太めのケーブルとなってますね。(上の画像、一番上)
ケーブルは硬めで、ねじれたり絡まったりしにくい印象です!キャップ内の処理もがっちりとしていて耐久性も安心です。


3. 実際に弾いてみた
さっそく、自前のギターアンプに繋いで弾いてみました!
原音重視でありながらもワイドレンジ。中~高音域がしっかりと出ていて、煌びやかな音
弾いてみた印象としては、原音重視でありつつもレンジが広く特に中~高音域がしっかりと出ていて、煌びやかな音でした。自分の弾いたタッチやニュアンスがよりしっかりと出るといった感じですかね。出音が元気になったという印象です。しっかりと歪ませてもはっきりとした出音は変わらずでした!

エフェクトの「ノリ」も高水準
エフェクターを通してもその質感は変わらず、特に深いリバーブや、コーラスなど、強めに空間系・モジュレーション系エフェクトをかけたときのエフェクトのノリの良さには驚かされました……。Shimmer系のリバーブをよく使うので、そういったサウンドにもすごく合うんじゃないかな〜と想像力を掻き立てられました。
私自身、JHS PedalsのMorning GloryやSHIGEMORIのRUBYSTONEを使用しており、煌びやかなオーバードライブが好きなのですが、そういったペダルを繋いでも、エフェクター本来の良さを余すことなく表現してくれるな、と思いました。
ベースにも最適
ベーシストの友人にGLIDELINEを試してみてもらったところ「ブライトな音になって輪郭が出る感じがした、”パキッとしたサウンド”を出す最近のシーンの音楽にもすごくマッチする」「普段使っているケーブルよりもノイズが少ない気がする」と、感想をもらいました。「半導電性シールドの周りに編組形状のOFC(Oxygen-Free-Copper/無酸素銅)シールドを巻くことで、高いノイズ耐性を発揮します」と紹介されているように、ノイズ対策もバッチリのようです。

DTM/DAWでの使用
最後に、ギター→GLIDELINE→オーディオ・インターフェース→PC内のアンシミュ、の接続順で繋いで弾いてみました。
メーカー推奨でもありますが、たしかにGLIDELINEのレンジの広い音はDTMにもマッチするな〜という印象です。情報量の多い音で録音できると、後からDAW上で編集する際に選択肢が広がりますね。

4. ギターレッスンを受けてみた!
JTC Guitarのレッスン動画が付属
箱の中にはQRコードが印刷された台紙が同梱されています!会員登録してこのQRコードを読み取り、GLIDELINEコンテンツ専用ページからログインすると、JTC Guitarの動画コンテンツを入手することができます!
My Libraryのページを開くと5つの楽曲の動画とTAB譜、各楽曲のバッキング音声ファイルが利用できます。

演奏レッスン動画とTab譜
実際に動画コンテンツを開いてみると、こんな画面が!
※TAB譜にはモザイクをかけています。
TAB譜と演奏動画がセットになっていて、手元を見ながら、TAB譜をみながら練習できます!再生速度を変えることができ、メトロノームもついていて練習に欲しい機能がしっかり詰め込まれていますね。プロミュージシャンの高品質な動画レッスンがついてくるのも嬉しいポイントです!

5. まとめ
今回はGLIDELINE instrument cablesについて、どんな強みがあるのか、実際に使いながら探っていきました!GLIDELINEは宅録で制作をして、ライブで演奏するといったアーティストにとっても強い味方となるようなケーブルだったのではないかと思います。ブライトで密度の高い音質、高い耐久性でいろんなシチュエーションで活躍しうるポテンシャルを感じました。
機材もひと通り揃ったし、高品質なシールドケーブルを手に入れたい!というひとに積極的に使っていただきたいです!